ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

良い文章を書きたい アイデア広場 その213  

2017-10-04 16:21:42 | 日記


 書くことは、言葉を用いた遊びの要素を持っていました。書くことは面白く、楽しい行為です。その心地よさは、スポーツのように本気にさせるもの持っています。書くことで明確になる心地良さがあります。その先には、分かっていくという面白さがあります。さらに、書いたものを誰かに読んでもらうことができれば、この楽しさや面白さは倍増していきます。
 そこで、文章を書くことの楽しさや面白さに迫ってみました。文章を書いて仕上げに段階になると、不満が残ります。「もうちょっと、何とかしたい」という気持ちが湧いてくるのです。どんなに完璧に仕上げても、この気持ちを抑えることができません。文章を書いていると、習慣的事柄とは別のものを見つけてしまうのです。断片的で一見価値のない事柄が、瞬時に価値ある情報に変えてしまうのです。もう少し深掘りすれば、より価値ある情報を探り当てるのではないかという期待です。情報は一つではなく、いろいろ出てくるのではないかという欲なのかもしれません。
 単に書くだけならば、書きっぱなしや垂れ流しになります。文章を書き始めると、書き手は文章の暴走を止めることができなくなります。書くことを続けるならば、自分自身の文章を定期的に読み返すことが良いようです。自分が書いた文章を、他人はそう簡単には分かってくれないものです。分かってもらう気持ちがあるならば、正しい言葉を正しい順序で並べることが礼儀です。その確認は、常にすることになります。
 抽象度の高い文章は、気品があります。この気品ある文章を皆さんに分かってもらうためには、具体例があるほど説得力が増します。主張や意見は、抽象度が高いほど良いようです。現代について主張したければ、過去との比較をすれば分かりやすくなります。抽象と具体とをバランスよく繰り返す文章が、論理的で分かりやすい文章になります。良い文章とは、独自の内容と相手に分かる表現が備わっています。こんな素晴らしい文章を、書きたくなります。
 

お笑い芸人の素晴らしさを堪能する  アイデア広場 その212 

2017-10-04 16:14:49 | 日記

 日本の和食が海外で、ブームになっています。同じように、日本の落語もいった先々の国々で人気を博しているのです。落語は、扇子や手拭いを使ったしぐさと演技の表情で観客を魅了するようです。落語家に言わせると、落語は世界で最も笑わない日本人を笑わす芸なのだそうです。その芸が、世界中の人を笑わすことは当たり前だという答えでした。日本には落語のほかに、漫才そしてお笑い芸人という人たちが、笑いの文化を支えています。
 そこで、笑いの芸人の素晴らしさを深堀してみました。お笑い芸人がずらりと並んだバラエティ番組は、ほとんどが事前収録です。お笑い芸人にしゃべらしておいて、面白いところだけ編集してつなぎ合わせているわけです。彼らに与えられた時間は、20秒足らずです。その20秒で、面白いコメントをいえる芸人だけが生き残れる世界なのです。ひとことで本質を捉えて、それを起承転結でまとめてしまうのです。その時間20秒、驚異の世界です。
 出演者は相当に気が利いたことを言わないと、編集の段階でカットされてしまいます。カットされた段階で、次からの出番がなくなります。リハーサルのある番組でも、カメラマンがカット割りができる場面を多く出す芸人にカメラの焦点を当てて待ち構えています。リハーサルで良い演技した芸人に、本番でもカメラワークが多くなります。良い芸を出し続けることは、芸人の創造的意志に相応する行動です。彼らの頭の中では、お笑いの話が、階層的に整理されています。整理されたものをが瞬時にアウトプットされ、言葉として出てくるのです。より優れた芸人は、言葉以上にわかりやすい「しぐさ」として表現してきます。余談ですが、記憶はインプットよりもアウトプットのほうが難しいのです。インプットした記憶を、瞬時にアウトプットすることができれば、入試の問題は解決していますのです。「今でしょう」という言葉は、いらなくなるのです。
 お笑い芸人は、さらに進化しています。100%の男と言われた欽ちゃんは、芸人の社会的地位を今までになく高めました。芸人が番組で使われる立場から、番組を作る立場にしてしまったのです。芸人が発信する番組が、今や数多く制作されています。笑いやアイデアを出さないと生き残れない世界が、お笑いの世界ともいえるかもしれません。視聴者を「そうなんだ」とか「まさか」という視点に導く才能は、非常に貴重なものです。これだけ素晴らしい芸人から芥川賞作家や政治家が出てくるの当然でしょう。
 私はこれだけ素晴らしい芸人が、日本だけに埋没したくほしくありません。外国に渡り、外国のジョーカーと笑いの切磋琢磨してほしいのです。日本の笑いも世界の笑いも、私たちに届けてほしいのです。日本人のユーモアのセンスは、低いといわれています。本当かどうかはわかりません。でも、日本のお笑い芸人の才能があれば、世界に打って出ることはできるはずです。日本をユーモアのあふれる国にしてほしいものです。