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アイデア広場 その57 1,非認知力を高める保育園 2,高校生に生活可能なスキルを身につけさせる 3,余暇時間の作り方

2017-04-18 22:16:58 | 日記
アイデア広場 その57 1,非認知力を高める保育園 2,高校生に生活可能なスキルを身につけさせる 3,余暇時間の作り方

1,非認知力を高める預かり保育園

忍耐力、協調性、自制心、やる気といった非認知力を、経済学者は対象として来ませんでした。子どもへの期待が、学力や学歴、そしてIQなどの認知力の向上に集中しすぎていたのです。なぜ所得格差が起こるかを分析すると、「学歴の違い」が大きく浮かび上がってきました。さらに調べていくと、非認知力が社会的成功に貢献していることが明らかになってきたのです。幼児期では、認知力と非認知力を強化し、思春期では、意欲や社会的スキルを強化すべきだという戦略が明確になってきました。
そこで、認知力と非認知力を育てる『預かり保育園』を探してみました。今は、預かり保育が充実しています。サイトで保育士と親の要望が、容易にマッチングすることができるのです。悪い保育園は、誰でもすぐに預かります。でも、内容に問題があります。子どもが喜ぶことに、1時間とか2時間過ごさせることが多いようです。テレビを見せるとかゲームをさせるとか、そしてインターネットでの教育プログラムを実践させることで、時間を過ごさせます。良い保育園は、子ども自身が関心を持っていることを追求させます。園児にあえて、自由を制限する「しつけ」も行います。自由を制限される子どもには、忍耐力とか自制心が芽生えます。非認知力が高かった子どもは、大人になってからも健康度が高いことが分かっています。自制心のある子どもは、30年後の社会的地位や所得、そして財務計画性が高いことが明らかになっているのです。非認知力は、就学前の時期に大きく発達します。この発達に、保育園は大きく関与しているわけです。単に、預かってもらえれば良いという段階から、子どもの将来を重視した保育が求められています。

2,高校生に必要なスキルを身につけさせる

1989年(平成元年)には、高校生が400万人と学校数が4200校の規模でした。2016年には、230万人と3600校に減少しています。高校生の減少は急激な傾向ですが、学校数の減少が緩やかです。地域で、高校存続の運動が盛んに行われているのです。でも、いずれ高校生の減少とともに、学校数も減り続けるでしょう。昨年の夏に白馬のリゾートホテルに泊まりながら、何日か長野県を観光しました。ソバが安く美味しかったことが、印象に残っています。そのその白馬村にある白馬高校が、全国から生徒募集することにしました。県立高校には再編基準があり、人数が少なくなると廃校や他校との再編が行われます。その対策として、全国から生徒を募集するという方針になったわけです。この方針は成功し、白馬高校の潜在能力を生かした学校経営が続くことになります。
そこで、これから廃校や再編に直面する高校のサバイバルについて考えました。高校生は、就職したあと3年で3割から5割の人が職業を変えていきます。高校の教育は、社会のニーズを考えずに行われている面があります。教育内容が、就職に繋がっていないのです。そこで希望する職業から、高校の内容を決めていくことにします。例えば、村に介護施設があり介護士が足りない場合、ここに村立の介護系の高校を作れば良いわけです。全国の中学生から、介護士を希望する生徒を集めるのです。授業料を無料にし、空き家を宿泊施設にします。教育は徹底し、全員合格は当然のこと、村の介護施設で実習を繰り返します。当然、バイト代をもらい、普通の高校生程度の娯楽は享受します。

3,余暇時間の作り方

意外と時間があるようで、無いのが高齢者なのです。豊かな生活を求めれば、求めるほど時間の確保が必要になります。特に、やりたいことが多い高齢者には、時間の作り方や使い方のノウハウが大切になります。もとも衣食住の中に豊かさを求める生き方も、当然あります。
そこで、今回は衣食住以外のものに、生きがいを求める高齢者について考えて見ました。まず、時間の作り方です。食事に関しては、ハンバーグ、コロッケ、カレーなど冷凍保存できるものは、一回にまとめて作ります。自分で冷凍して、食材は焼くなり揚げるだけにすれば楽に作られるようになります。食器洗いを少なくするために、4仕切りのランチ食器を使います。衣服に関しては、デザイナーの同じ服に統一します。デザインは、流行に流されないシンプルな物を選びます。掃除などの家事は、手を抜けるところは手を抜きます。そして、余った時間を、自分のものとして使うことになります。最後に、世間の義理を頑なに避ける姿勢を取ります。余暇は、安閑としては手に入らないものなのです。