局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

素晴らしい人を惜しんだ日

2021-11-03 20:26:02 | 様々な思い
昨日のこと
恵比寿駅より久しぶりにWホテル方面へ





バカラのシャンデリアはやっぱり美しく クリスマスの準備期間なんだなあと少し気がせく

1

ホテルの地下へ






献花





8月10日に亡くなったこの方のお別れ会だった。





誰もが知っているこのパズルの創始者





彼の死はBBCも伝えたという 世界の何十か国で何億人だかの人々がこのパズルを楽しんでいるのだから





初めてお会いしたのは、ワタシの初めて参加したゴルフコンペの場だった。主催のNちゃんしか知人はいないし、周りは知らないオジサンばかりのaway感たっぷりで緊張している時に
「局ちゃんって呼ぶね~」と親しげに話しかけてくれたのが彼だった。
そこのゴルフ場は難しくスコアは酷かったけど、それで何となく緊張感が取れてごく自然にその場に溶け込めたのはそれがきっかけだったような気がする。
その後何回か同じ組で回ったり、コンペ後のパーティーでワインの話や海外の話(なにしろ世界中どんな国にも行っている人)で盛り上がったりで、短い期間でそう何度もではないが、友達の末席に加えてもらったのは今思うと幸せだった。
世界的なヒトなのに、まるで偉そうな所はなく、人を差別もしないし、誰にでもフレンドリーで、自分自身も楽しそうで、その場の誰もを楽しくさせる方だった。

最後にお会いしたのが一昨年のコンペ
「局ちゃん 腕あげたね~」と褒められたのが嬉しかったが、それが最後のラウンドだったんだな と今思うとしんみりしてしまう。
私の両親が介護施設にいるって言ったら、「じいじとばあば」用の本もくれたっけ。
去年はコロナ禍でお会いできなかったが、今年にはいってから「どうも体調がよくないらしい」と聞いて心配だったが、また飄々と回復してくれるんじゃないかなあと思っていたのにな。








6年前の日めくりカレンダーが展示してあったけど、この一枚一枚がなんとも味がある。
今、一番欲しいモノはこのカレンダーの現物だな~

お別れ会も本人を偲ぶ以上に 参加者を癒してくれるような雰囲気だった。
現社長さんのあいさつでも「喪失感はあるし、悲しいけど、世界中の人が彼を悼んで優しい言葉をかけてくれたのが嬉しい」という言葉がとても腑に落ちる。確かに会社のツイッターを見ると直接の知人もそうでない人もみんなが本気で惜しんでいて、悪く言う人が一人もいない。
本気で仕事して、本気で遊んで、みんなを楽しませて、自分も楽しんで、惜しまれながら一生を終えた。
ある意味すばらしい人生ですね。

とはいえ69歳は若すぎるけどね。
Nちゃんはじめ親しい飲み仲間はこの会の後 彼の好きだったウイスキー&ソーダ(で混ぜないやつ)を飲んで
「カジさん 死んでる場合じゃないよ!」って唱和したそうだ。

会葬御礼の中に入っていたハガキがなんとも可愛くて、額に入れた飾った。



コメント (2)
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