修理

プリメインアンプを修理に出しました。

このアンプは、高校入試に成功して、第一希望の学校に合格した際の褒美として購入を約束していたものです。

当時、実家には古いセパレートステレオがありました。

セパレートステレオとは、本体とスピーカーが分離できるという意味だった気がします。ビクターの製品でセトモノの小さい犬の置物がついていました。

父がそのステレオで加山雄三の「きみといつまでも」とか「サントワマミー」とかを聞いていました。

そのステレオが壊れ気味だったので、ステレオを買いなおすときに、σ(＾＾)の希望のステレオを買ってくれることになったのです。

当時、スピーカーを４台使った、テクニクスのセパレートステレオが流行っていて迷いましたが、単品を揃えるコンポーネント方式にしました。

それで、スピーカーとアンプが大事と、家族でオーディオショップに出向いて、聞き比べをし、かなり悩みましたが、結局スピーカーは私の希望の品になりましたが、
アンプは、家族希望のものになりました。

私はサンスイが欲しかったのですが。

その後、高校と浪人の計４年間は、そのアンプとスピーカーで音楽鑑賞しましたが、大学入学後は帰省した際のみ、聴くステレオになっていました。


今回、実家に戻った際、昔のステレオで音楽が聞きたくなり、アンプのスイッチを入れてみました。すると････


最初は、それなりに音が出ていたものの、裏から煙が出始めました。

「これはやばい」と使用を中止し、捨てるか修理するか悩みましたが、修理できるならしてもらおうということになり、見積もりを依頼しました。

すると、いろいろ部品の交換が必要で、購入価格の６０％くらいの修理費になるとのこと。

迷いましたが、もうこんな製品はありません。

古い電気機器に価値があるとはいえませんが、せっかくだから修理してもらうことにしました。

修理が完了した旨の電話をもらいましたが、そのなかに驚きの一言が。

「過去に修理した跡がありましたが、装着している部品に誤りがあり、１Ｗを越える音量では歪みが出ていました。正しい部品に交換しておきました。」


これまで、私が修理に出したことは一度もありません。

使ったのも最初の４年間で、その後壊れたとか修理に出すなんて話は聞いたことがありません。

もし、私が知らないうちに修理に出したとしたら、購入店でしょうけど、購入店がこっそり自前で修理して、納品したのでしょうか。

σ(＾＾)聞いていた最初の４年間は、既に間違った部品で動作していたのでしょうか。


父亡き今、真相はわかりませんが、昔の思い出よりも音が良くなっているかもしれないと思うと、ちょっぴりワクワクしています。

少しでも節約するために、修理品は受け取りに行くようにしましたが、まだ行っていません。