昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(400)河野太郎外相の存在感

2017-12-16 07:25:13 | エッセイ
 エッセイも400回になる。 
 今回は安倍首相内閣で異彩を放つ河野太郎外務大臣を採り上げる

 
 サイコパス、トランプ米大統領は、今度はエルサレムをイスラエルの首都と認定すると言い出した。
 
 中東にまた火種をばらまいた!
 
 これにはアラブ諸国の他、ほとんど国が非難している。
 
 日本は?
 
 トランプのお友だちを自認する安倍首相は何も言わないが・・・。

 彼の任命した河野外相は、中東情勢悪化を懸念し、「イスラエルとパレスチナが共存共栄する<二国家解決>を支持する」と明快に表明した。
 
 
 彼のおじいさんは鳩山首相の尻を叩いて、日ソ国交回復させた立役者の河野一郎だ。
 お父さんは、村山首相の副総理として韓国に外交的配慮した「河野談話」で物議を醸した河野洋平である。
 そして、安倍首相の任命した外務大臣、河野太郎。
 「横紙破り」と称される河野一族のひとりなのだ。
  
 河野太郎は、外相就任時、洋平の息子として中韓両国からは評価されたが、王毅中国外相に海洋進出問題で異議を唱え、韓国には「独島(竹島)防衛隊」に激怒して、両国から失望されたという、一徹者なのだ。

  今後の河野太郎の活躍が注目される。
  日本の主導で、国連で北朝鮮問題に関し安保理の外相会議が開催された。
  
  河野外相が議長を務めた。
  珍しく北朝鮮の代表も出席しアメリカとの非難の応酬が繰り広げられた。