2月25日から開会された3月議会定例議会は昨日3月23日で閉会した。市長提出議案39件のうち、多選自粛条例案「玉野市長の在任期間に関する条例」の1件を否決し、38件を賛成多数で可決した。議員定数を15名程度に削減を求める「玉野市議会議員削減についての請願」と、定数の現状維持を求める「住民意思を適正に反映し、行政を監視する代表機関にふさわしい議員定数を確保し、市議会の改革を求める請願」の2件は不採択とし、「玉野市議会議場に国旗・市旗の掲揚を求める請願」を採択した。
委員会提出議案として、現行22名の議員定数を1名削減し、21名とする「玉野市議会議員定数条例の一部を改正する条例案」を全会一致で可決した。
また、人事案件として、玉野市教員委員会の任命、情報公開不服審査会委員の委嘱について同意し、請願4件を継続審査とした。
日本共産党市議団は、黒田市政の平成22年度一般会計予算案の市民生活向上、福祉充実の積極的施策を高く評価しつつも、不要不急の事業・施策のさらなる見直しなどを指摘し、介護保険、国民健康保険会計予算など7議案に反対、議場内への国旗掲揚に関する請願1件の採択に反対し、議員定数現状維持と議会改革を求める請願の不採択に反対した。
休会日があるにしても、一般質問、議案質疑で6日間、総務文教常任委員会の審査で5日間、最終日と合わせて12日間。その前後に予算案、議案の審査準備、一般質問の論戦準備など、この3月は、まさに議会準備、議会対応であっという間に過ぎてしまう。十分な議会対策ができたかといえば、反省点も多く、日頃の準備不足を含め、多くの課題と教訓が残された。