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遂にETC構造のスピーカーケーブルが!

2016-07-12 20:39:21 | NEW

遂にETC構造のスピーカーケーブルが発売されます。


これまでETCの技術はライン・ケーブル分野のみで

使われてきました。

勿論、ETCはスピーカーケーブルにも応用できます。

しかし、これまで発表しなかったのは

要するに慎重を期しての事でした。


例えばRCAにてETCケーブルをCDP→PREそしてPRE→POWERの両方に使ったら

どうなるか?  等々、実際に試して検証してみなければわからない事には

複数の事例で、徹底的にやってみなければわかりません。


RCAでのETCの複数使用例は最近では増えてきて、実際は最初に危惧したほど

マイナス面が出てくる事はなく、それよりも良い面、そして「それでしか出ない音」が

ある等々、実際のユーザーの方々より好結果の報告があります。


そんな中、いよいよスピーカーケーブルでの実験というか製作が

始まりました。そのターゲットに選ばれたのがかつての名作「エルミタス」です。

このSPケーブルの今日版を作ろうと色々と案を考えていたのですが・・

ふとETCにしてみようと思い立ちました。


そして作られたのが、このNEW ELMITUS(ニューエルミタス)です。

ETCなので左右指定があります。赤がRで青がLです。そしてGND側が黒となります。

TMDの試聴室で早速、常用のブラックオパール原器からNEW ELMITUSに交換。

色々、聴いてみました。

最初はRCAの標準ジェニオスロンドンを使っての試聴です。

驚いた事に第三世代ETCケーブルのような音がロンドンでも出てきたのです。

つまりこれは、これまでの常用SPケーブルよりも性能が上がったという事なのです。

具体的に言いますとロンドンは確かに分解能も良く、音が前に出てきますが

それ以上の何か・・・例えば第三世代グルーブが醸し出すような更なる情報量や

音場の明確化までは辿り着かないのですが、このNEW ELMITUSにSP CABLEを交換したら

あっさりとソレが出ました。余りに呆気なくグレードアップしたので拍子抜けしたぐらいです。

確かにスピーカーケープルもエレクトラム以降、エルミタスや最近のチェックメイト等

色々出てはいるのです。しかし・・何というかノーマルケーブルの範囲での音変化なのです。

分解能が上がったり周波数のバランスはケーブル毎に異なります。

しかしこのNEW ELMITUSのような音場方向での圧倒的な可視化は無かったのです。

音が見えるような事を「可視化」とすると、正にNEW ELMITUSから可視化可能な領域の

スピーカーケーブルが始まった気がします。

これまででも確かに音は見えてはいます。しかしその正確さゆえの音の定点定位の自然さは

従来の曖昧さが残るノーマル・スピーカーケーブルから一歩脱却しています。

早くやれば良かった、と反省しています。

今後はETCスピーカーケーブルの製作が増えていきそうです。


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