TMD BLOG

1986年創業のTMDのブログです。

KGB-PRE 3号機

2016-06-24 19:45:15 | NEW

KGB-PRE 3号機をHPにアップしました。

________________________________________________

 

TMD  KGB-Pre 3号機 

 

今回のKGBプリ3号機は遂に中も外も全て1から創った本来の意味でのスタートとなります。価格ランク的には以前のTMD Model-41 Preが定価41万でしたので1万円だけアップとなりました。しかしながらKGBケーブルが内蔵されているという意味では逆に安くなっているとも言えますね。

さて、この3号機、これまでの1号機や2号機と何がちがうのでしょう?一つはケースが違いますよね。オールアルミボディのリジットなケースです。ある種、ライカのカメラのような精密感が漂いますね。

 


中央に何やらスイッチらしきものがあり、これがデザインポイントになっていますが、実はこのスイッチは後で言いますが重要なポイントなのですね。

さて、前回、前々回と同じ様なことを言うのも退屈ですから今回の3号機では別の事も少し言いますと、そもそもTMDがプリアンプを作ったのは実はマイクプリアンプが最初でした。これはTMDの出自を既に知っておられる方には説明不要ですが、TMDの前身であるMD(ミュージックデザイン)時代は録音周辺機器を作っていました。その中で最もHIFI性能を要求されるのがマイクプリアンプでした。MD時代はマイク録音のためのプリアンプを数多く作りましたが、その時の経験が今に生きていると言えます。つまり目の前に原音がありありとある環境です。だからマイクプリアンプの使命はその原音を歪みなく増幅する事です。そこで得た様々なノウハウがオーディオ用プリアンプにも使われています。ただし、それだけではありません。TMDはKGB PREから新しい段階に入ったのです。それは個性ある音作りとも言えます。

録音されている音をそのまま出す事を是とするオーディオマニアの方は多いです。しかし、その録音現場の実情をよく知っているTMDとしては更にこう付け足します。それは「生の音というものはまずマイクの振動板から始まって様々な機器やケーブルで変化してしまいます」と、つまり録音された音には原音そのものはもう無いのです。
ある意味、この変化してしまった音を「それらしい音」に戻す作業がオーディオ技術とも言えるのです。

おわかりでしょうか? CDにもLP盤にも既に原音は入っていないのですから、如何にそれらしい肉迫したサウンドを取り戻すかがオーディオ技術なのです。これはマニアの方達も同様です。TMDが様々なケーブルを作っているのはお客様が望むサウンドを得る為の一助です。お客様の数だけ嗜好があるのです。

そしてKGB PREによってプリアンプそのものも個性ある音色を作る事ができるようになりました。これまでの世界中のアンプは個性というよりも個体差に近い程度の音色の差はあっても、特にハイエンド志向になってからはどのメーカーのプリアンプも似たような音の比べ合いになっていたのが実情です。こうした一群から飛び出したのがKGB PREです。

さてこのKGBプリ3号機の大きさは横幅32cm、高さ7.3cm、奥行26cmとなります。重さは3.4Kgです。非常に良くできたケースで肉厚のあるアルミニウムが梨地仕上げになっており重厚感があります。ケースは小型ですが持ってみるとずっしりと感じます。

KGBプリのフロント・パネルには二つのツマミがありますが、これが音量調節用の「可変ゲイン」のツマミです。LR独立しています。

 


KGBプリのリアパネルです。入力がRCA1系統、出力もRCA
1系統の余分なものが一切無い仕様です。リアパネルに電源スイッチがあります。お薦めは電源は切らない事です。プリの場合、付けていても消費電力は僅かなものなので、いちいち消していると付けてから音が良くなるまで待つのは逆に時間の無駄です。付けっ放しをお薦めします。


今回のKGBプリは3号機という事で力が入っております。KGB PREも作れば作るほど経験値が増していく感覚がありますが、一つの節目がこの3号機かなと思います。

 

SOUND & TONE 2種類のテイスト

 

 

このKGB-PRE3号機ではプリアンプのトーン・モードを切り替える事ができます。これは、この3号機のみのスペシャルファンクションです。是非、お楽しみくださいませ。

 

LEDが赤の時 中域の熱いHOT MODE

 

前面のトグルスイッチが下側に向いている時は言わば熱いJAZZ、中域に魅力を持ったHOT MODEと云えます。例えばサクスフォンをこのモードで聴いてください、このモードの魅力がわかります。そしてボーカル、この人肌的な温度感は音楽を聴いて寛ぐ一時を至福の時間に致します。ALTEC等の中域に魅力を持つスピーカーなどと共通の魅力がこのモードにあります。

 

LEDが緑の時  KGB MODE

 

前面のトグルスイッチが上側に向いている時は正に KGBモードです。KGBは「カーン」と響くスネアと「ゴリゴリ」と唸るBASS、そして「バシャーン」と炸裂するシンバルを表現します。この効果は内部に格納したKGB3のホット側部分によって得られています。音はCOOLな印象があります。つまりジャズを熱く聴きたい時もCOOLに聴きたい時もスイッチ一つで使い分けることができるという優れものなのです。

 


3号機に至って一つの完成を見ました。以前、寺島さんが著書の中でTMDのアンプの内部配線材について触れていますが、その時に「TMDはケーブルメーカーなのだからアンプの配線材などお手のものだろう」と書かれていましたが、今思いますとそれは、このKGB PREに至って漸くそのレベルに近づいてきたような気がするのです。

 

こんな感じでKGB-PRE 3号機をHPにアップしました。リンク

 

_______________________________________________


KGBプリ 2号機について

2016-06-21 23:38:25 | NEW

本日、セールにKGBプリ2号機をエントリーしました。

サイトの方と重なる部分もありますが、ここでも少し説明いたします。

今回のKGBプリ2号機の中身はかなり昔に作った高性能プリの物を幾つかの仕様変更を行い新しいケースに入れKGB化したものです。今回、宣伝の意味も込めてコストパーフォーマンスの優れたKGB プリを作りたかったのです。

KGBプリ2号機のフロントパネルにはたった2個のツマミとLEDしかありません。ツマミは左右CHのGAIN調整用です。一見ボリュームのように見えますが回路的には可変GAINコントロールなのです。この方式はとにかくボリュームを入れることで音が死んでしまうのを防ぐ唯一のやり方なのです。一般のボリュームは下げていくとアースに音楽信号をどんどん捨ててしまうので残った僅かな信号で音楽を聞かねばなりません。一方可変GAINの場合はゲインを下げて行くと逆に広帯域、低歪みになり微小信号まで繊細に聞き取る事ができるのです。

.

プリアンプの音質をオーディオ的に良くしていくには余分な回路を省き、ピュアーな増幅機能に徹する必要があります。ハンダ付けも極力減らす必要があります。ハンダの音は例え一箇所でも音質が劣化してしまうのです。一番良いのは圧着接続です。これは直結とほぼ同様の音質を保つ優れた手法です。この方式でアンプを作っているのは世界でTMDただ一社です。圧着接続可能な部分は全てそれで行うためこのKGBプリでのハンダ箇所は平均的なハイエンドプリの10分の1以下となります。回路はこれ以上無いほどにシンプル化すると元々の音(部品数が少ないほどケーブルの音質に近づきます)が聞こえてまいります。KGBプリの基本回路はそのようなものなのです。KGBプリ2号機の大きさは横幅32cm、高さ8cm、奥行29cmとなります。重さは3.0Kgです。

KGBプリのリアパネルです。入力がRCA1系統、出力もRCA1系統の余分なものが一切無い仕様です。リアパネルに小さな電源スイッチがあります。勿論、日本国内仕様のAC100 V入力です。

今回のKGBプリは2号機です。このKGBプリの内部にはKGBフレーバーとして入力端子から増幅部までの間に67cm分のRCAケーブルKGB-3のホット側がそのまま挿入されています。これによる効果は絶大で単なるピュアーな音質のプリというレベルを大きく超えています。

KGBとは「カーン」と乾いた響きのスネアと「ゴリゴリ」と唸るBASS、そして「バシャーン」と炸裂するシンバルを表現している名前です。全てはそのトーンの為に作られています。JAZZを格別に味わう為のプリアンプなのです。

.

前回のモデル41プリをKGB化した1号機の後に作られたこの2号機はようやく新品のケースとなりました。音的には1号機とほぼ同じです。・・と言うのは純粋なプリアンプとしての音質差はパーツの組み合わせの差があるので微妙に音質は異なるものです。しかしそんな"微妙" な音質差はKGB化してしまうと大した差では無いので大きなKGB効果の中に埋もれてしまうのです。それほどKGB化したプリアンプというものはKGBの音がするのです。これを例えて言えばプリ自体は無色透明というか・・ピュアーで新鮮な音質をモットーとしております、一方KGB要素、つまり内部に入れるKGBケーブル(の1/2、正確に言えば)は強烈な音色効果を持ちますので、それを入れることで一挙に変わります。TMD試聴室では通常もっと高価なテラノザウルス(正確には寺島モデル4号機)で聴いていますが、そのプリ部の代わりに今回のKGBプリ2号機を入れて聴くわけなのですが・・

やはりKGBケーブルを入れてからの2号機は一気に魅力が高まり、ややもするとテラノ系の立場が危うくなります。これはプリのせいではないのですよ、全て内部に入れたKGBケーブル(今回はKGB3のHOT側を67cm分入れました)のせいなのです。
 まぁ、よくよく聴き比べればテラノの方がHIFI的には上位(上品)なんでしょうけど 
とにかくドラムやシンバルは圧巻ですね、存在感があり過ぎるというか・・・。
もはやジャズを聴く人はKGBプリで楽しんでくださいね、と断言できます。
何となく、このプリ(KGBプリ)を作り続ける事がもう一つのライフワークになりそうな気がしています。

KGBプリ2号機


続いて3号機も完成? KGBプリ

2016-06-20 19:56:00 | NEW

いまTMD的には最も旬なKGBプリ

「明日ブログにのせます」と

言っておきながらまだ出ない・・・のは

3号機も並列で作っていて

少し遅れて昨日、完成・・の一歩手前まで

来たのです。

あとは2色LEDを付けるのみで

本日、秋葉原にて3mmの2色LEDをば購入

店先で「3ミリの2色LEDあります?」って聞いたら

「ん〜、ウチは在庫してないなぁ..秋葉で在庫しているとこってあるのかなぁ」と

不安を煽る発言にもメゲず、何軒か隣の店に行き

聞くと「うちはないけど、◯◯さんにあるかも」とご親切な発言

で、行くと女御主人が居て、一種類のみあったのです。

値札を見ると350円でうんたらで3500円がうんたらと

なんだか高そうな予感がしたので「3個ください」と言い

財布から千円札をまず取り出していると

「162円です」と言われる。

どうやら書いてあった値段は10個単位とかの価格であったようだ。ホッ....


で、これから・・・この後

LEDをば3号機に取り付ければ終了 というところまで来ていますので

HPへのアップは明日になりそうです。


2号機と3号機はキャラクターや外観等が異なるので

プライスもそれぞれですが・・

どちらも非常に価値観の高いmonoであります。


詳しくは明日。


KGB プリの2号機が完成

2016-06-18 19:01:29 | NEW

KGB プリの2号機が完成

やはり素晴らしい出来と言えます。

自分で言ってどうするんだ

と言われそうですが

まず自分が素晴らしいと思えるような物でないと・・・

それで、この2号機は前回の1号機(四国の方に旅立ちました)に

比べてどうなのでしょう。

同様に素晴らしいと言うしかありません。

今回、中に入れたKGBはKGB3の67cm版をホット側にのみ

入れました。

今回も入れる前と後でその効果を聞き比べましたが前回同様

激変しました。

このプリから通常のテラノザウルスのプリに戻すと

確かに高品位ではあるし分厚い音に戻るのですが・・

刺激は薄れます。

特にシンバル等の金物は圧巻で、この点だけに関しては

テラノプリ部を上回ります。

現在、RCA版のKGB3が在庫なしなので

テラノプリ+KGB3と

このプリとの比較はできていないのですが

恐ろしいほどのコストバリューを感じます。

JAZZに限って言えば、こんな音がするプリは無かったのではないでしょうか?

明日、サイトにupする予定です。

お楽しみに!!

このプリは一体誰の元に行く運命なのでしょうね...。


神秘の世界 デジタルケーブル

2016-06-16 21:34:27 | NEW

この題名は

なんか大袈裟みたいなんですが・・

実は本当に本音です。

つまりデジタルケーブルの謎は深過ぎて

まだ誰も一番底までは到達していないのです。

TMDも当初は理詰めで真面目一徹に作っていました。

しかし前回も言いましたが最早オーディオは

真面目一徹だけで作っていても一緒の音色に

なっていくだけで面白みがないのです。


TMDで現在最高の性能を持つものはSOMA-0です。

しかし常々使っているのはウラノスです。

もう慣れてしまっているのでそこを他のものに変えると

試聴ができなくなってしまうのです。

ウラノスと同じ立場にあるのがアンシエントです。

ここも変えられません。


同時にアンプもテラノザウルス系でずっと通しています。


ただ最近はクラシック用のシステムを別に構築したくて

たまりませんが・・・予算が・・・・と場所が.....。


それでデジタルケーブル、最初のPEAKは忘れもしない「SUN」が

出来た時です。これは嬉しかったです。

この時既に同軸構造やシールドとはおさらばしてましたね。


ケーブルとは常に未踏の世界が先に先にと広がっているものなので

これで完成だ、などとは夢にも思ってはならないのです。


デジタルケーブルは一時期G-FORCEの時期は停滞していました。

この時期が意外に長くウラノスがその後に難産の末に生まれるまでは

ずっとG-FORCEでしたね。


そしてソーマのシリーズが生まれるのですが

副産物としてKing of Gold(ETC CABLE)が生まれたのは良かったです。


順番的にはまだ後になりそうですが

ソーマの後のデジタルを探らねばなりません..。



 


CLASSIXのコメントも来ました。

2016-06-14 18:21:07 | NEW

CLASSIXのコメントも来ましたので紹介いたします。

_______________________________________

TMD 畑野様
大変ご無沙汰しています。三重県に住んでいるMと言います。
私も、スピーカーをノーチラス801からウエストミンスターロイヤルに交換したり色々ありました。付き合いの深いオーディオ店があり、そこがトランスペアレントのケーブルを進めてきたので、一時TMDのケーブルをチューナーからプリアンプにCLASSIXに使うだけという状態になっていました。先日CDプレーヤーをマランツのSA15S1に交換したのですが、音が明るすぎて陰影がまるでなくクラッシクを聴く音ではなくなっていました。
CDPを交換するかとも思ったのですが、一度チューナー用に使っているCLASSIXをCDPプリ間につないでみました。そうすると音が激変し、クラシックを聴くのに非常に良いバランスとなりました。本当に激変という言葉がふさわしく、機器を変えてもここまでは変化しないのではと思いました。フルトベングラーの英雄がバルビローリのマーラーがすごく雰囲気良く鳴りました。
時間がかかりましたが、TMDのケーブルの真価がわかりました。B&Wの時はそうでもなかったのに、タンノイは驚くべき反応をしてくれました。今後も大事に使用してゆきたいと思います。ありがとうございました。

_________________________________

M様有難うございました。

CLASSIX


KGBプリの感想をいただけました

2016-06-13 11:50:32 | NEW

KGBプリの感想をいただけました

以下に掲載致します。

___________________________________

KGB PREの感想です。

SPアルテックA5、プリは今までは、AH!のプローグ3(改)を使っていました。
基本的には、AH!のCDPも使っていてアナログな音で、蒸留水では無く
ミネラル豊富な井戸水だと思っていました。
が、KGB PREを聞いて一聴濃いなぁ~
之は、ハイエンドでは絶対出無い音、求めている音に近い
井戸水から名湯の温泉に成った様な、温度感も高く成りより濃く
最近のSPでは出ないスピード・抜け・厚み・温度

ライブ会場のかぶりつきで尚且つオーディオ的な定位・空気感を伴って出て来ます。
具体的には、ボーカルの気持ちよさ・ブラシの1本1本の太さが分かる様・スティックの木と
シンバルの当たる感じと厚み・ベースの沈み込みとブリッと感まさにKGBですね
今までの2倍以上の出方に成ります。

このプリに感じたことは、TMDのケーブルの延長線上に有る様な感じで機械の中ですが、
よく無味無臭何も引かない何も足さないとか有りますが、積極的にケーブルに取り入れてあるスパイスを足して

そのスパイスを殺さず出しているようです。
機器の付いたケーブルと言う感じです。

試聴で借りたのですが、返せなくなりいつもの事ですがまた増えてしましました。

______________________________________________

O様、有難うございました。

 PS:なお、あまりにも早く売れてしまいましたので(O様ありがとうございました)今、2台目を

      作っている最中であります。

 


スピーカーケーブルの設計4

2016-06-03 09:26:39 | NEW

スピーカーケーブルの設計3までお読みいただいた方は

今回はその続きの4です。

VINTAGE WIREの魅力について述べますと

まずその音色です。これだけは普通の電線と聴き比べした事が

ある人にしかその魅力はわかってもらえないでしょう。

例えばドラム、これは全く同じ物と言えないほど変化します。

ベースもそう、情報量が一桁増えます。

ボーカルなどは一気に物語を含んできますね..。

つまり音楽全体に波及します。

あと想像以上にレンジが広いのも特徴です。

髪の毛の様に細い線でもかなり下の方の雰囲気も出してくる

稀な例もあります。

また太いゲージの線の低音の魅力は言うまでもありません。

TMDも最初の頃プリアンプやフォノEQの内部配線に

6Nの単線を使っていたので6N系の利用価値はわかっています。

しかしやはり「銅の割合の多い音」でしか無いので

それ以上でも以下でもありません。

音楽を語らせたらVINTAGE WIREの右に出る物が無いのです。

これは非常に残念な事です。

何故なら、これは過去の遺物だからです。

現在では作っていませんし・・作れるかどうかもわかりません。

だから特に音の良いVINTAGE WIREは高価です。

調べると「えっこんなに高い価格なの」と驚くはずです。

画像はTMDがストックしているVintageWireの一部です。実際はこの何倍かの量が

ありますが、一つ一つに使いどころがあります。

寺島さんとの会話の中で一般の方がVintage Wireに対して抱いているイメージが

わかりましたので載せますと・・

「なんというか・・昔のワイヤーって聞くとレンジが狭くて中音だけしか・・」

はいはい、そうですよね、皆さんSPレコードや蓄音機的な音のイメージを

連想するようです。

でも電線ですよ、電線っ! 周波数制限があった時代のレコードや蓄音機とは

意味が違うのです。電線の性能だけで言ったら周波数特性などは

初めっから平坦でワイドレンジな訳ですね。ここんとこ間違えやすいです。

時代の流れの中で、如何に明瞭な音声を伝達するかというテーマで磨き上げた

電話機の初期の頃、技術者たちは明瞭な音質を持つ電線を開発しました。

電気増幅という仕掛けに余り頼らず電線自体で明瞭な音質を目指したのは

賢い選択だったと思うのです。

電話の前はモールス信号ですね..。

現代のスマホからするとローテクの極みですが

鉱床から銅線を作るに至る技術などは更にローテクの極みなのでしょうね..。


そんな時代に作られたローテクの極みだからVintage Wireは音が良いのかも

知れませんね。

なんというか・・人間の感性にダイレクトに訴えかけてくるというか・・・。