テスト
TMDが満を持して発表する、新しいオーディオ・イクイップメントが
STEALTH FIELD GENARATORです。
繋ぎ方は簡単でAMPのスピーカー端子に従来のお手持ちのスピーカーとパラレルで繋ぎます。
この装置を貴方のオーディオ・システムに追加することにより
想像以上の恩恵を得ることが可能です。
具体的にモニターの方お二人に率直な感想を述べてもらいました。
https://tmd.easy-myshop.jp/c-fpage?fp=stealth
https://tmd.easy-myshop.jp/c-fpage?fp=stealh-2
さて、続きです。
TMDのACタップの歴史は意外に古く
まだTMDがMDの時代に最初のタップが
作られました。
まだ当時はビンテージ・ワイヤーにほぼ
出会っていなかった時期です。
アルミの鋳造のBOXに幾つかのシングル・コンセントを
入れたものでした。
ユーザーは今のようなオーディオマニアの方ではなく
ミュージシャンや作曲家、プロデューサー、エンジニアの
方々でした。
さて、それから数年経ち、TMD TAPという縦長の2口x3=6
の物を作りました。内部には既に今でいうスタビライザー
が入っていました。当初は全部のオーディオ機器を一つの
タップで給電というスタイルでした。
しかし、パワーアンプだけは壁コン直のほうが原始的なパワー
感がある、という経験的な選択から
次のDIVA TAPではパワーアンプを敢えて除外したスタイル
に変更となりました。このDIVA TAP、栃の木の外装が
いい感じでした。
ちなみにDIVA TAP時期ではビンテージ・ワイヤーをかなり
使っていました。しかしまだコンセントそのものは普通の
物(やや旧型のもの)を使っていました。
そこから15年ぐらい月日が経過し
遂にAC TAPを再開しました。
それがTRIOです。
実は海外のビンテージ・コンセントを数年かけてコツコツと
集めていました。色々集めているうちにわかって来たことですが
アメリカでも最初は2Pのコンセントが家庭では使われていました。
3Pのコンセントが出始めるのは1960年代中後期からです。
従って幾らビンテージでも2Pの物はTMDでは使いません。
蒐集した中で音質的に白眉だった物はLEVITONです。
流石に老舗中の老舗だけあって、作りも音質もgood !
次はGEです。これも良い、特に高域の情報量が多く
上流機器に最適です。
あとEAGLEも秀逸です。このEAGLE、実は15年以上前の
TMD TAPやDIVA TAPに使っていたのです。
でもそんなに古い物ではありませんでした。
古いコンセントはベークライト樹脂からスタートしていますが
このベークライト、欠点は脆い事ですが、音質は抜群で
私的には絶縁体として大変に信頼しています。
絶縁特性などのスペック的にはその後に登場する合成樹脂
よりも劣るのですが、音は最高です。テフロンなんか問題に
なりません。音はベークの分厚いやつが最高です。
そして古いコンセントはネジの部分が凄い、マイナスネジ
なのですが、アメリカ製のマイナスネジは良くできています。
ドライバーで締め込んで見れば、その作りの良さが実感できます。
またプラグを差し込んだ時のカチッと確実にはまる感覚は
今日のコンセントには無い感覚です。
くわえ込みのパワー感が違います。
TMDはこの素晴らしい部品を生かして最先端の内容を持つ
AC TAPを最近になって作っています。
次回は具体的に幾つかのAC TAPの紹介をしましょう。
つづく
ACタップについて思っている事を書きます。そもそも最初の頃は
ACタップという物はこの世に存在しなかったのです。
電灯線と呼ばれる家庭用AC100 V(日本規格)は名前の通り
当初は照明用電灯を付ける為の物でした。出始めの頃は
ブラーンと天井からぶら下がっている電球ソケットに
電球を差し込み、スイッチを入れるだけ、という簡単なものでした。
このソケットの部分に裸電球をグルグル差し込むわけです。
そして上にある回転スイッチでON/OFFすると・・。
家庭でも電気文明の恩恵が得られるようになった最初ですね。
この後、電気炊飯器などの電気機器が出現するに至り
電灯線のソケットを利用して他の電気機器をつなげる
アダプターが現れました。
これで電気でご飯も炊けます。
しかし・・・ご飯を炊いている時に電球は使えない、、、
そこでっ!
電灯線を二股、三股にした物が時代の要求で現れることになります。
思えば、これがタップのはしりかも?
本当に最初の頃は壁コンというものはまだまだ無かったり
あっても極僅かな普及率だったのです。
信じられないかも知れませんが我が家ではこの二股コンセント(天井から
ぶら下がる)で電球を付け、もう一つのタップに炊飯器を繋げていたのを
はっきりと覚えています。
壁コンがあったのかは覚えていません。多分無かったのでしょう(その部屋には)
だから、ぶら下がったタップから炊飯器の電源を取っていたのでしょう。
しかし、その後、洗濯機、冷蔵庫、アイロン等々の家庭用電気機器が
物凄いスピードで家庭に導入されるようになり
ようやく、壁コンが普及せざるを得なくなります。
壁コンは壁にあるコンセントだから壁コンです。いいセンスしてます。
オーディオ用のコンセントは結局、この壁コンの延長線上にあるとも言えますが・・・
何故か、こんな感じのタップが製品化されました。コードがグニャグニャ
しています。そう撚り線なのです。壁コンの配線は普通、単線ですね。
なのに、撚り線、、、これは安全を考えての事なのでしょうが
オーディオの未来を暗くする暗示が既にこの時点でありました。
元々、電灯線から始まったこのタップ
オーディオ用として良い音を目指すなら
★配線は単線を使う
★ハンダを使用しない
★つなぐ機器によって電流を最適にする
★つなぐ機器によって音質を最適にする
★確実な接続器具(コンセント)を使う
の5つがまず挙げられます。
まぁ、TMDのタップは上記アンダーラインが入っている部分を
重点的にやっているのが特徴です。
正直ケース(筐体、BOX)の音質的な影響は割と少ないのですが・・
メーカーはそこを誇大に強調しますね。
ケースの最大の意図は感電防止です。AC100Vにうっかり手が触れないように
覆う役目なのです。
つづく
4TH(4口)AC TAP リンク
TRIO、QUANTUM等最新モデルをTMDはリリースしてきましたが、実際のところ TMDの試聴室ではタップは4口あれば足りてしまうのです。そこでかねてから計画していたシングル・コンセントによる「4口タップ」を作ることにしました。
そして完成したのが4THです。4THのケースはギターなどのエフェクターでお馴染みのハモンド社のアルミ鋳物ケースで、実は私このケース、個人的に大好きなのです。
何となく業務用っぽい雰囲気と堅牢でありながらも軽快さもあるというアンビバレントなルックスが魅力です。4THではこのケースに米国のビンテージN.O.S.のレビトン社とGE社のVINTAGEなシングル・コンセントを2個ずつ使用しています。
ビンテージなコンセントの魅力とはその素材の良さです。特にベークライトの音質の良さは昔から常識でありましてその後のあらゆる"合成樹脂"を凌駕します。また接続機器としての使命、噛み合わせの確実さも魅力です。
そしてネジ、金具類の金属の材質の良さ、堅牢さも何故か最近のものとは全く次元が異なるのです。昨今のオーディオ用コンセントは24金メッキとかクライオ処理とか、そのような方向に傾いたものが多く、基本としての接点の確実性という観点からは離れています。
ワイヤーだけに限らず昔の世界の金属は良かったのだと語れるのですが、その金属はコンセントの中に多数使われているのです。そしてネジ、このシンプルなネジが昔のアメリカ製コンセントは秀逸なのですね。確実に締まります。そしてネジの仕上げも良く音質も良いのです。


シンバルの清涼感溢れる金属系の音がひしひしと伝わってきます。イコライザーで高音を強調したような音ではなく、逆に全体的にはしっとりと落ち着いた雰囲気が「オッ?」と思わせます。うーん、誇張や媚び諂いの一切ない自然体の音なのです。しかしながら背景にある音の確実な描写、例えばシズル・シンバルの余韻が長く水平線的に続くあたり・・・は実に見事です。





オアシスの11曲目。いよいよ確信に近づいたのがこの曲を聴いてです。音の重なりでいまいち前後の位置感がもやもやしていたのですが、この4THで見事にその辺りが歴然としました。例えて言うなら薄い4枚の紙が10cm間隔で平行に並んでいるような音があるとして、それがこれまでのタップ(リファレンスのもの)だと所々、くっ付いてしまって不明瞭だったのですが、そこが完全に解けました。解像度の意味とは音と音のセパレーションの意味もあるのだと改めて思い知りました..。ボーカルは鮮度が上がりリアルさが増えました。

※発表後、2〜3日でSOLD OUTとなりましたので、現在もう一台作っているところです。

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現在、開発中のモノですが
非常に画期的な製品と言えます。
そして、この製品で、できる事はケーブルで行える範囲を超えています。
そして、それは、これまでのオーディオ再生の限界を少し突破した感すらあります。
TMDは今はその製品の開発と量産化に向けて動き出しています。
お楽しみに❤️
クラシック専用ケーブル Lumina
突然ですが、Luminaという名のクラシック音楽専用のケーブルを作りました。
アバンギャルドTRIOは現在のところJAZZ及び普段私が試聴用に使う曲をまぁまぁ
良い感じで聞く為に調整しています。その為かクラシック、特に弦がちっとも良くありません。
ここで改めて考えてみたところ、JAZZはとにかく分解能が良く各楽器のセパレーションが
良いほどいいわけです。しかしハーモニーや融合、融和を旨とするクラシック音楽では
特に融和性を重んじ、それが美しくないと作曲家の意図が壊れてしまいます。
しかしながらクラシック用にアバンギャルドを調整する事も可能かも知れませんが
それをしてしまうと多分、JAZZの良さからは離れてしまうという予測が立った為
このケーブルLuminaではSONYのヘッドフォンにて全て作った訳です。
私は前からSONYのヘッドフォンをある程度信頼していましてCD-3000というのを
長らく愛用していましたが遂に壊れてしまったので最近ではMDR-1Rを使用しています。
こちらはCD-3000に比べるとやや劣りますが、まぁまぁ使える良いヘッドフォンだと
思っています。一度オーディオテクニカの低音が物凄い出るヘッドフォンを何処かの
レコード屋で聴いてびっくりしたものですが、後でそれは誇張されたものであった事
が分かりました。結構、ヘッドフォンは沢山使ってきましたがCD-3000やMDR-1Rは
なかなか悪くないです。
それでLuminaはクラシックのバイオリン族がまず良い音で鳴るようにしています。
何と言ってもクラシックにバイオリンは必須です。ソロ、四重奏、協奏曲これらに
バイオリンは欠かせません。Luminaの一つの売りはバイオリンです!!
、
、
久々の投稿です。
実は現在、スピーカーシステムの試作に向けて鋭意、研究中です。
勿論、既成のスピーカーユニットを組み合わせてのものです。
ケーブルの方はVIBRANTやVIBRANT-Xが完成して
何というか、ある意味ふりだしに戻った感があります。
VIBRANT XはVIBRANTにスタビライザーを付けたものです。
しかしこのふりだしは最初のふりだし、つまりケーブル
の事が大してわかっていなかった当時とは大きく異なります。
ここ15〜20年はケーブルの試作に明け暮れていた事になります。
我が事ながら、飽きもせずケーブル製作だけやってきたな、と
思います。
しかしVIBRANTが出来たときに今後のケーブル開発に光明が
見えてきたのです。
それは、例えば100の試作をして幾つ満足するものができるだろうか、と
いうケースに於いて、成功確率を高められる可能性が出てきたのです。
人間の寿命には限りがあるので開発というものも時間の猶予の中で
行わなければならず、そうなると効率的な研究開発が望まれます。
VIBRANTを作った時に、その開発環境を作ったのです。
聞けば「なぁんだ」と思うかも知れませんが
作る前は無かったのですから小さな一歩は大きな布石です。
_______
スピーカーで、こんな体験をした事がありました。
現在、アバンギャルドTRIO+SUB230を使っていますが
ある時、38cmのスピーカーユニットを買いました。
オーディオニルバーナの38cmアルニコ磁石です。
適当な箱に入れて聴いてみるとなかなかの音がします。
リファレンスのアバンギャルドTRIO+SUB230に較べると
低音と高音が少し足りない程度で、他の部分の音色感は
かなり似ています。
そこでアバンギャルドSUB230サヴ・ウーファーを
一緒に鳴らしたところ、高域(スーパーツイーター寄りの帯域)
以外は、ほぼ満足出来る音質が得られました。
これは価格差を考慮すると大変な事なのでちょっと吃驚しました。
ちなみにオーディオニルバーナ38cmアルニコのスペックは以下の通りです。
スピーカーデータ
口径: | 15インチ(約380mm) |
インピーダンス: | 8Ω |
出力: | RMS 50W/MAX 80W |
ボイスコイル径: | 49.5mm |
ボイスコイル リアクタンス: | 7.2Ω |
周波数レンジ: | Fo-14000 Hz |
fo: | 28Hz |
能率: | 91.44dB 1W/1m |
マグネット重量: | 1050g |
重量: | 約8.4kg |
能率は91.44dBと昨今の低能率スピーカーが当たり前の今日
高い方ではありますが、ホーン型のアバンギャルドTRIOの109dB
に較べれば全然低いです。
低いですが、一般的なスピーカーよりは高めです。
そもそも一般家庭の出せる音量の平均から見れば
アバンギャルドTRIOの109dBは宝の持ち腐れかも
知れませんがアバンギャルド社によれば、要するに適切なホーンを
用いる事によって悪戯にW数を消費するパワーアンプを用いずに
歪みの少ない良質な再生音が得られるとの事らしいです。
しかしオーディオニルバーナ38cmアルニコ+サヴ・ウーファーで
一般的なリスニング・ルームで大差ない(アバンギャルドTRIO+SUB230=1千万と)
音質が得られるのですから、ちょっと考えてしまいます..。
思うにスピーカーシステムは浴びるほどの音量を望まなければ
比較的、低予算でも1000千万クラスの超ハイエンドスピーカーと
同レベルの音が得られるのではないか?
その実験の為にスピーカーシステム作りにとりかかることにしました。
幾つかの前提的な条件を立てています。
一つが余りにも重いもの、大き過ぎるものは却下しました。
また専用AMPやプリ部まで含めたシステムでの設計もありとしました。
そして、その場合当然ながらシステムに用いる全ケーブル類も全て含まれる事になります。
私としてはACタップもこの中に入れようと思っています。
VIBRANT以降、そんなことばかり考えています。
(でもケーブルも新構造での新たなスタートを切ったところであります)