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KGB-Digital Series1

2016-08-27 22:23:20 | NEW

KGB-Digital Series1はTMD初のKGB仕様のデジタルケーブルです。デジタルケーブルでのKGB効果はどうなのか、という好奇心から試作してみました。試作番号1番なので Series1 としました。構造はGND側が7wayという豪勢なものでGND側の分解能と広帯域化が図られています。スタビライザーはウラノスと同じヘビーデューティ な物が使われております。そしてHOT側にKGB素材と構造が今回初めて採用されました。HOT側の全てがKGB素材なので銅線は使われていません。この事でこのデジタルケーブルは従来の全てのTMDデジタルケーブルと一線を画す事になりました。


寺島セレクションより9曲目

冒頭のライドシンバルのゆっくりとしたレガートが良いです。何と申しましょうか繊細なその表情の様子が360度にわかるような描写で単に「チーン」「チーン」もしくは「ジーン」「ジーン」とかの単調ではなく「チぃ〜ン..」「チぃ〜ン..」または「ジぃ〜ン..」「ジぃ〜 ン..」とシンバルのより細部の様子が聞き取れるわけです。「ぃ」が小さく揺らぎを伴っている事までわかるのです。そして意外や意外ピアノの音は冷たくな らず程よい温度感があります。ベースの音はKGBでしか出し得ない言葉に変換しにくい良さがあります。何というか味わいというかコクというか..ビール じゃありませんが、とにかくあるのです。ここでCDを一時停止しデジタルケーブルをリファレンスのウラノスにすると、全体的にシャープネスは後退し柔らか な雰囲気となります。しかし幾分か細部の伝達性がもう少し欲しいなと(ウラノスだと)思ってしまうところがKGBデジタルケーブルのミソであり存在価値な のだろうと思ってしまいました。いやぁ..作って良かったです!

メロディガルドー7曲目


ウラノスからこのKGB DIGITAL SEREIS-1に交換するとラインケーブルでの変化同様にKGB特有の音のエッジの明確化が起きる。細かく言えば輪郭線、この変化は時間的には全域では なく音の立ち上がり時からある程度の経過時間まで緩やかにエンハンスされる感じ。この変化を聞くとラインでのKGB変化と同様な変化がデジタルケーブルで も起こる事がわかった。勿論、想像はしていたが音を聞くまではわからない世界なので..(ちなみに寺島氏はKGB3をデジタルケーブルとして使っている)。それと同時に座標点の動じない定位感も向上する。ウラノスはふっくらとした豊かさもあるがコレにすると頰が削げたイタリア男の締まった良さに変貌するのだ。これはこれで魅力。

オアシス 11曲目 

ウラノスを聴いてからすぐさまこちらに変えるとイントロのギターの後ろで小さく聞こえる鈴のような音があったのを発見した。細かな部分の情報量はウラノスの 1.5倍ぐらいになるようだ。それでいてE.PIANOのような伴奏の暖かさはしっかりある。ボーカルはウラノスでも十分、リアルだがコレに交換すると声 の周りに漂う場のような雰囲気まで伝わって来るのだ。また声に含まれる細かな倍音成分が浮かび上がりよりスリリングなものとなる。 
 

実際のところTMDはデジタルケーブルのスタンダードをウラノスに決めてここ何年か使ってきました。しかし、このKGB-Digital Series1の音を知ってしまうと、そろそろリファレンスを変える時期が来たのかも、と思ってしまいました..。

 

KGB-Digital-series-1(RCA DIFITAL CABLE)1.0m

 

商品番号:KGB-Digital-series-1

商品名:KGB-Digital-series-1(RCA DIGITAL CABLE)1.0m

定価155,500円 (税込)

プロトタイプ特価:55,500円 (税込)

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