TMD BLOG

1986年創業のTMDのブログです。

RCA CABLE

2016-02-18 22:51:51 | NEW

私が最も作るのが好きなものがRCA CABLEです。

できるならコレだけを作り続けたい(笑)

確かにスピーカーケーブル、デジタル・ケーブルそして電源ケーブルと

オーディオはケーブルだらけなのですが

ソレが無いと鳴りませんので必要品(ネセサリー)なのです。

決してアクセサリーではないのです。


そんなケーブルの中で何故RCA CABLEなのか?

作りやすいこともさることながら

最も発想や理論、経験値が反映されるからです。

デジタル・ケーブルなどは最も設計が難しく

電源ケーブルは奥が深過ぎます。

そしてスピーカーケーブルは大変なのです。


RCA CABLEでの成果は他のケーブルにも応用できます。

だから100作ったとしてRCA CABLEは70はあるでしょうね。


弱電という言葉があります。

本来の語義とは少々異なりますが

RCA CABLEは弱電で動きます。

ここがスピーカーケーブルや電源ケーブルとは異なります。


髪の毛のように細いワイヤーでもRCA CABLEの場合、十分に音楽が鳴ります。

これを電源ケーブルに一本だけ使うのは危険です。

RCA CABLEならではの良さですね。

何故なら(私の研究では)細いワイヤーの使い方を知ることが

オーディオケーブルのマスターテクニックだからです。


私は最初、アンプ内部配線材から入りましたから

太めの単線の圧倒的なパワー感や実在感に痺れたものです。


だから初期のイコン3などでは平気でHOT側に2mmの太さの線を

用いていました。

しかし最近ではかなり細めのワイヤーを使うことが多く

その理由は比率と低音なのです。

比率はHOT側とGND側の質量比の事で

TMDではGND側の方が太いわけです。

これは丁度、体操選手が鉄棒で大車輪をするとして

HOT側は体操選手、GND側は鉄棒のようなもので

鉄棒ががっちりと固定されていないと体操選手の動きに

鉄棒が揺すられてしまうのです。

GND側の重要性はケーブルの土台であるという事なのです。

だから、よくあるHOTとGNDが同一の線というのは

あんまり良くはないというか・・平凡で無駄が多いのです。


サーカスで手の上に人間を乗せたりして

その上で、演技をしたりしますが

その際、必ず台の役をする人は体格も大きくがっちりした人です。

そして、その上で演技をする人は必ず小柄で体重が軽めな人です。

そうしないと演技が安定してできないからです。


オーディオケーブルのHOTとGNDも同様です。

GND側が台になる人。

HOT側が上で演技をする人なのです。


なのでTMDはGND側とHOT側の質量差を大きく取るのです。

これが音の安定感や低域の拡大に貢献してくれるのです。






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