今回は横須賀中央駅からも程近い、深田台にあります「龍本寺」です。
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「聖人垂跡」明治大正時代の書壇の巨匠、中村梧竹の墨跡。
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『この猿海山龍本寺は、昔から「米ヶ浜のお祖師さま」と呼ばれて、親しまれてきました。
建長5年(1253)5月、日蓮聖人は布教のため、鎌倉へ旅立ちました。房州・西海岸の南無谷から
船出したが、途中にわかに海が荒れ、老朽船のことでもあり、船底に穴があき、海水が
侵入して来ました。その時、聖人が題目をお唱えになると、一時に風波がしずまり、いつの間にか、
船底の穴もふさがっていました。船底の穴には、あわびが密着していたと伝えられてます。
船は程なく、豊島(現在の猿島)につき、聖人は一先ず、この島に上陸しました。すると
一匹の白猿が近づいてきて、法衣の袖を引き、陸の方を指しました。
聖人は再び船で、白猿の指示した岬へ向かいましたが、ひどい遠浅の浜で、船が進みかねていると、
すそをからげて船に近づき、聖人を背負うて、此の岸辺にお連れした人がありました。
この人は今に連綿と伝わる公卿村(現在・三春町)石渡家の先祖・石渡左衛門尉でした。
この人の足から血が流れているのを見て、聖人は人々がさざえの角で傷つくことがないよう、
お題目をお唱えになりました。それ以後、この浜でとれる、さざえには角がなくなったと
伝えられています。これらのあわびとさざえは寺の霊宝として格護されています。
聖人はこの浜の格好な岩窟の中に座を占め、37日間にわたって祈願した後、鎌倉へ
出立しました。聖人によって、法華経に帰依した、石渡左衛門尉は他の人々とはかって、
ここに草庵を建てました。これが御浦(みうら)法華堂で、後に龍本寺となりました。
この御浦法華堂こそ、宗門最初の霊場です。
本堂入口を飾る「聖人垂跡」の大扁額は、明治・大正時代の書壇の巨匠・中林梧林の
墨跡です。』
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「龍本寺」から米が浜へ下りる道の途中にあります『お穴さま』。日蓮上人が37日間にわたって祈願した岩窟です。
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こちらも米が浜に下りる途中にあります。
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横須賀中央駅より、諏訪神社の脇の道を上っていくこともできます。階段の上より。
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「龍本寺」の裏手、上の階段を上った所から見える横須賀の街。
以下市のガイドより
「米(こめ)ヶ浜のお祖師さま」で知られている。
建長5年(1253)、日蓮上人は、船で安房国から鎌倉へ向かう途中、嵐に遭い、白猿の導きで
米ヶ浜に上陸した。そして、三七日間祈願をした地が、この寺の寺域内と伝えられている。
日蓮に帰依して出家した石渡左衛門がその跡に道場を建てたのが、この寺の起こりである。
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大正14年頃の龍本寺。凄い画像です!(※横須賀市役所より画像使用許可いただきました)
怪我をしないようにと角のとれた“角なしサザエ”や道案内をした“白猿”、船底の穴を
ふさいだといわれる“アワビ”など、龍本寺、日蓮に関する話はとても興味深いものがありますね。
関連サイト
google検索→横須賀 龍本寺
google画像検索→横須賀 龍本寺
Whikipedia→日蓮
ここの「龍本寺」とも関係の深い「大明寺」につきましては→こちら
当ブログ横須賀風物百選特集は→こちら
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はぁー、昔はこんなだったんだ・・・。
ここのお寺は小さい時から、「鳩のお寺」と
してよくお散歩に連れてこられました。
アルミのお椀に鳩の餌を入れて売っている売店がありまして、それをばら撒くと鳩が死ぬほど集まってしまいまして・・・。
けっこう怖い思いをしています(^_^;)
ここから中央へ抜ける裏道も、子どもの頃に
母と通った記憶があります。
大人になってからは、使ってないですね・・・。久しぶりに通ってみようかな?
懐かしい記憶を思い起こさせてくれて、ありがとうございます
「角なしさざえ」の話を元にした和菓子が
中央駅前の「さかくら」さんで売ってます。
「鳩のお寺」ですか、いいですね
今ではいろいろと問題となりそうですが、ちゃんと餌を売っているお店があったんですね!すごい数の鳩が集まってくると、“カワイイ”と通り越して“怖い”になっちゃいますよね
ここの「龍本寺」、伝説というか謂れが面白く、調べていても楽しかったです。
「角なしさざえ」の和菓子の話も聞いていたのですが、どこに売っているのか分からなく今回はUPできませんでした。お店の情報までいただき、ありがとうございます!今度買いに行ってきます。
コメントありがとうございます!