蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

中国・朝鮮化される日本(前篇)─補足:中国系新聞社の位置と疑わしい組織─

2007年05月09日 | 資料集─中国工作機関資料─
1.中国系新聞社通信社の位置は?
 中国・朝鮮化される日本(前篇)─中国在日工作機関が疑われる機関─に続いて、リストアップした中国系の組織について、日本での活動を推測してみよう。
 先に示した、ある中国人のホームページあった1998年の資料だが、中国系新聞・通信社の地図での位置を調べてみた。
(1)「環球」「新華社」東京支局:悪名高い「反日」記事で有名な中国の新聞社「環球時報」(情報機関)、新華社の事務所に入っている(または入っていた)。
〒150 東京都渋谷区恵比寿3-35-23
 約1キロ西側に恵比寿ガーデンプレイスを挟んで、自衛隊目黒駐屯地や航空自衛隊目黒基地がある。
(2)中国新聞社東京支局
〒150 東京都渋谷区恵比寿3-36-13 ライオンズマンション 312号
(1)のビルの約200メートル東側のビル
(3)「人民中国」「北京周報社」東京支局
〒153 東京都目黒区東山1-3-12日神プラザ中目黒 406号
 約500メートル南西に陸上自衛隊三宿駐屯地がある。
(4)中国青年報社東京支局
〒153 東京都目黒区東山1-21-13 ホメストイーストヒルズ104
 約200メートル南西に陸上自衛隊三宿駐屯地がある。
(5)経済日報東京支局
〒153 東京都目黒区五本木2-51-11-302
 学芸大学の近く、北に自衛隊病院
(6)人民日報東京支局
〒153 東京都目黒区三田1-2-17
 約700メートル西側に恵比寿ガーデンプレイスを挟んで、自衛隊目黒駐屯地や航空自衛隊目黒基地がある。
(7)文匯報東京支局
〒153 東京都目黒区八雲4-9-3 テラスT 201号
 約1.5キロ北西に自衛隊用賀駐屯地がある。
(8)北京日報東京支局
〒153 東京都目黒区青葉台1-28-1ペガサスマンション 402号
 約1キロ西南に自衛隊三宿駐屯地がある。
(9)北京放送東京支局
〒153 東京都目黒区上目黒3-10-3メイツ扶翼中目黒216
 約500メートル西に自衛隊三宿駐屯地がある。
(10)光明日報東京支局
〒106 東京都港区元麻布3-4-38サンハイツ 602号
 住所はほぼ中国大使館の中

2.何のためにこうした位置にあるのか?
 推測してみると、中国系新聞社の位置には規則性があることがわかる。
(1)自衛隊目黒駐屯地
 目黒駐屯地はWikipediaの説明では、以下のような機能を持っている。
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目黒駐屯地(めぐろちゅうとんち)は、東京都目黒区中目黒2-2-1に所在する、防衛省防衛研究所・技術研究本部・統合幕僚監部・陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊が共同使用している防衛省施設のうち、陸上自衛隊における正式呼称である。なお、海上自衛隊・航空自衛隊においては目黒基地が正式呼称であるが、一般的には目黒地区と総称している。研究機関及び学校所在駐屯地としての色合が強い。
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 自衛隊の機能の中枢の一つと言えるだろう。「環球」「新華社」「中国」人民日報などの中国系新聞社は基地から約1キロ以内の位置にある。基地の監視に向かうとき便利な位置に拠点を作っている可能性が考えられる。
(2)自衛隊三宿駐屯地
 自衛隊三宿駐屯地には、自衛隊の技術研究本部があり、Wikipediaの説明では、
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F-2支援戦闘機や90式戦車などの多くの国産装備品の研究開発を担当してきた。現在は、ミサイル防衛に関する日米共同技術研究やP-X/C-X、TK-X、心神などのプロジェクトが実施されている。
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 「人民中国」「北京周報社」中国青年報、北京日報、北京放送は、基地を囲むようにして基地から1キロ以内に並んでいる。このように中国系新聞社が多数並んでいるのは、駐屯地に出入りする人物や車輌を監視して特定し、日本の防衛技術の動きをつかみ、また、取引先の民間企業や工作がしかけられそうな隊員を見つけるなどの情報収集が目的とも推察される。
(3)用賀駐屯地
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用賀駐屯地(ようがちゅうとんち)は、東京都世田谷区上用賀1-20-1に所在し、関東補給処用賀支処等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。
駐屯地司令は、関東補給処用賀支処長が兼務。
駐屯地内に、海上自衛隊東京音楽隊が使用している施設が存在しており、海上自衛隊では上用賀基地(かみようがきち)と呼称している。
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 文匯報は用賀駐屯地の近くにある。補給関係の動きを偵察している可能性も考えられる。
 自衛隊の中枢は市ヶ谷駐屯地に集まっており、そこに支局を置いた方が監視にはよいと言えそうだが、周辺の駐屯地のほうが警備が手薄で、接近しやすいとも言える。

3.中国系工作員の関わった事件と手口
(1)軍事産業スパイ活動
 短く斬れさん:中国諜報機関とコックス報告書にはアメリカでの軍事機密の盗み出しに関する中国の諜報活動の報告書が紹介されている。
 反日活動から身を守るブログ2さん:日本国内に実在する中国の工作活動には、日本領事館員自殺事件などが紹介されている。
 このように、軍事産業外交情報を専門に狙っているのが主な活動と考えられる。今年相次いでおこったデンソーやイージス艦機密の盗み出しも同じである。
 日本の最期(2)―二度も情報戦で敗れる惨めさ―
 警察庁は朝鮮、ロシア、中国による「先端科学技術等を狙った対日有害活動(2006)」を警告している。
(2)文化的社会的浸透工作
 専門的なスパイばかりでなく、民間で活動している工作員的存在には事欠かない。
(a)在日朝鮮人組織:中国と密接な協力関係にある在日朝鮮人組織は日本全国にその支部を網の目のように張り巡らしている。
 在日朝鮮人総連合会・地域マップを見ると、津々浦々に多数の支部があることがわかる。東京だけでもこれだけある。
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中央本部
東京都本部
足立支部
葛飾支部
墨田支部
中央江東支部
江戸川支部
新宿支部
中野・杉並支部
渋谷・世田谷支部
大田支部
城南支部
荒川支部
台東支部
文京・千代田支部
北支部
豊島支部
板橋支部
練馬支部
西東京本部
中部支部
東部支部
南部支部
西部支部
八王子支部
町田支部
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 いかに今まで日本人が日向水のような怠惰で無軌道な生活をして獅子身中の蟲を養っていたか。今の日本の混乱は、日本人自身がもたらしたこうした油断から来ている。
 また、別に紹介するが、その他の外郭団体は東京だけで40近くある。
(B)中国による日本の文化組織への浸透工作
 今、一番警戒するべきことは、マスコミや大学などを朝鮮人や中国人に支配されることである。その意味ではすでに憂慮すべき事態を越え、危機的状況にある。たとえば東大である。
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 王毅大使、東京大学を訪問
王毅大使は(論者注:2005年)8月30日、東京大学に招かれて同大学を訪問した。大使は小宮山宏総長と総長室で親しく友好的に話し合った。小宮山総長は大使に東京大学の改革(独立行政法人化)後の発展戦略を紹介し、国際交流をより一層重視し、特に多くの措置をとって、積極的かつ主体的に中国の一流大学と協力することを強調するとともに、中国の優秀な学生が東大で学ぶことを歓迎すると述べた。王大使は東大が中国人留学生の育成を重視し、また中国との学術交流を積極的に進めいていることを称賛した。王大使は東大側の案内で工学部のCOEプログラムの実験室を興味深く見学し、そこで教えている中国の学者、学んでいる学生と親しく会った。大使はまた東大とアサツーディ・ケイが共同で創設した「東京大学―アサツーディ・ケイ中国育英基金」の記者会見に招かれて出席した。これは東大が初めて中国人留学生のために特別に設けた奨学金である。
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 東大はすでに中国のコントロール下に置かれ、日本の大事な文教予算が日本を滅亡させるとうそぶいている民族の教育に浪費されているばかりでなく、多くの技術が盗み出されている可能性もある。
 東大教員検索で検索してみると、理科系学部にかなりの中国名がヒットする。陳、張、劉、胡・・・。こうして日本人の院生は就職が出来ず、日本人の英才は社会から無視されるか海外へ出るしかない。似権派の誤った中国人・朝鮮人優遇文教政策が社会格差を広げ若者から就職を奪っている一典型と言える。
(C)在日中国人文化組織
 全日本中国人博士協会
 似権派は民間組織だから何がスパイだと言いそうだが、それは「目が節穴」どころか”目も頭も石か塵”だろう。中国国家機関と密接に連係している証拠には事欠かない。
 国務院僑辨経済科技司からのご招待:日本の大学に就職した中国人たちは中国政府組織から手厚く保護を受けている。当然、機密の盗み出し等に関わっていると見た方がよい。
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 全日本中国人博士協会、設立10周年人民日報
全日本中国人博士協会は21日、協会設立10周年を記念する研究討論会を東京で行った。
同協会の李磊会長は、「同協会は1996年に設立し、会員は日本で博士の学位を取得した中国人で、400人近い会員がおり、日本全国の中国人博士は1000人を上回る」と紹介し、協会は学術交流以外にも中国の科学技術政策に対して積極的に意見を述べ、ハイテクノロジーの研究開発へ参加し、会員が中国に帰国する際には大学や研究所の職も紹介していると語った。
海外で博士学位を取得する中国人はますます増え、中国に帰国して職に就くものも少なくない。その中で日本から帰国する人が最も多く、国家建設の重要な力となっている。(編集IA)
「人民網日本語版」2006年10月26日
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 人民日報は、日本での工作成功を報告する役目を持っている。この記事もそうした文脈で読むと、恐ろしいことが今進んでいると分かるだろう。中曽根内閣以後の20年あまりの留学生拡大策により、中国人などの博士を育てるために莫大な予算を注ぎ込み、「反日」活動家や対日攻撃用兵器開発者を大量に育てたばかりでなく、日本中の大学に中国人の諜報網が出来てしまった。
 たとえば、任福継:徳島大学のコンピュータ技術の教授になっている中国人。「任福継博士 長江学者特聘教授,講座教授に」によれば、中国の国務委員と会い国家機関から厚遇されている。

4.日本の最期
 佐藤学氏は以下のページで日本の人文社会系研究者の層の薄さを警告している。
 人文社会科学の危機に対峙して
 日本の文化や社会を育てるべき基礎的文科系社会系人材の教育が、中国人・朝鮮人の理科系教育などのために予算を奪われ、その結果、日本文化の体力を確実に殺いでいるのである。また、日本の工学部偏重政策の結果が、今日のような、中国・朝鮮による日本の言論、文化支配を招いたとも言える。早稲田や東大に中国が積極的に近づいた理由は、マスコミ、文化界への影響力に注目した結果と考えられる。
 最期に、今の日本を振り返るのに最もよい説話を一つ紹介したい。
 釈迦族の最期:釈迦族は釈迦を出した傲慢(プライド)のゆえに強者の怒りを買い悲惨な最期を迎えた。
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釈尊が悟りを得て後、初めてコーサラ国の舎衛城を教化せられた頃、この国の王 パセーナディ王は〝釈尊の近親から皇后を迎えれば、弟子等にも信頼せられ、誉れ高い釈迦族と縁を結べる〟と考え、カピラ城に使者を送った。しかし釈迦族の人々は〝コーサラ国は大国だが、系図の正しくないパセーナディ王に姫を嫁がせることはできない〟とし、一族の長老マハーナーマが侍女に生ませた娘を偽って王に嫁がせた。
 やがて王妃に王子が生まれ毘瑠璃太子と名づけられた。太子が8歳になったとき、祖父のマハーナーマのもとへ射術を学びに行ったが、ある日「下婢の子」と罵られ、事情を知った太子は釈迦族への憎しみを深くしカピラ城の殲滅を誓った。
 パセーナディ王は晩年、仏教に深く帰依し法塔を立てて供養したが、釈尊に正しい信心を申し述べている間、毘瑠璃太子に王位を奪われ、やがて病死する。
 王位を得た毘瑠璃王は、将軍テーガ・カーラヤナとともにカピラ城を攻めようとした。釈尊は三度に渡ってこれを諫めたが、四度目には宿縁の止め難いことを知られ、世の無常を観じて精舎に留まられた。
 カピラ城内に入った毘瑠璃王は、まず釈迦族を捕らえて老若男女の別なく生き埋めにして殺した。この後、祖父のマハーナーマの犠牲により一旦は城民の生命を助けた毘瑠璃王だったが、五百人の釈迦族の女たちが悉く王の手から身を護ったため、王は怒って女たちの手足を縛り深い穴に投げ入れて殺した。
 毘瑠璃王とその軍は七日後、河辺で嵐に遭い全滅。王宮も雷に焼かれた。王を失ったコーサラ国はやがてマガダ国アジャセ王の領土となった。
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 自分の分を忘れ、”中国・朝鮮に恩惠を施す”様々な政策が、今、国家の骨格を根本から崩壊させようとしている。”中国・朝鮮などいい加減にあしらっておけばよい”という日本の戦後国家の傲慢の罪の報いは、釈迦族の最後と重なるだろう。


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