”玲瓏”管理人のつぶやき

"玲瓏:羽生善治(棋士)データベース"管理人たいがーの独り言(HP更新情報含む)

The Japan Times CLOSE-UP Part-5

2007年01月18日 | 羽生善治
The Japan Times Online>Life in Japan
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英文和訳第五弾


チェスと同様将棋にもコンピュータはたいへん大きな役割を担うと思われますか?

コンピュータと対局したことはあります。コンピュータ将棋の棋力はあがっており、今はアマチュア四段はあります。しかし、プロのレベルに達するにはもう2ステップの飛躍が必要でしょう。とは言っても、来年あるプロ棋士と現在最強の将棋ソフトウェアを搭載したコンピュータと対局することになっています。

将棋はもっと国際的なものになっていくのでしょうか?

将棋はインドが起源であり、アジアを通って伝わってきましたので、アジア各国ではその国独自のルールをもつ同種のゲームがあります。そのため日本の将棋が広がるにはちょっと難しいと思われますが、中国やウクライナでは人気を得てきています。将棋をするイギリスの知人をサポートして自分も将棋を世界に広げることに少し貢献しています。

チェス、バックギャモン、囲碁についてはどう思われますか?

その3つともやります。サイコロを使うことから、バックギャモンはとても感情的なゲームです。囲碁は可能な限り自分の陣地を確保することに全力を費やし、ほかのものより視覚的な関連があるものです。チェスはそこそこ攻撃的なゲームです。

自分自身を天才と思われますか?

マスコミの方は新聞購読数を増やすため自分を天才と書く必要があるのです(笑)自分は天才とは思っていません。

ご自分を表現していただいてよろしいですか?

一言で言えば、優柔不断です。

格闘技と将棋はつながりがあるとおっしゃられました。詳しく説明していただけますか?

”間合い”は格闘技では非情に重要ですが将棋でも同じです。しかし、将棋では攻め込むだけではなく撤退することも考える必要があります。前進していく必要がありますが、あまりに無謀に行くと、相手に攻めを分断されるでしょう。少しずつ分断されないように前に出ることが重要なのです。

生きていく上でのモットーはありますか?

”運命は勇者に微笑む”です。

将棋以外で興味をもたれているのもの何ですか?

何も考えずに長い距離を散歩するのは好きです。実際どこかに行くときは2駅前で降りて歩くことはよくあります。走ることは疲れるので好きではないです。それ以外に興味のあるものはありません。

旅行で行かれたことのある場所はどこですか?

日本全国、そしてオーストラリアやヨーロッパのような海外に行ったことがあります。博物館に行くことはあまりなく、町並みを見て歩く方が好きです。

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