朝5時起き。ながの東急将棋まつりに行くためである。初めてである。日帰りである。行くからには最初から出席して満喫するべきである。逆算すると午前6時20分には最寄駅から電車に乗る必要があったからである。前からながの東急将棋まつりは行きたかったが不思議と仕事が忙しくなったり私事で困難になっていた。そして今年ついに、というか予めながの東急将棋まつりのために休暇を取得していた。また今回は山崎七段応援サイト管理人しいのみさんと合流して行くことにしていた。羽生先生と山崎七段の出演がたまたま重なったこと、前からプロ棋士管理人サミットでもしましょうとメールで交信していたこと、実はお互い横浜だったこと、などからでは一緒に行きましょうとなったのだ。交通手段は新幹線。最初マイカーにしようかと思ったが、お盆の渋滞が予想されたのとガソリン価格の高騰で決断した。しいのみさんとは初対面だったが、いろいろ話すことは多く長野まであっと言う間だった。
いや、将棋まつりの会場としてはここが一番じゃないでしょうか?(^^)ま、将棋まつりを開催していただくこと自体は将棋関係者からすれば感謝することすらすれ文句言うものではないけれども、将棋ファンにとってはこれまでたいがーが行ったことがある京急、東急東横とも催事場の一角だったので、天井も低く狭苦しい感がぬぐえないのだった。一方、ながの東急将棋まつりはながの東急百貨店別館イベントホール。天井も高いし、席もゆったりしていて実にいい。ながの東急将棋まつりの功労者は、丸田九段。それを武市先生と木下先生がフォローしている構図である。丸田九段もオープニングセレモニーで語っていたが、36年前に始めたときは観客も思うように集まらず苦労したようである。
振り返って開店前。事前にぐーちゃんに教わっていたとおり、本館でなく別館で開店をしいのみさんと待つ。しばらくすると本日出演するプロ棋士の方が関係者入り口から入館される風景を目撃。「あ、羽生さんに木村先生、山崎七段も・・・」そして、開店。最前列を是が非でもキープしたいので、しいのみさんを置いて自分がダッシュしてきますと席確保に。最前列中央右3席目から4席目をゲット。あとから対局が行われる左側ブロックを抑えればと後悔。来年から行く機会があればそうしよう。
開会式では、地元の棋士を大事にしていることがよくわかった。長沢千和子女流の300勝、田中悠一四段の昇段に対して功労賞が贈呈された。羽生先生、木村八段、山崎七段も笑顔で拍手されていた。面白いのは、出演棋士が壇上に上がって一人一人自己紹介されたこと(^^)司会者に紹介されこそすれ、プロ棋士が自己紹介ってあまりないですからね。羽生先生「あ、どうも羽生です。ながの東急将棋まつりは今年で36年目を迎えますがその半分くらいは出させてもらっています。」耳に新しい羽生先生の自己紹介でした。
女流プロ戦。地元の長沢女流四段に新鋭の熊倉紫野女流1級の対局を羽生さんが解説。羽生さんの解説も最近はほとんど見られなくなりましたら貴重です。ふと見上げると天井にはカメラが設置。タイトル戦さながらで盤上を写しており解説者用のモニターに映し出されている。考えられてますね。熊倉女流は、先日行われた羽生名人就位式で伊藤明日香先生と一緒にお会いしているし、これは応援しなければ(^^;というか普通に強いですよね。羽生先生「このじっとした手は渋い。なかなか指せない手です。」ながの東急将棋まつりでは特選対局1局につき次の一手が2度出されるようである。自分は熊倉さんの手を当てた。最近は次の一手は調子がいいようだ(^^)当たった中から抽選で3名に「うにあられ」が当たるのだが運良く今回もいただいた(^^)v でもプロ棋士の色紙とどっちがいいんだろう?と聞かれると色紙の方が(^^;また、特選対局には相撲のように懸賞金がかけられるのも特徴のようだ。熊倉女流が勝利で羽生さんから懸賞金が渡された。
お昼1時間は長野期待の星田中悠一新四段のインタビューであったが、腹が減っては戦はできぬということでしいのみさんと腹ごしらえ。しかし丁度お昼時。レストランはどこも込んでいた。ここは寿司屋しかないとちょっと高めのコースで何とか乗り切った。
午後1では早指し戦、地元長野木下六段vs木村八段を山崎七段が解説します。山崎七段の解説もわかりやすい。なんとA級棋士木村八段が敗れる波乱。木村八段が受け間違えて綺麗な十字飛車を食らったのだった。山崎七段「これはうっかりですよね?」木村八段「聞かないでくれよ~(苦笑)」この時間では丸田九段と武市六段らが指導将棋、羽生名人と熊倉女流がサイン会であった。さすがに羽生名人。サインを求める行列は桁違いでお昼には凄い行列。人数制限となって自分は第二弾の羽生名人サイン会に狙いを定めた。
プロ・アマ平手戦。地元の雄田中悠一四段vs長野県アマ名人の対局を武市三郎六段が解説。しかし折角長野まで来て指導対局はしたいと望み、なおかつ関西棋士である山崎七段の指導を受けようと指導対局抽選くじを引きに行った。はずれ(T_T)がっくり。山崎七段、長沢女流、熊倉女流の指導対局と木村八段、木下六段のサイン会。仕方ないので指導対局の外野に回った。木下六段のサイン会には人が並ばず。運営者ももう少し考えてあげればとは無責任な将棋ファンの感想。しばらくして控え室からサイン会に行こうとする羽生名人と偶然鉢合わせとなったのでご挨拶。
たいがー「あ、羽生先生!」
羽生先生「あ、どうも。○○さんとご一緒に席に座られてましたよね?」
たいがー「はい、そうです。」をを、羽生さん。壇上からチェックしておられましたか?○○さんはたいがーが将棋イベントに行くと必ず来ているおじさんで、最前列でたまたまお隣になった人だった。何かの縁だと思って声をかけてご挨拶してお名前を教えてもらっていたのでわかった。○○さんも羽生さんに名前覚えられるほど有名なんですね(笑)
たいがー「本日、もう東京のご自宅へ?」
羽生先生「はい、本日中に帰ります。」
たいがー「1つ質問していいですか?現在の研究会メンバーを教えていただいてよろしいですか?」
羽生先生「木村八段、松尾七段…」
たいがー「それに森下九段?」
羽生先生「いえ、それに村山五段なんです。」
たいがー「へ~、そうなんですねぇ~」
羽生先生「ただ木村八段が王座戦の挑戦者になったのでしばらくはオヤスミですけどね。」
(サイン会の時間になっている(^^;)
たいがー「ありがとうございます。それではまた。」
羽生先生「あ、どうも。」
あ、そうだ、羽生さんにサインもらわなくちゃ、と思ったけど時すでに遅し。用意されていた羽生さん本が完売していたのだ!呆気に取られるたいがーだった。ま、いいか、ご本人と短かったけどお話できたし。
そしてメインイベント羽生名人vs山崎七段の特選対局、解説を木村八段、聞き手を熊倉女流が合い務めます。後手山崎七段の三間飛車に対し先手羽生名人の5七銀左急戦。△6四歩と突き出したことから▲4五歩と開戦。2度の角交換から▲3一角。羽生先生が▲6四馬を作る展開に羽生名人優勢かと思った矢先、山崎新構想で△1五歩。これで端を破った山崎七段が優勢に。木村八段「山崎七段特有の鋭い攻めが決まりました。」面白かったのは次の一手。木村八段の工夫か対局相手に予想と同時にコメントを求めたこと。あまり見かけない風景ですね。後手32手目。
木村八段「相手の予想を聞いてみましょう」
羽生名人「8四歩」
木村八段「山崎さんの印象は?」
羽生名人「格好いいとか?」
大方の予想を覆す△6四歩。正解者8名。自分もはずしました(^^;
先手51手目。
木村八段「山崎さんの予想は何ですか?」
山崎七段「4六歩かな?」
木村八段「羽生さんの印象は?」
山崎七段「格好いい。あとボクから見ると鬼ですね(^^;いつも負かされるんで」
正解はこれまた解説陣の予想しなかった▲2九飛。
木村八段「解説者、廃業しないと(^^;」
後手山崎七段にこの後△8四香という好手が出てかつ、最終盤94手目△6六桂からの光速の寄せが決まり、結果108手で後手山崎七段の勝ち。うーん、玲瓏管理人現地応援負のオーラが続く。ここ最近6局が1分5敗。勝てない(T_T)羽生さん勝ってくれ~(笑)しかし7割勝率の棋士が6局勝てないってどんな確率?(苦笑)対局後、しいのみさんのところに挨拶に来た山崎七段。しいのみさんと山崎七段の記念2ショットを撮影するついでに、自分も山崎七段と2ショット撮影してもらう。それから羽生先生との2ショット記念も・・・と思ったら羽生さん控え室に・・・さようなら(^^;;;; ま、いっか。あ、木村先生が荷物持って帰る間際、2ショット撮影してもらう(^^;
しいのみさんと駅弁を購入して新幹線に乗り込む。あっと言う間の1日でした。
いや、将棋まつりの会場としてはここが一番じゃないでしょうか?(^^)ま、将棋まつりを開催していただくこと自体は将棋関係者からすれば感謝することすらすれ文句言うものではないけれども、将棋ファンにとってはこれまでたいがーが行ったことがある京急、東急東横とも催事場の一角だったので、天井も低く狭苦しい感がぬぐえないのだった。一方、ながの東急将棋まつりはながの東急百貨店別館イベントホール。天井も高いし、席もゆったりしていて実にいい。ながの東急将棋まつりの功労者は、丸田九段。それを武市先生と木下先生がフォローしている構図である。丸田九段もオープニングセレモニーで語っていたが、36年前に始めたときは観客も思うように集まらず苦労したようである。
振り返って開店前。事前にぐーちゃんに教わっていたとおり、本館でなく別館で開店をしいのみさんと待つ。しばらくすると本日出演するプロ棋士の方が関係者入り口から入館される風景を目撃。「あ、羽生さんに木村先生、山崎七段も・・・」そして、開店。最前列を是が非でもキープしたいので、しいのみさんを置いて自分がダッシュしてきますと席確保に。最前列中央右3席目から4席目をゲット。あとから対局が行われる左側ブロックを抑えればと後悔。来年から行く機会があればそうしよう。
開会式では、地元の棋士を大事にしていることがよくわかった。長沢千和子女流の300勝、田中悠一四段の昇段に対して功労賞が贈呈された。羽生先生、木村八段、山崎七段も笑顔で拍手されていた。面白いのは、出演棋士が壇上に上がって一人一人自己紹介されたこと(^^)司会者に紹介されこそすれ、プロ棋士が自己紹介ってあまりないですからね。羽生先生「あ、どうも羽生です。ながの東急将棋まつりは今年で36年目を迎えますがその半分くらいは出させてもらっています。」耳に新しい羽生先生の自己紹介でした。
女流プロ戦。地元の長沢女流四段に新鋭の熊倉紫野女流1級の対局を羽生さんが解説。羽生さんの解説も最近はほとんど見られなくなりましたら貴重です。ふと見上げると天井にはカメラが設置。タイトル戦さながらで盤上を写しており解説者用のモニターに映し出されている。考えられてますね。熊倉女流は、先日行われた羽生名人就位式で伊藤明日香先生と一緒にお会いしているし、これは応援しなければ(^^;というか普通に強いですよね。羽生先生「このじっとした手は渋い。なかなか指せない手です。」ながの東急将棋まつりでは特選対局1局につき次の一手が2度出されるようである。自分は熊倉さんの手を当てた。最近は次の一手は調子がいいようだ(^^)当たった中から抽選で3名に「うにあられ」が当たるのだが運良く今回もいただいた(^^)v でもプロ棋士の色紙とどっちがいいんだろう?と聞かれると色紙の方が(^^;また、特選対局には相撲のように懸賞金がかけられるのも特徴のようだ。熊倉女流が勝利で羽生さんから懸賞金が渡された。
お昼1時間は長野期待の星田中悠一新四段のインタビューであったが、腹が減っては戦はできぬということでしいのみさんと腹ごしらえ。しかし丁度お昼時。レストランはどこも込んでいた。ここは寿司屋しかないとちょっと高めのコースで何とか乗り切った。
午後1では早指し戦、地元長野木下六段vs木村八段を山崎七段が解説します。山崎七段の解説もわかりやすい。なんとA級棋士木村八段が敗れる波乱。木村八段が受け間違えて綺麗な十字飛車を食らったのだった。山崎七段「これはうっかりですよね?」木村八段「聞かないでくれよ~(苦笑)」この時間では丸田九段と武市六段らが指導将棋、羽生名人と熊倉女流がサイン会であった。さすがに羽生名人。サインを求める行列は桁違いでお昼には凄い行列。人数制限となって自分は第二弾の羽生名人サイン会に狙いを定めた。
プロ・アマ平手戦。地元の雄田中悠一四段vs長野県アマ名人の対局を武市三郎六段が解説。しかし折角長野まで来て指導対局はしたいと望み、なおかつ関西棋士である山崎七段の指導を受けようと指導対局抽選くじを引きに行った。はずれ(T_T)がっくり。山崎七段、長沢女流、熊倉女流の指導対局と木村八段、木下六段のサイン会。仕方ないので指導対局の外野に回った。木下六段のサイン会には人が並ばず。運営者ももう少し考えてあげればとは無責任な将棋ファンの感想。しばらくして控え室からサイン会に行こうとする羽生名人と偶然鉢合わせとなったのでご挨拶。
たいがー「あ、羽生先生!」
羽生先生「あ、どうも。○○さんとご一緒に席に座られてましたよね?」
たいがー「はい、そうです。」をを、羽生さん。壇上からチェックしておられましたか?○○さんはたいがーが将棋イベントに行くと必ず来ているおじさんで、最前列でたまたまお隣になった人だった。何かの縁だと思って声をかけてご挨拶してお名前を教えてもらっていたのでわかった。○○さんも羽生さんに名前覚えられるほど有名なんですね(笑)
たいがー「本日、もう東京のご自宅へ?」
羽生先生「はい、本日中に帰ります。」
たいがー「1つ質問していいですか?現在の研究会メンバーを教えていただいてよろしいですか?」
羽生先生「木村八段、松尾七段…」
たいがー「それに森下九段?」
羽生先生「いえ、それに村山五段なんです。」
たいがー「へ~、そうなんですねぇ~」
羽生先生「ただ木村八段が王座戦の挑戦者になったのでしばらくはオヤスミですけどね。」
(サイン会の時間になっている(^^;)
たいがー「ありがとうございます。それではまた。」
羽生先生「あ、どうも。」
あ、そうだ、羽生さんにサインもらわなくちゃ、と思ったけど時すでに遅し。用意されていた羽生さん本が完売していたのだ!呆気に取られるたいがーだった。ま、いいか、ご本人と短かったけどお話できたし。
そしてメインイベント羽生名人vs山崎七段の特選対局、解説を木村八段、聞き手を熊倉女流が合い務めます。後手山崎七段の三間飛車に対し先手羽生名人の5七銀左急戦。△6四歩と突き出したことから▲4五歩と開戦。2度の角交換から▲3一角。羽生先生が▲6四馬を作る展開に羽生名人優勢かと思った矢先、山崎新構想で△1五歩。これで端を破った山崎七段が優勢に。木村八段「山崎七段特有の鋭い攻めが決まりました。」面白かったのは次の一手。木村八段の工夫か対局相手に予想と同時にコメントを求めたこと。あまり見かけない風景ですね。後手32手目。
木村八段「相手の予想を聞いてみましょう」
羽生名人「8四歩」
木村八段「山崎さんの印象は?」
羽生名人「格好いいとか?」
大方の予想を覆す△6四歩。正解者8名。自分もはずしました(^^;
先手51手目。
木村八段「山崎さんの予想は何ですか?」
山崎七段「4六歩かな?」
木村八段「羽生さんの印象は?」
山崎七段「格好いい。あとボクから見ると鬼ですね(^^;いつも負かされるんで」
正解はこれまた解説陣の予想しなかった▲2九飛。
木村八段「解説者、廃業しないと(^^;」
後手山崎七段にこの後△8四香という好手が出てかつ、最終盤94手目△6六桂からの光速の寄せが決まり、結果108手で後手山崎七段の勝ち。うーん、玲瓏管理人現地応援負のオーラが続く。ここ最近6局が1分5敗。勝てない(T_T)羽生さん勝ってくれ~(笑)しかし7割勝率の棋士が6局勝てないってどんな確率?(苦笑)対局後、しいのみさんのところに挨拶に来た山崎七段。しいのみさんと山崎七段の記念2ショットを撮影するついでに、自分も山崎七段と2ショット撮影してもらう。それから羽生先生との2ショット記念も・・・と思ったら羽生さん控え室に・・・さようなら(^^;;;; ま、いっか。あ、木村先生が荷物持って帰る間際、2ショット撮影してもらう(^^;
しいのみさんと駅弁を購入して新幹線に乗り込む。あっと言う間の1日でした。
実は私が観ている時も山崎先生、負けることの方が多いのですが、今回はたいがーさんのオーラが勝ったようで…ありがとうございます(ペコリ)
また機会がありましたら、呉越同舟?ということでよろしくお願いします(ふたたびペコリ)
その節はこちらこそお世話になりました(^^)/
いや、自分の負のオーラって強すぎですかね?(笑)
自分の眼前の羽生さんって将棋新聞・雑誌で見る羽生さんと別のイメージができつつあります。
勝てない(T_T)<ほな、バカな!(爆)
気になってその前調べたら「第33回将棋の日」は森内前名人に勝たれてました(ほっ)
私は「長野県将棋情報サイト」管理人のテツ母と申します。
このたび、拙サイトで「ながの東急将棋まつり」のレポートをアップしました。
貴ブログの内容が、将棋まつりを堪能された様子がとても楽しく描かれていらっしゃるので、レポート内でリンクさせていただきました。
(差し支えありましたらご連絡ください)
どうぞよろしくお願いいたします。
拙いブログですが、このような形でリンクしていただけるのは大歓迎です!!ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。