タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

釧路町東遠野の廃屋跡に群生するヤエザキオオハンゴンソウ

 子供の頃、故郷の家の庭に植わっていたこの花を、母はチョウセンダリアと呼んでいた。なるほど、花はポンポンダリアの花によく似ている。

 ヤエザキオオハンゴンソウという正しい種名を知ったのは、昭和 45 年に釧路に越して来て数年経ってからである。

 特定外来生物に指定されている北米原産のオオハンゴンソウを改良した園芸品種。観賞用として栽培された株が、現在、人家用地や野山で野生化し生息域を拡大している。筒状花がすべて舌状花に変化した八重咲き花は、ボリュームたっぷりで見応えがあるが、本来の生態系を破壊する可能性が高いから、情に流されずに断固駆除すべきである。
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