タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<某大学教授の言葉遣い>

 <ブログ「きょうの研究日誌」2月17日投稿記事の一部>

教授の文章

 昨今、否定論・肯定論が飛び交い巷を賑わしている「ら抜き言葉」。実例を挙げるのに事欠かないほど広範に用いられているが、規範文法では下表(筆者作成)のごとく、正用法とは認めるられていない。

国語規範文法

 <ブログ「ら抜き言葉について」>
    www5a.biglobe.ne.jp/minnami/link41.htm

ら抜き擁護論

 簡にして要を得、説得力のある肯定論を上に引いた。一部分なので、全文を読みたい向きはサイトを参照されたい。
 私たちを取りまく言語環境の趨勢は肯定論に大きく傾いており、「ら抜き言葉」は遠からず規範文法に組み込まれると見て間違いない。しかし、現段階では、教育や研究、報道などの分野で使用が厳に規制されているので、関係者は、個人的な備忘録であっても、公に人目に触れる形での使用を控えるべきだろう。余計なことだが、「いけず」は、関西で女性がやんわりと使う言葉で、男性、とくに大学教授には相応しくないと思う。
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