全英連参加者のブログ

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ゴースト・イン・ザ・シェル

2017-04-13 04:00:00 | 全英連参加者 2017
ゴースト・イン・ザ・シェル ポスターイメージ  In the near future, Major is the first of her kind: A human saved from a terrible crash, who is cyber-enhanced to be a perfect soldier devoted to stopping the world's most dangerous criminals.

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 3月中頃から、映画の公式サイトやYoutubeでかなりたくさんの予告編、特報が公開されている。また、これらに1995年の「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の音声をかぶせた、fan-madeの映像作品(?)もかなり「公開」されていた。
 公式サイトでも5本のtrailerが公開されている。Paramount Picturesのサイトでには、5分近いBehind the Sceneのようなものまである。1995年の作品やStand Alone Complexからのエッセンスを「両手いっぱい」取り込んだような映像で、「こんなたくさん公式サイト、映画サイトで見せて、大丈夫なのか」と心配になるほどだった。

 公開日午後、見に出かけた。いつもどおりMovixさいたまである。

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 近未来。少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、事故に遭い、脳以外は全て義体となった。
 少佐が指揮するエリート捜査組織公安九課は、サイバーテロ集団に果敢に立ち向かう。少佐は捜査するうちに、自分の記憶に「何か」がおきたことに気づく。

 ・・・そこに真実がある。

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 少佐(スカーレット・ヨハンソン)
 普段着の時も、光学迷彩突入時の姿も、かなりよく似合っている。
 少佐は事故により全身義体化された。過去の記憶も「fragments」(断片的)という状態。
 少佐は九課の中心人物である。彼女は自分の本名をMira Killianと伝えられている。
 ・・・ミラ? 草薙素子じゃない?

 このこと自体が複線になっている。だからこれ以上書かない。

 BATOU(ピルー・アスベック)
 途中から例の目になる。イメージはかなり1995年の作品に近い。

 アラマキ[荒巻課長](北野武)
 ミスキャストではと思っていたのがアラマキ役である。予告編でもわかるのだが、ほぼすべてのセリフが日本語。なんとなくだが、アクター北野武は「悪人」が似合うと感じた。

 クゼ・ヒデオ(マイケル・ピット)
 本作の敵役である。
 彼の正体と過去が、少佐のそれが交錯する。本作の謎、ある種の闇がそこにある。

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 本作は、そこここに過去作(多くは1995年作品)からのシーンが見られる。それはアニメの実写化だけではなく、設定を借用、オマージュも含まれる。
 予告編でも公開されている会談への少佐の突入シーンは、1995年作品が元になっている。そこにいる芸者ロボットは、TVアニメで出てきたものそのものだ。
 BATOUのイヌ好きは、この作品でも引き継がれている。
 イノセンスの「ミスも、ミセスもいらないわ」の、ハラウェイ検視官らしきキャラクターも出てくる。

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 アメリカでの公開1週間の評価(https://www.rottentomatoes.com/
 ・興収3位
 ・映画レビュー評価は平均5.6/10
 ・評価すると、評価しないの割合では46%が評価
 ・映画ファン62%が”liked”

 レビューを書いた人は、これまでの攻殻作品全体のイメージから見ると、本作のストーリーラインがシンプルだと思うだろう。だからあまり評価が高くない。Critics Consensusにも、同様のコメントが出ていた。
 盛りだくさんすぎる感じも、なくはない。でも、よくここまで作ったなあと思った。SF作品として、単純におもしろく出来ている。僕は10点満点ならば6.5かな。

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