8月31日のYahoo!JAPANのニュースに、『新橋・高架下の名画座、半世紀の歴史に幕 31日に閉館』という見出しを見つけた。
『名画座か...
そんなことを考えた。
+++++ +++++
僕の住んでいるさいたま市(旧大宮市)のJR大宮駅近辺は、僕が高校生の頃まで少なくとも10以上の映画館が営業していた。廃刊になった雑誌『ぴあ』の映画情報の記憶をたどると、大宮駅近辺は県内一の映画館数。いつの間にかみんな消えている。
ちょっと調べてみた。ネットの記事、ブログエントリ等いろいろ見つけた。
大宮オークラ劇場、大宮オークラ小劇場
高校生が入れない映画館。2008年閉館という記録を見つけた。
大宮東映
近隣の小学生が「東映まんがまつり」を見に行く映画館である。
大宮東宝白鳥座、大宮東宝スカラ座
跡地には貸しビルがある。
大宮セントラル劇場
大宮オリンピア劇場
松竹大宮ロキシー
大宮日活名画座
この四つは、場所の記憶がない。
プラザ劇場、ハタシネマ1、ハタシネマ2
封切りから2週間遅れくらいで、新作を二本立てで見せてくれた映画館。現在はタワーマンションが建っている。
+++++ +++++
旧大宮市には、現在イオンシネマ大宮(2000年開業、8スクリーン1770席)とMOVIXさいたま(2004年開業、12スクリーン2671席)がある。シネコンの隆盛はすばらしいこと。でも、それまでの映画館の生存場所を消したのも事実だと思う。僕の記憶にある大宮駅近辺の映画館は、2000年代に入り、数年でばたばたと閉まっている。
シネコンは増えたけど、記事の名画座は東京都の23区内には一桁しかないらしい。新進気鋭の映像作家や、珍しいものを上映しているミニシアターも経営的には厳しい。少数館(単館)上映の作品を見ることや、リバイバル上映を見ることも少なくなりつつある。これも世の習いだから、抗しきれない。でも、寂しいことだ。