2学期を終えて、感じること。とにかく不景気であること。
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カレンダー
22日(火)今学期の成績会議だった。年内最後の職員会議である。過去これまでの経験では、会議後進路指導部主任が必ず言うことがある。
「先生方、進路指導部に大学等からカレンダーが来ています。職員室の教頭席の脇に置きますので、ほしい方どうぞ。
これが今年はなかった。
この冬進路指導部に来たカレンダーは、ほんの数本。壁掛け方は、大学2(S大学、RK大学)、企業1(DNP系列会社)、防衛省3のたった6本。デスクトップ型もほとんどない。勤務校は進学校とまではいわないが、就職者はほとんどいない。だから、企業からのカレンダーが少ないのはわかる。でも、大学も入試情報会社も今年はカレンダーをくれない。物欲しそうに聞こえるのはイヤだけど、それだけ宣伝にお金がかけられない証拠だろう。
事務室に行き事務長にも聞いてみたが、今年は事務室もカレンダーがあまり来ていないとのこと。社会通念上の儀礼の範囲ならば、出入りの業者からカレンダーを受け取っても問題はないことになっているが、その数も減少している。
…これは、どえらく不景気だ。
授業料減免
個別事案を書くことは守秘義務違反になるから、ここでは書かない。けど、勤務校でも知り合いの学校でも、授業料減免の希望者数、日本学生支援機構の奨学金受給希望者数は増えることはあっても、減ることはない。
12月20日に文科省の調査が発表になったが、公立高授における業料減免は全生徒10人に1人('08年度に都道府県等から授業料減免を受けたのは、前年度より0.4ポイント増で10.1%)である。これは調査開始年度の1996年度の3.4%の約3倍で、過去最高。
…確かに、実感として大幅に増加した気がする。
通常減免申請の書類作成は4月の仕事だけど、今年は五月雨的に続いているようだ。
どうやら平成22年度から、”高校の無償化”が実施になる。だが、厳密に言えば高等学校授業料相当金額の支出が公的に保証されるのであって、高校生活が無償になるわけではない。高校生活は修学旅行積み立て、各種支払いがある。間違いなく勘違いする保護者がいるだろう。
…この件はいずれまとめようと思う。
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景気は気からと言われても、これだけ冷え込んじゃったら、どうにもならない。