'13-02-08投稿
既報(その17)で懸念している有害な微小粒子状物質に対して、中国政府に情報交換と排出抑制を含む対中協力の検討を申し入れる考えを表明したという。
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「PM2・5」飛来で岸田外相「中国と協議」 中国大気汚染
「岸田文雄外相は8日の閣僚懇談会で、呼吸器疾患などを引き起こす微小粒子状物質「PM2・5」が中国から日本に飛来している問題で、中国政府に情報交換と排出抑制を含む対中協力の検討を申し入れる考えを表明した。「中国側に情報交換を行うこと、いかなる協力の可能性がありうるかについて話していきたいと伝達したい」と述べた。
また、岸田氏は中国在留邦人向けに日本から呼吸器内科の医師を派遣し、大気汚染に関する相談会を開く考えを明らかにし、「情報収集と在留邦人保護に力を入れる」と語った。」
⇒本件、わが国の自治体でも微小粒子状物質「PM2・5」の監視体制を引き始めましたが、呼吸器疾患のみならず、既報でも記載しましたが、今後の発生状態によっては大規模な寒冷化の恐れを北半球の周辺地区に及ぼす可能性?もあるとの中国人ジャーナリストの指摘があります。詳しく見る>>
黄砂など大気汚染粒子の実態について、個人的には北京、上海、広州など沿岸都市および工業都市は車の排ガスや工場の煙の影響が多いと想っていましたが、厳冬期を迎えた市内で消費される石油・石炭ストーブや排ガスによる汚染物質の排出の影響もある?とはの感です。
真因およびメカニズムを的確にするためには、飛来したAM2.5を収集したものの、正確な組成を分析することが重要と思いますが、もし慢性化するようなら、現在、大陸に面したわが国の九州、西日本、北陸諸地域への汚染粒子が表日本に列島山脈を飛び越して大量に飛来することも杞憂されます。
現状、大部分は既報で記載したように、大気のみならず、雪、雨などで海にフォールアウトして海水中の元素濃度が変化していると思われますが、福島原発の漏洩放射能と同様に海の汚染による生態系の異変にも注意が必要か?
いずれにしても、単なる人災救援のみならず、中国政府に情報交換と排出抑制を含む対中協力の検討について積極的に展開することが望まれます。
「砂漠化」および「沙地化」の防止による大量黄砂の発生および飛来など。
中国の大気汚染「PM2.5」 関東でも観測 忍び寄る脅威、列島に危機感2013年2月8日(金)08:05本文続きを見る
「■高機能マスク有効/食べ物に影響ない
中国で深刻化している微粒子状物質「PM2・5」による大気汚染が、日本各地でも徐々に観測され始めている。北西の季節風が強まった7日、関東各地でもPM2・5が観測された。環境省は危機感を強める各自治体と連携し、観測態勢強化などの緊急行動計画をまとめた。中国に駐在員を置く企業も対応を始めている。
◆冷静な対応を・・・」という。
⇒関東の一部で高いのは??原因は何なのだろうか?ちなみに、わが国の基準は国が定めた環境基準値は1日平均1立方メートル当たり35マイクログラム。