6月18日 (月)
「吊るし雛教室]は先生のほか家内を含めていまは5人、おおむね月に二回、土曜日に行うのが原則となっており、今年の製作テーマは来春の雛祭りに向けた置き雛作りとのことで、当面の課題は「五人囃子」と「三人官女」だとか。
「吊るし雛教室]といっていはいるが生徒はいずれも高齢者で10数年も続けてきたものだから長い歳月の間に生徒数は徐々に減っていっていまは5人だけ、会場は各自の自宅の持ち回りとなっており、教室の実態は先生を囲んでの雛作りが半分、あとの半分がお喋りと昼食とおやつを楽しむ集まりになっているようだ。
その半分の雛作りも高齢者のゆっくりしたペースでやるわけだから、なかなか出来上がるべき雛の姿は一向に見えてこない。
しかし、梅雨に入つてからは家に閉じこもることが多くなったせいか、このところ少しばかり製作速度も上がっているようで、ようやく「らしきもの」が姿を現し始めて来た。
仕上がればそれはそれなりに可愛い雛になるのだろうが、完成品より生れ出ようとしている今の「かりそめの姿」にかえってそこはかとない魅力を感じ、なんだか一層いとおしく思えたのは私の僻目か。
そんなことで、家内は嫌がったが、未完成品をデジカメで写してみた。