サステイナ

自然や地球の生態システムに興味がある筆者の仕事、趣味、生活の備忘録。
勝手なことばかり書いてますがご容赦を!

電気かガスか CMでの戦い

2006-04-05 21:03:14 | CM
東京ガスのコマーシャル「ガス、パッチョ!」が面白い!
内容は単純だ。妻夫木君の部屋の箪笥の中から、歴史上の著名人が出てきて、火力の強さや、床暖房、ミストシャワーや発電が出来る点など、現代文明の利器であるガスのメリットに驚くという設定だ。
登場人物も多彩だ。織田信長に千利休、ガリレオ、フレミング、ベートーベン、小野妹子・・・何故か全員日本語を話すところも面白い。また登場人物のキャラクター付けも非常に凝っている。
・やたら明るく、軽薄な織田信長や呼ばれて出てくる千利休、
・「それでも地球は回っています」と言い続けるガリレオ、シャワーを浴びて別人になるのも面白い。
・かなり流暢な日本語をあやつるフレミングは、左手の法則を「ガスでお湯沸かすと、自宅で発電もしちゃって、エコ」に変えられてしますが、怒らず素直に「ぜんぜん違うけど、すごいじゃん」と驚く。
・ベートーベンは少しくどくて面白くないが、「交響曲第10番エコジョーズ」と言ってしまうところがスゴイ。
・一番のお気に入りは床暖房をねだる小野妹子だ。歴史上の人物を勝手に女にするところも、ぶりっ子妹子が豹変するところも面白い。妹子役の酒井若菜はまさに適役という感じだ。

 電車の中でこのキャンペーンのロゴマークのピンバッチをした人に出会った。それくらい力を入れているのだろうか?
gaspaccho

一方東京電力のCMは、美しいお母さん鈴木京香と彼女にあこがれる純朴な娘の同級生が「オール電化」に「switch」を訴える。こちらのCMは放映して既に13作目となり、気がきつそうな姑の登場までは面白かったが、最近はキワモノである正体不明のオカマ(美輪明弘)が何故か出てきたり、これまた何故か中華料理のコックの群がでてきてオール電化の火力の強さに驚いたりと、少々マンネリ感が漂っている。ただWebサイトの内容はこちらもとても充実している。ADギャラリーもさることながら、CM連動コンテンツ「お客様がやってきた」は見ごたえ十分である。美輪明弘の悩み相談は趣味でない僕にとっては気持ち悪いだけだが、陳健一の料理法は面白いし、火力の強さをうまくアピールできていると感じた。しかしガスパッチョにはかなわない。
CM的には圧倒的にガスが面白いのだが、実際市場では、オール電化が有利なようだ。聞く話によると、最近立てる高層マンションの多くはオール電化だそうだ。理由は保険の料率がガスのものと比べて格安になるからとか?・・安全という面では電気がよいのだろうか??
 ガス発電、オール電化これからはコミュニケーション上の戦いにも注目していきたい。

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