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トップダウンアプローチによるデータモデリング

2005年04月26日 | データモデリング
トップダウンモデリングとは、特定の機能(画面・帳票など)にとらわれずに、データ構造としてどのような構造であるべきなのかを導き出していく手法です。(図1)

エンティティ(テーブルやファイルだと考えてもらえれば結構です)を全て洗い出し、エンティティ間の関係を1対Nまで分析していきます。

【モデリングリソース】
モデリングリソース(基礎情報)としては、以下のものがあげられます。

①.企業/業務の環境や資源
企業や業務の環境や資源からリソース系の存在するデータを把握していきます。
企業の経営資源といわれる「人」「もの」「金」という観点から管理対象となるデータの抽出を行います。

②.戦略計画/予算
企業の戦略計画/予算から計画・企画するデータを捕捉していきます。

③.ビジネスフロー図(業務フロー)
業務の手順を整理し、業務の流れの中でどのようなデータが発生するのか、必要なのかを捕捉していきます。

④.業務上のビジネスルール
業務上のビジネスルールからリレーションを分析していきます。

①と②からリソース系のエンティティを補足し、それらのデータ間のリレーションを分析(④)することでイベント系のデータ(③)を捕捉することができます。

【モデリング手順】
モデリングの手順は、以下のとおりです。

①.エンティティ候補の抽出
②.エンティティの過不足チェック
③.エンティティの妥当性検討
④.リレーションの存在分析
⑤.リレーションの分類
⑥.N対M関係の解消
⑦.従属/参照関係の分析
⑧.属性の定義

この手順の内容については、次回以降説明していきます。
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