春真っ盛り（４）

・昨年の大収穫に味をしめて、今年も伊豆稲取にある細野高原にやってきた。
・高原の入り口で入山料一人600円を支払う。
・受付のお兄さんに、今年のワラビの状況を聞くと、まだ、少し早いかもしれないとすまなそうな返事。
・実は、山菜狩り園は４月１４日から始まったのだが、この日はあいにくの雨。雨後の竹の子ならぬ、雨後のワラビというわけで、朝から晴れた翌１５日、稲取漁港の朝市で、弁当を買って入山。
・稲取漁港の朝市といえば、入り口を入って最奥左の無料味噌汁もいいが、右端にいつも出ている「キズもの干物」屋がお勧め。金目とアジを買った。半額以下のお買い得品。加工途中で頭やヒレが切れてしまったものだが、歯が悪くて、最近は頭まで食べることができないので、キズもので十分だ。特に金目がおいしかった。

・昨年の採れ場所近くまで、車で行く。ヒントはスカイダイビング用の吹流しの近く。昨年は、途中、２０度近くになって、汗だくだったが、今年は１４～１５度程度しかなく、今いち、気温が上がらない。

・でも、芝生地域には、背丈は短いながらも。ワラビがたくさん出ていた。９の字状態で頭をまたげているワラビも多い。石の上に座って弁当を食べたが、その前にも、頭をもたげかけたワラビがたくさん。石に座って、出てくるのを待って採るのもいいかもと、しばらく注視していたが、いまいち、元気がなくて、縮じこまったままだ。
・芝中は入れ食い状態で採れたが、藪中のものは、まだ、出が少ない。
・帰りに、大仁ふるさと農園に寄り、ワラや枯れ草を燃やして灰を作り、これであく抜きをし、翌日、竹の子と煮た。ダシはシラスに限るとのことで、これを使う。
・竹の子と云えば、一昨年のこと、中伊豆の某所で、道端の荒れ竹林で竹の子を１本失敬したら、通りがかりの地元の人に怒られ、採った竹の子を放り出して逃げ帰った苦い経験がある。多摩ナンバーの車だったからだろうと云われたが、これに懲りて、産直市場で買うことにしている。昨日買ったのは小さなもので、１本４００円。もう少したてばぐっと安くなる。
・ワラビの中に枯れ草が混じっていた。背丈が小さかったので、採る時に枯れ草も一緒に袋に入ってしまったもの。採る時に選別するか、食べる時に選別した方がいいのか迷うところだ。