2月11日(土) 町田市立国際版画美術館へ行ってきました。
特に企画展を目当てにしたものではなく、フラリと行った感じです。
初めていく美術館ですが、版画の谷中安規の作品が見れたらいい・・・というぐらいの軽い動機でした。
展示されていたのは
常設展示室 シリーズ<現代の作家>田中 陽子作品展
2011年新収蔵作品展
撮影は禁止でしたので、Webサイトから引用しています。
まず田中陽子の作品から
「人もよう とぶ人 はねる人」1987年 木版 田中陽子(1947-2008)
ボリューム感と躍動感がいいですね。 ただ、ウィンドに並べたような構図が私的には惜しい。
田中陽子の作風も変化しているなかで、人間と動きの描写が素晴らしいダンスシリーズは見応えがありました。
「黒いタイツ」 ・・・ この作品が一番のお気に入り。
「バレリーナ」
常設展示室の出口に黒布で覆われた箱があり、あけると豊原国周の浮世絵がありました。
明治時代の浮世絵。 展示していたのは下の作品とは違っていたと思います。
2011年新収蔵作品展では、川瀬巴水(1883-1957)の作品が印象に残りました。
「深川上の橋」 1920 木版 仙台堀川と大川(隅田川)の合流点にかかっていた橋ですが、今は埋め立てられて碑だけが残っています。
三菱深川別邸の図 月夜(大泉水) 1920 木版 三菱深川別邸は、現在の清澄庭園
三十間堀の暮雪 1920 木版 降雪の表現が凄いと思いました。
展示はなかったのですが、いい雰囲気の新版画をWebからアップしました。
川瀬 巴水の新版画は叙情味があって、海外でも人気が高いとか。
「雪の向島」
品川