スーパーアグリの秋田史がコメント。

2008-02-29 23:52:44 | Formula One
鈴木亜久里代表の右腕と呼ばれ、スーパーアグリの運営会社であるエー・カンパニーを率いる秋田史が現在のスーパーアグリについてコメントしています。

まず、合同テストをキャンセルしたことについて、「テストをキャンセルしたのは、いくつかのパーツが間に合わなかったからだ。我々はいつもシーズンの開幕に向けて急ごしらえで準備をしている。去年もとてもタイトなスケジュールだったし、今年もまた同じパターンになった。しかし我々はメルボルンのグリッドに並ぶ。それができないかもなんていう心配はまったくしていない」

チームの売却については、「まだ話し合いは続いていて、私が聞いた限りでは投資を受けられる可能性があるところが3カ所ある。我々は将来について考えなければならないし、チームにとって何が最善かを考える必要がある。もしかしたら、チームの100%を売却することになるかもしれない。しかしもちろん、チームの基礎をそのまま生かしてチームをバックアップし、より良い結果が得られるようにしてくれるスポンサーや投資家がいれば、それが理想的なんだ。チームの買収どのくらいのものになるかは、投資家の条件次第だ。しかし、たとえそれが100%の買収だったとしても、チーム自体がなくなるわけではない。
もし鈴木亜久里がいなくなれば、おそらくホンダのエンジン供給はなくなるだろう。投資家がチームに入り、彼らがBMWエンジンを手に入れてくることができるというのなら話はまた違ってくるがね。しかし、たとえ我々が100%の株式を手放したとしても、オーナーやチーム名がそれによって必ずしも変わるとは限らない」とのことです。

100%売却ですか?日本の企業ではないでしょうね…チーム名は残ったとしても日本のチームではなくなってしまうのではないでしょうか?そうすると亜久里代表がF1をやる意味がなくなってしまいますね。純国産チームとして旗揚げしたはずです。今はどうか分かりませんが…
チーム立上げ時に「日本のチームということで、日本の住所でF1にエントリーしたのは、38年前にホンダさんがF1に出て行った時と同じじゃないかと思います。そういう部分では、ドライバーとして日の丸をF1の表彰台に上げたい、そしてコンストラクターとしてチームとして、また日の丸を上げたいという気持ちでいっぱいで、非力ですがこういう形でエントリーさせて頂きました」とコメントしていました。

もうすぐ始まる2008年シーズンまで、あと2週間です。
今ごろ各チームは開幕戦のオーストラリアへ向けての出発準備をしているのでしょう。

JRPがフォーミュラ・ニッポンの開催概要を発表。

2008-02-27 23:35:07 | Formula Nippon
JRP(日本レースプロモーション)は都内で発表会を開催し、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの2008年開催概要を発表しました。
中嶋悟JRP会長が挨拶し、ドライバー19名が集まりました(今シーズンは20名ですが石浦宏明は体調不良のため欠席)。

JRPのリリースを見たところ。
まず、レース日程に関しては鈴鹿サーキットが大幅改修を行なう影響から、今シーズンは全8戦となります。
また今シーズンは2レース制が導入され、第5戦鈴鹿と第6戦もてぎで採用されます。この2イベントでは同時にリバースグリッドも導入され、第1レースの上位8台が逆順で第2レースをスタートすることとなります。GP2方式ですね。
2レース制の導入とあわせてポイントシステムも変更となります。今シーズンは1レース制の勝者が15ポイント獲得で、10位までポイントが与えられます。
2レース制では第1レースの勝者が10ポイント獲得で、8位までポイントが与えられます。第2レースでは勝者が5ポイント獲得で、5位まで与えられます。
予選方式は、F1で採用されているノックアウト方式が導入され、従来の45分×2回やスペシャルステージ方式に加えてとのことだそうで、レースごとにさまざまなバリエーションの予選が見られるとのことです。
他のレギュレーション変更は、パドルシフト導入と、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの創設などがあります。
詳しい内容は「Formula Nippon Official Site」をご覧下さい。各チームのリリースも載ってますよ。

2008全日本選手権フォーミュラ・ニッポン エントリーリスト
No.1 松田 次生 LAWSON TEAM IMPUL/TOYOTA
No.2 ブノワ・トレルイエ LAWSON TEAM IMPUL/TOYOTA
No.3 横溝 直輝 KONDO RACING/TOYOTA
No.4 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ KONDO RACING/TOYOTA
No.5 金石 年弘 SG team 5ZIGEN/HONDA
No.6 平中 克幸 SG team 5ZIGEN/HONDA
No.7 本山 哲 Team LeMans/TOYOTA
No.8 石浦 宏明 Team LeMans/TOYOTA
No.20 平手 晃平 TEAM IMPUL/TOYOTA
No.31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA/HONDA
No.32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA/HONDA
No.36 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TEAM TOM'S/TOYOTA
No.37 荒 聖治 PETRONAS TEAM TOM'S/TOYOTA
No.40 松浦 孝亮 DoCoMo DANDELION/HONDA
No.41 土屋 武士 DoCoMo DANDELION/HONDA
No.47 ロニー・クインタレッリ CERUMO/ INGING/TOYOTA
No.48 立川 祐路 CERUMO/ INGING/TOYOTA
No.55 井出 有治 AUTOBACS RACING TEAM AGURI/HONDA
No.56 伊沢 拓也 AUTOBACS RACING TEAM AGURI/HONDA
No.67 ロベルト・ストレイト STONEMARKET・BLAAK CERUMO/INGING/TOYOTA

上記にもあったように、ルーキー・オブ・ザ・イヤーが創設されます。今シーズンのルーキーはDoCoMoの松浦孝亮、ARTAの伊沢拓也、IMPULの平手晃平、CERUMO/INGINGのロベルト・ストレイト、LeMans石浦宏明です。誰が獲得してもおかしくないですね。
チャンピオンを獲得した松田次生、逃した小暮卓史、チームを移籍した本山哲、復帰した土屋武士にも注目です!
オイラの勝手な予想では、ロイック・デュバルが結構いっちゃうんじゃないかな~。なんて思ってます。A1GPでも絶好調でしたし!
国内トップフォーミュラなのですから、もっと観客が増えて欲しいな~

FIAがスーパーライセンス発給料を大幅値上げしました。

2008-02-26 23:25:52 | Formula One
国際自動車連盟(FIA)は、レーシングドライバーがF1グランプリ参加の際に必要なスーパーライセンスの発給料を大幅に値上げしました。

昨シーズンまでのライセンス料は1,690ユーロ(約25万9,000円)で、それに当該選手が直近の選手権でポイントを獲得した場合、1点あたり447ユーロ(約68,000円)が加算されるだけでした。
例えば2005年と2006年にワールドチャンピオンとなったフェルナンド・アロンソの場合、62,000ユーロ(約951万円)を支払って2007年のスーパーライセンスを取得していたことになります。

イギリスのオートスポーツ誌によると、世界モータースポーツ評議会(WMSC)で金額の上げを決めたようだと報じました。
今シーズンからスーパーライセンス発給料を10,000ユーロ(約153万円)にし、ポイントごとの加算金を2,000ユーロ(約30万円)とすることを承認したそうです。
そうなると、作シーズン110ポイントを獲得したワールドチャンピオンのキミ・ライコネンは、2008年ライセンスに230,000ユーロ(約3,529万円)を支払わなければなりません。高すぎ!! F1ドライバーにスーパーライセンスは不可欠ですよ!

そもそもスーパーライセンスとは何ぞや?と言う方にご説明します。
国際自動車連盟(FIA)が発給する物です。
モータースポーツ・ライセンスのトップに位置するライセンスです。オイラたちが直ぐに(簡単に)取得できるのはJAFから発行される国内B級や国内A級ライセンスです。
スーパーライセンス取得までには、国内B級→国内A級→国際C級→国際B級→国際A級の順にステップアップしていきます。
フォーミュラ1(F1)に参戦するためには、このスーパーライセンスを所持していることが必須条件なのです。どんなに実力があってもライセンスが下りなければレースに出場できません。
スーパーライセンスには・コンストラクター・ドライバー・オフィシャルの3種類が存在します。一般的に耳にするのはドライバーライセンスですね。

発給を受けるための条件は、「FIA International Sporting Code Appendix L」の中で規定され、現在は以下の4条件を満たすことが必要とされています。
1条:F1に参戦するいずれかのチームと1st、2ndもしくはリザーブドライバーとして契約することに合意している。
2条:FIAの発給するグレードA(国際A級)ライセンスを保持している。
3条:以下のいずれかに該当すること。
  1.前年度のF1のシリーズ戦で決勝出場5戦以上の経験者。
  2.過去2年以内にGP2シリーズ(旧:国際F3000)でシリーズランキング4位以内に入賞した者、または3位以内入賞5戦以上、若しくは6位以内入賞10戦以上の経験者。
  3.過去2年以内にフォーミュラ・ニッポンのシリーズランキング3位以内に入賞した者。
  4.過去2年以内にインディカー・シリーズ(IRL)かチャンプカー(旧・CART)でシリーズランキング6位以内に入賞した者。
  5.ユーロ3000選手権、フォーミュラ・ルノー3.5(FIAの記述上は「the World Series F/Renault V6」)、国際F3000マスターズ、もしくはイギリス・ユーロ・イタリア・日本のF3のシリーズチャンピオン(当該シリーズの最終戦から12ヶ月以内に限り有効)。
  6.以上のいずれにも該当しないが、テストドライブを行う国の自動車連盟(ASN)の許可を得た上で2日間以内に最低300km以上レーシングスピードでF1マシンによるテスト走行を行ったドライバーであり、そのテスト結果や過去の参戦実績を基にF1委員会の審査で特にライセンス発給が認められた者。
4条:FIAにスーパーライセンスの年会費を支払っている。
なおライセンスは12ヶ月有効であり、一度スーパーライセンスを得た者でも更新時に上記の条件を満たしていない場合は更新にあたりF1委員会の審査が必要になる。

このライセンスについて近年聞いた話題では、井出有治が「危険な運転」を理由にスーパーライセンス剥奪処分を受けましたね。シーズン途中にスーパーライセンスの剥奪処分を受けたのは井出が史上初でした。嫌な記録を作ってしまいましたね。

それと90年代半ばに昭和シェルのCMで、ミカ・ハッキネンがマクラーレンGTRで登場し「パスポート♪パスポート♪」と言うメロディが流れる中、僕はシェルのカードとスーパーライセンスを持っています的なCMが流れていたのを思い出しました。

スーパーアグリ、開幕戦までテスト行なわず。大丈夫?

2008-02-25 23:31:45 | Formula One
今年のオフもスーパーアグリの良いニュースが出てきません。現在どの様な状態なのか気になります。
先週、都内で行なわれたホンダのモータースポーツ活動会見に、スーパーアグリの鈴木亜久里代表が姿を現しませんでした。

亜久里代表は書面で「関係者の皆様、今日は都合により記者会見を欠席させていただき大変申し訳ありません。スーパーアグリF1チームは今シーズンの参戦に向けて、ただいま全力を挙げて課題に取り組み、1日も早く皆さんにいいニュースをお伝えしたいと思います」とメッセージを送りました。

スーパーアグリについてホンダの和田康裕チェアマンは「2008年に向けて、我々の立場としてはいわゆるカスタマーカー、限りなく同じシャシーコンポーネンツを共有したマシンが走れるという前提で準備を進めてきましたし、今日現在も進めています。もちろん、2008年固有のレギュレーションがありますので、例えば昨年のマシンをそのまま使うことはできないわけですから、今日現在の姿ということで話をしますと、昨年のホンダRA107をベースに、2008年のレギュレーションを亜久里さんのチームの方と協力しながら作り上げているというステージです」とのことです。
これでRA107改で開幕戦に望むと言うことが明らかになりましたね。SA07改の方がいいと思うんだけどな~
今年も何かと厳しそうです。取りあえずのライバルと考えられるフォース・インディアとトロロッソは結構強力な体制ですよ!

その後イギリスのThe Guardian紙が、鈴木亜久里代表がホンダと重要な話し合いを行うため、亜久里代表が東京に向かったと報じました。
投資家との交渉が伝えられていますが、新しいバイヤーにチームの主導権を握られることをホンダは嫌がっているとも伝えられています。亜久里代表の決定を悩ませているのはホンダの意向なのでしょうかね?
スーパーアグリの株式買収に名乗りを上げたインドの電気通信大手「スパイス・グループ」のコンソーシアムですが、交渉はうまくいかなかったようですね。
話がまとまればレギュラードライバーとしてナレイン・カーティケヤンの起用が有力視されていましたが、ナレインがギブアップ宣言をしています。

それから、今日からスペインのバルセロナ・サーキットで行なわれている合同テストに、スーパーアグリは参加しないとのことです。テストをキャンセルしたのは2度目となります。
このテストで新車のシェイクダウンを行なう予定となっていましたが…FIAのクラッシュテストもクリアしたのに…残念です。
これにより、ぶっつけ本番で開幕戦に望むこととなりました。

3月5日からフジテレビ739で放送予定だった「こちらスーパーアグリF1広報室08」は休止となりました。もちろんリピート放送も致しません。

米国オープンホイルレースが再び一つに!IRLとCCWSが合併。

2008-02-23 23:56:51 | Indycar
インディカー・レーシング・リーグ(IRL)とチャンプカー・ワールドシリーズ(CCWS)の合併が正式に決定しました。
22日に、インディカーのCEOであるトニー・ジョージと、チャンプカーのオーナーグループは2008年からのシリーズの合併について合意に達したと発表した。
この件に関する声明は「CCWSとIRLは金曜日に2008年に統一されたスポーツとして行うことで原則合意に至った。合意についての記者会見の詳細は後に発表する」という短いものでした。
合意の内容やシリーズの日程については順次発表されるとのことです。

両シリーズはCARTとインディ500を擁するトニー・ジョージが1995年に今後の方向性をめぐり対立。1996年にインディカー・レーシング・リーグがインフィニティ・エンジンを搭載しスタートしました。
その後、インディ500を抱えるインディカーにCARTのチームが移りはじめ、共にエンジンメーカーもCARTを離れました。そしてCARTが倒産となりました。現在はオーナーが変更しチャンプカー・ワールドシリーズとしてシリーズが続いていましたが、年々低迷していました。インディカーもですね。

これで再び米国最高峰クラスのフォーミュラ・カテゴリーが一つになりましたね。ですがまだ問題はあるようです。
ツインリンクもてぎにも関係しているレース日程変更の問題。7月に開催するのではと言う話もあるようです。暑い時は絶対ヤダ!
両シリーズの下位シリーズに位置するインディプロとフォーミュラアトランティックについての問題。
他にも沢山の問題があるでしょうが、とにかく12年間に渡る分裂状態が終わったのですね~

トニー・ジョージはチャンプカーのチームに対しダラーラシャシーとホンダエンジンの無償供給、インディカーの新チームプログラムに基づいて1台あたり120万ドルのボーナス支給を行うとのことでしたが、チャンプカーの全チーム全ドライバーが参戦するのでしょうか?ウォーカー・レーシングは歓迎するコメントを出しているようですが…
予想では、ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング、PKVレーシング、フォーサイス・ペティット・レーシングは2台ずつ走らせるだろうと見られています。
一方、ウォーカー・レーシングとコンクエスト・レーシングは、少なくとも1台ずつをエントリーするだろうと。デイル・コイン・レーシングも、1台のエントリーを検討中との噂があります。ミナルディ・チームUSA、パシフィック・コースト・モータースポーツ、ロケットスポーツがエントリーするかどうかは不明です。
今のところエントリーに興味を示しているのは、ウォーカー・レーシングだけですね。
インディカーのチームは歓迎しているのでしょうかね?ボビー・レイホールは息子が来るので喜んでいるでしょうけどね。
オイラは大大大歓迎ですよ!もてぎが楽しみです。

インディカーは27日からマイアミ・ホームステッドで合同テストを行うそうですよ。

ウィリアムズがテストで好調!新カラーリング公開?

2008-02-22 23:36:36 | Formula One
今週行なわれたバルセロナ合同テストで、ウィリアムズは良いテストが行えたようです。コンデションは雨が降り、あまり良くなかったそうですよ。

初日はニコ・ロズベルグがトップタイムをマーク。中嶋一喜も続き2番手のタイムを出し1-2。
2日目はニコ&一貴と共にテストドライバーのヒュルケンバーグも参加しました。
午前はレースドライバーが担当。一喜はピットストップの作業に集中したためノータイムでしたがチームにしっかり貢献。
午後はニコがシステムチェックとピットストップの練習を何度も行ったそうです。ヒュルケンバーグはセッティングの作業を行なったそうです。
最終日となる3日目は、一貴が32ラップだけの周回にもかかわらずトップタイムをマーク!!日本人がトップタイムを出したのは2004年シーズンの琢磨以来でしょうね。

中嶋一貴のコメントです。「天候の影響で少し難しいテストになりましたが、ウエットコンディションを経験するという意味で、僕にとってはよかったと思います。マシンの感触はいいのですが、悪天候のため思っていたような作業ができませんでした。それでも、全体的にはいい1週間だったと思います」とのことです。
これはあくまでもウインターテストだと言うことはよく分かっています。一発も有りますので速いのかどうかは開幕してみないと分かりません。ですが一喜が上位にいるということはホント嬉しいですよ!


ウィリアムズのマシン・カラーリングの話題です。
ウインターテストで6種類のカラーリングを披露することになっているウィリアムズは、5つ目のカラーリングに7名のワールドチャンピオンによる手書きのお祝いメッセージが書かれています。
そのチャンピオンとはアラン・ジョーンズ、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、デーモン・ヒル、ジャック・ビルヌーヴです。オイラはこれが一番いいかも!
各ドライバーのメッセージはRacing-Live.comの「ウィリアムズの冬季限定カラーリング第5弾」をご覧下さい。
さらに、アイルトン・セナ、マリオ・アンドレッティ、カルロス・ロイテマン、クレイ・レガッツォーニ、ジェンソン・バトン、ファン‐パブロ・モントーヤ、デビッド・クルサードなど近年のドライバーの名前もモノコックの上に描かれているそうですよ。

今まで5種類のカラーリングを披露してきましたが、ウィリアムズは今シーズンのカラーリングとして青と白のおなじみのカラーリングで開幕戦に臨むことになりそうだとのことです。
ある画像を見る限り、昨シーズンのマシンと比べてわずかな違いしかないようです。マシンのフロントウイングが真っ白に変更され、上方に白い部分が増えただけのようです。

富士スピードウェイが日本GPの開催概要を発表。

2008-02-21 23:06:13 | Formula One
富士スピードウェイは今年10月12日に行なわれる、「2008 FIA F1世界選手権 フジテレビジョン日本グランプリ」の開催概要を発表しました。
メインスポンサーは上記の正式名称にもあるように、フジテレビジョンが今年も務めるようです。
昨年のサーキット内外で起こった不手際が解決されているか?新しい対策はどうなるのか?とにかく注目です。

すべての内容を投稿することは出来ないので、リニューアルされたオフィシャルサイト「日本GP公式サイト」をご覧下さい。
Racing-Live.comでも採り上げています。「富士スピードウェイが記者会見を開催」をご覧下さい。

色々と案を出していますが、さほど変更はないように感じます。大丈夫でしょうか?
直接サーキットに車で乗り入れる案は、なくなってしまったのですね。残念!
まぁ、トヨタ所有のサーキットが同じ間違えを2度繰り返すはずはないでしょうからね~
今年こそは我々が驚くようなトヨタ式を見せてくれるのでしょう。

チケットの詳細情報は3月下旬にオフィシャルサイトで発表するそうで、チケットの販売は5月からとなるようです。

GP2アジア&スピードカーシリーズ、第2戦インドネシア。

2008-02-18 22:19:10 | GP2
GP2アジアシリーズ第2戦は、インドネシアのセントゥールで行われました。
セントゥールって聞きなれないですよね。昨年までA1GPが開催されていた所です。
首都ジャカルタから南へ42kmほどのところにあるサーキットで、全長3.97㌔でロングコーナーと900mのメインストレートがあります。
オイラはAFOSで見たことあるかな??このシリーズは井原慶子さんやタン・ホーピン、クルサードの従兄弟もスポット参戦してたっけな~

予選は雨が上がりの難しいコンデションで行なわれ、スリックタイヤでアタックに出たビタリー・ペトロフが滑りやすい路面の中でトップタームをマーク。
その後、ロメイン・グロスジャンとマイケル・ハークがクラッシュし赤旗となり、その間に大雨となり他のマシンはタイムアップ出来なかったそうです。そのまま終了しロシアのペトロフが初PP獲得となりました。

第1レースは、Qiメリタスのルカ・フィリッピがトップでチェッカーを受けたものの失格となりました。
レース2周目のセーフティカーが入った時に、フィリッピはピットインしてタイヤ交換を行いましたが、Qiメリタスのピットクルーがチームメイトである吉本大樹のタイヤを装着してしまい、レース後にこれが規則違反であるとのことでフィリッピが失格となりました。
アジア唯一のチームですよね!まだGP2に慣れていないですからね~。残念!
これにより2位でチェッカーを受けたアーデンのセバスチャン・ブエミが繰り上がり優勝となりました。
2位はエイドリアン・バレス、3位はベン・ハンリーでした。
日本勢は、Qiメリタスの吉本大樹は一時2位走行がありましたがペナルティで後退しリタイア。DAMSの小林可夢偉もリタイアとなりました。

第2レースは、リバースグリッドによってポールスタートとなったスーパー・ノバのフェイルズ・ファウジーが初優勝。
レースは雨でセーフティーカーランによりスタート、その間に2つのクラッシュがあってなかなかスタートできず、7周目にようやくレースがスタートしたがルカ・フィリッピがスピンしコース上に止まったため再びセーフティーカーが出動。その後も事故が相次ぎ、レースは残り6分ほどで最後のリスタートが切られてファウジーが逃げ切りました。
2位はブルーノ・セナ、3位はビタリー・ペトロフでした。
日本勢は、Qiメリタスの吉本大樹は20位、DAMSの小林可夢偉は15位でした。

第1戦のドバイはロマイン・グロージャンの圧勝でしたよね。このままグロージャンが行くかと思いきや、今回は全く上位に顔を出しませんでしたね。やはりこのシリーズは分かりません。


同時開催のスピードカーシリーズも第2戦が行われ、今回から14台のマシンが揃って正式なチャンピオンシップシリーズとなります。
注目はフェニックス・レーシングが、元DTMドライバーで1979年のルマン24時間レースの優勝者であるクラウス・ルドウィクをエントリーさせていることですね。59歳ですよ!

第1レースは、8位スタートのジャン・アレジがシリーズ初優勝。
2位はマテウス・ラウダ、3位はジョニー・ハーバートでした。
注目のクラウス・ルドウィクは7位、前戦で連勝したジャンニ・モルビデリは11位、片山右京さんは13位でした。

第2レースは、ウベ・アルツェンがシリーズ初優勝。
2位はジャン・アレジ、3位はアナンダ・ミコラでした。
クラウス・ルドウィクは6位、片山右京さんは8位でした。
ホント、このシリーズ見たいです。

次の第3戦マレーシアは、F1マレーシアGPと一緒になります。

インディカーとチャンプカーが合併?(続)。ダニカ!!!!!

2008-02-16 17:26:16 | Indycar
またまた文が長いです。最後に驚きの画像あります!

先週、インディカーとチャンプカーが合併するのでは?と投稿しました。
その続きとなりますが、同シリーズは今シーズンの合併に向けて交渉を進めていると、アメリカの専門チャンネルSpeedのサイト「SpeedTV.com」が伝えました。
合併により生じる問題点をクリアさえできれば、予想されていた2009年より1年前倒しで北米2大オープンホイールシリーズの合併が実現するかもしれないとのことです。

問題点とは、今シーズンの合併実現にはあまりにも時間がなさすぎること。同シリーズとも各マシン(シャシー)でオフのテストを行っています。
加えてインディカー・シリーズは早くても2009年以降に新しいシャシーを導入する予定だそうで、合併が実現するとしたら全チームが平等にマシンを手に入れられます。(2008年だと全チームに行渡るか?)そのため来シーズン以降が有力視されていいました。
インディカー・シリーズのトニー・ジョージCEOが、「全戦参戦を条件に、全チャンプカーチームへダラーラシャシーとホンダエンジンの無償供給」、「インディカーの新レギュレーションに基いた1台につき120万ドル(1億2000万円)のボーナス」、「チャンプカーの開催レースであるロングビーチ、カナダのエドモントン、オーストラリアのサーファーズパラダイスを日程に組み込む」と提案しましたが、チャンプカー側に拒否されたと言う話もあります。

日程についての問題は、4月20日に開催される第3戦ツインリンクもてぎとチャンプカーの開幕戦ロングビーチとの日程が重なっているそうで。もてぎ戦を含め4月に開催予定の3戦(第2戦セントピータースバーグ、第3戦ツインリンクもてぎ、第4戦カンサス)内のどれかを移す必要があるとのことです。
ロングビーチは、レースウイーク中に特設コース内にあるコンベンションセンターで併催されるイベントの契約があるため日程変更はできないそうです。
ロングビーチのジム・マイケリアン社長はツインリンクもてぎは1週間後ろに日程変更することを提案したそうですが、その週は第4戦カンサスが入っています。そのカンサス・スピードウェイは、大人気のNASCARとインディカーのレースを2レースパックでチケットを売り出していて、すでに完売しているそうです。
そんなこんなで日程をずらすことはできないと、三者の意見は平行線を辿っているそうです。
この件に関してツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは、「先日、インディカー代表者が来日し、東京でモビリティランド、ホンダとの間で『日程変更はしない』という合意がなされました。今年のインディジャパンに関しては日程の変更はありません。
合併に関しては我々の関知しないところなのでわかりませんが、今年のインディジャパンは予定通りの開催なので、お客様にも安心していただければと思います」とのことです。
ちなみにインディジャパンの前売チケットは2月16日から販売しています。

しかしその後、チャンプカーの共同オーナーであるケビン・カルコーベンとジェラルド・フォーサイスが、トニー・ジョージとの話し合いのニュースがメディアに漏らされたことで、合併案が危機にひんしている。
そこで新たに話し合われた計画案は、チャンプカーを元々の計画通り2008年いっぱいまで運営するというものだそうです。
が!チャンプカーが破産申請を検討しているとの噂もあります。これが事実ならば同シリーズの統一が加速しそうです。
ドライバーやスポンサーの都合もあるでしょうしね~。大きな問題です。

チームの意見はどーなのでしょう?チーム・オーストラリアのデリック・ウォーカーは合併が実現しなくても、インディカーに移るかもしれないとのことです。ウォーカーはシリーズを移ることを決断した場合にも、ドライバーのウィル・パワーとサイモン・パジェノーを残留させ、メインスポンサーのオージー・ビニヤードにも引き続き支援してもらうための話し合いに入っているとのことです。
ニューマン・ハース・ラニガン・レーシングの共同オーナーであるカール・ハースも転向を考えているようです。

そのままか?合併か?どっちなんだ!?
今後どーなるのでしょう?もめている感じだと2009年からにした方がいいと思いますが、ファンとしては今シーズンから沢山のチームが参戦して沢山のドライバーをもてぎで見たいでしょう!もちろんオイラは合併に大大大賛成です。だってチャンプカーがTV放送しないんだもん!
もてぎでサインを貰う準備とかあるでしょう!!


またまた文が長くなってしまいましたな~
最後まで読んで下さった方へ、驚きの画像を見つけました。
喜ぶのは男性だけかと思いますが、鍛え抜かれたBODYです。なぜか一番最初に首の筋肉に目がいってしまいました。この方がグラビアとは意外でした…
http://www.fmotor.net/f1/index.htm
アメリカの人気スポーツ週刊誌である「スポーツ・イラストレイティッド」に、インディカーのアイドル的選手の水着写真が4ページ掲載されました。フロリダのシンガー島で撮影されたとのことですよ。
同誌によれば、6,900万人もの読者が写真を見るだけでなく、公式サイトには世界から通算2億5千万人もの人がアクセスしたとのことで、これはレーシングドライバーとしてかのミハエル・シューマッハも成し得なかった「快挙!!」と載せています。

超豪華!プジョーがル・マン24時間の出場ドライバーを発表。

2008-02-15 23:55:16 | Motor Sport
今年のル・マン24時間レースに出場するプジョー・チームは、3台のマシンで参戦し豪華なドライバーラインナップを揃えました。
現役F1テストドライバーや元F1ドライバーを起用しています。
フェラーリ現役テストドライバーのマルク・ジェネ、BMWザウバー現役テストドライバーのクリスチャン・クリエン、ホンダ現役テストドライバーのアレクサンダー・ブルツ、元F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブ、元F1ドライバーのペドロ・ラミー、元F1ドライバーのリカルド・ゾンタ、元F1ドライバーのフランク・モンタニー、そしてレース経験豊富なステファン・サラザンとニコラス・ミナシアンといったメンバーです。
昨年も凄かったですが、さらに超強力なドライバーを揃えました。ドライバーの組み合わせは5月に決定する予定だそうです。
ルマン・シリーズへの参戦はジェネ/ミナシアン組、ラミー/サラザン組となるようです。

他にもオリビエ・パニスやアラン・マクニッシュ、日本人では野田英樹など今年のルマン・シリーズは有名人が揃うようですよ!
エントリーリストはルマン・シリーズ 公式サイトの「Les teams engagés à la saison」をご覧下さい。

そう!ジャパンルマンチャレンジ(JLMC)は2年で幕を下ろしてしまったのですね。
運営するSEROは参加車両の増加が不透明な状況の中での継続は困難だったとのことです。一度も見に行けなかった…

スーパーアグリが発表会を延期。ただ今バルセロナテストに参加中。

2008-02-13 23:31:49 | Formula One
スーパーアグリは19日にスペイン・バルセロナで予定していた、新車発表会を延期すると発表しました。
当日はサーキットにて鈴木亜久里代表とテクニカルディレクターのマーク・プレストンがメディアの質問に答えるようです。
新車はバルセロナ・サーキットに持ち込まれ、シェイクダウンが行われる予定だそうです。
今シーズンのカラーリングやドライバーラインナップの公式発表は開幕戦のオーストラリアGPまで行われないようです。毎年のことなのでね…

これまでのオフテストを欠席してきたスーパーアグリは、ヘレス合同テストに初日がら参加しています。
佐藤琢磨が暫定車となる「SA07B」で走行し、午前・午後共に2008年仕様のMESコントロールシステムを搭載したマシンでの走行に集中したそうです。
午後には何度かロングランを行い信頼性を高めたそうですよ。いくつかのセットアップも試したようです。
琢磨は1分21秒400のタイムを出して、14番手とのことです。

Racing-Live.comで亜久里代表が買収の噂などについてコメントしています。『亜久里代表、「大丈夫です」』をご覧下さい。

残念!パリダカがアフリカ大陸を離れる。

2008-02-12 23:50:40 | Motor Sport
今年モーリタニアのテロ組織からの脅威により、中止となったダカール・ラリー(パリダカ)ですが、主催者であるASO(Amaury Sport Organization)は、代替レースを今年4月にハンガリーで行うと発表しました。
ラリーは、アフリカ大陸を避けてヨーロッパ中部のハンガリーとルーマニアを舞台に行なわれます。コースは全長約3千㌔とのことですよ。
このラリーは2009年からスタートさせる計画だったそうですが、今回ダカール・ラリーがキャンセルとなったことで、急きょ前倒しとなったそうです。

来年の2009年ダカール・ラリーについては、南米で行なわれると言うことが今日発表されました。
これも主催者であるASO(Amaury Sport Organization)が明らかにしたもので、期日は1月3日~18日までの予定で、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートしブエノスアイレスに戻ってくるとのことで。約6千㌔のスペシャルステージを含む全長約9千㌔で争われるそうです。お隣のチリにも行くらしいですよ。

こうなると、もう完全にパリ~ダカールではないですね。もっとも、近年のパリダカはパリからスタートしていないですもんね。
とにかく開催してくれることが嬉しいですよ!いつかアフリカ大陸に戻れるといいですね。
テロとか政治でスポーツイベントが中止となるのは残念です。
Peaceの心ですよ!

ウィリアムズのテストチームがスペインへ?早期復活を願う!

2008-02-11 23:42:56 | Formula One
ウィリアムズはテストチームをイギリスがら離し、スペインの東海岸部に位置するバレンシア・サーキット近辺に駐在させるそうです。
バレンシア州との間で金銭面の合意に至ったと考えられているようで、スペイン人の若手ドライバーをテストに起用するという条件とのことです。有力な候補として名前が挙げられているのはバルセロナ出身のF3ドライバー、ダニ・クロスだそうです。

現在のF1テストは、ほとんどスペイン国内で行われています。
そのスペイン国内のサーキットとは、スペインGPの開催地であるバルセロナ・サーキット、それとヘレス・サーキットとバレンシア・サーキット、他には直線の空力テスト地であるメノルカ島などテストコースが揃っています。
今シーズンはヨーロッパGPとして、バレンシア市街地でGPが行なわれます。
スペインが羨ましい~
テスト観戦も安く見れるし~
スペインを基点とすれば移動や輸送費などメリットが生まれますね。今後、他のチームも移る可能性はありますね。

ウィリアムスとニコ・ロズベルグは、2009年シーズンまでにウィリアムズがトップチームに復活できなければ離脱することになるという点で、チームとニコが一致しているとのことです。
チームがニコに優勝争いを出来るマシンを用意できなければ、離脱を承認するということですね。ウィリアムズの復活はニコにかかっていると言っても良いでしょう。
パトリック・ヘッドは、ニコを他のチームに移籍させないとコメントしています。
オフのテストでも速さを見せてますね。ホントにそろそろ復活してもらいたいです。一喜もガンバレ!

妻のkuuはニコの大ファンです。モナコでニコに会った時に見つめられ、視線にうっとりきてしまったそうです。
オイラは我が娘、レッラの視線にうっとりしています。

小暮がホンダのテストを振り返る。中本さんの気になる言葉。

2008-02-10 21:48:32 | Formula One
今日の投稿は凄く長いですよ!!

小暮卓史がホンダからバレンシア合同テストに初参加しましたね。
その小暮が帰国から2日が経った今の心境を、ホンダ主催の合同取材に集まった報道陣に対し語りました。
ここでは「AUTO SUPRT サイト」に記載されたものを載させて頂きます。

Q:今回のテストのいきさつを教えてください。
小暮:僕自身が去年から『F1のチャンスをください』というお願いをしてきました。去年はFニッポンのチャンピオンこそ取れなかったんですけど、ある程度の活躍を認めてもらえた、という形で今回テストに参加させてもらえることになりました。

Q:テストの内容こそあるにしろ、マークしたタイムについてはいかがですか?
小暮:ホンダは全体的に燃料重めでテストしているというのがひとつありますが、タイム自体は僕自身納得できるレベルには達してないです。同じ条件で走っている他のドライバーと比べると中古タイヤではそんなに差が無かったんですけど。最後に使ったニュータイヤでは差がありましたね。

Q:アレックス・ブルツ選手が今回出したタイムと比較としていかがですか?
小暮:ブルツ選手も1日乗ってのタイムですし、僕もそうですが、まだクルマの能力を引き出してのタイムじゃないと思うんですよ。その部分で言えば、(ルーベンス)バリチェロ選手の方が出てたので、比較対象にはなりやすいと思うんですけどね。僕自身、コースとクルマには2~3セッションで慣れることができたんですが、トラクションコントロールが無かったとしてもフォーミュラ・ニッポンのドライビングが通じましたし、コーナリングをロガーで見ても悪くないですし、バリチェロ選手よりちょっと速いコーナーやクリッピングポイントなどもあったりしたんですがね。まぁ、全体的に負けてるところもいっぱいあったんですけど(笑)。ちょっと言い訳がましくなっちゃうんですが、今回は左足でブレーキングしていたんです。もっとイージーなブレーキングを予想していたんですが、「F1のブレーキングがどう止まるか」というのが予想がつかなくて、ダウンフォースの変化量も速度に応じてFニッポン、GTの比じゃないんで、ふだん無意識にやっている右足ブレーキングに比べてちょっと……というところでしたね。まぁ、乗れば乗るほどタイムが上がるだろうな、というのが正直なところです。

Q:去年鈴鹿でスーパーアグリF1に乗りましたが、今回が実質的なF1初走行というところだと思います。事前のF1に対する予想といちばん異なることはやはりブレーキングですか?
小暮:ブレーキングに関しては、僕自身が左足でブレーキを踏むのが初めてのことだったので、自分自身の中で左足でこう踏んで、クルマをこう動かす、というのが新鮮な驚きでしたね。F1とはまた別の話で。F1のパフォーマンスに関して言うと、加速であったり、ダウンフォースが変わる高速コーナーとブレーキングの減速GというのはFニッポンのクルマと比べてもかけ離れているな、と思いましたね。

Q:ブレーキのイメージが違ったということですが、それ以外にイメージと違うところはありましたか?
小暮:ロガー上で見ると、タイム自体でブルツ選手やバリチェロ選手から遅れた部分というのは、すべて左足ブレーキングにあります。いつもは右足で無意識にロックをコントロールしていたんですけど、初めてのF1走行で意識しながらやらなきゃいけないのは大変でした。ホントは1~2周でコースとクルマに慣れてパッとタイムを出さなきゃいけなかったんですが、クルマやコースには慣れても左足がクラッチを踏む感覚しかなかったので。あと、衝撃的だったのは、F1ではコーナーと思えるところでもストレートになるな、と。特に3速~4速でダウンフォースかかるところなんですけど、「ここはどう考えても全開じゃ行けないだろう」というところが平気で全開で行けちゃうところがありましたね。

Q:次のチャンスは何か話があるんですか?
小暮:現地の人にもいろいろお願いしてきて、どうなるかはわからないんですけど、僕が日本で一生懸命やって、同じように活躍すれば、今回がそうだったようにホンダは夢を追い続けて頑張る人にチャンスを与えてくれる企業ですので、またチャンスを与えてくれると思います。

Q:チームとのコミュニケーションについてはいかがでしたか?
小暮:正直、自分は英語を勉強するのが遅かったので心配する部分はあったんですけど、レースに関してや普段のコミュニケーションに関しては不自由することはなかったですね。

Q:テストの時、「右足でやらせてくれ」というリクエストはしなかったんですか?
小暮:正直、しようと思ったんですよ。でも、僕の中では「みんな左足で踏んでるんだし、左足でやれるだろう」という所はありました。ただバリチェロ選手みたいに右足でやっている人もいたんで、右足で踏んでればトータルで見ればタイムは速かったかもしれないですけど、将来、もし本当にF1で戦うんだとすると、左足に慣れておいた方がいいだろうな、という判断をしました。とにかく、ブレーキ踏みながらアクセル踏めるというのは計り知れないメリットがあると思いましたね。

Q:もし右足で走ってたらあとどれくらいタイムを上げられたと思いますか?
小暮:そうですね、たぶんバリチェロ選手と同じくらいは出たんじゃないかと思いますよ。

Q:今回、F1のテストに初めて参加して、小暮選手のF1への思いはどう変わりましたか?
小暮:基本的に性格は負けず嫌いなので、今回同じ状態で走ったドライバーのタイムを抜けなかったことが悔しかったですね。でも、それと同時に自分自身で自分がどこまで走れているのか、走れていないのか、というのはレーシングドライバーとしてわかっていますので、「もう自分がこれ以上速く走れない」というのがわかったら自分でもあきらめますけど、確実に能力を出し切れば充分にやっていけるな、という新たな世界がすごく見えましたし、自分がステップアップするきっかけになるくらいいい機会になりました。簡単ではないのは理解していますけど、僕の中では常にチャレンジし続けたいと思います。


オイラが気になったのは、質問内容で『Q:テストの時、「右足でやらせてくれ」というリクエストはしなかったんですか?』と言うものがありました。
雑誌の方の「AUTO SUPRT」でホンダの中本修平さんが「なぜ右足ブレーキに出来るようにしてくれと、最初に頼まなかったのでしょう。バリチェロはいまだに右足ブレーキも使っているし、改造自体もそう難しいことじゃない。彼にとって今回のテストは貴重なチャンスで、次にいつF1マシンを運転できるか分からない」とコメントしていました。
オイラもそう思います。小暮はF1に参戦しているドライバーの多くが左足でブレーキ操作をしているため、「将来、もし本当にF1で戦うんだとすると、左足に慣れておいた方がいいだろうな」なんて言っていますが、そんな未来のことを考えているかのような、のん気なことを言っている人がF1に参戦できるでしょうか?
今出来る最高の状態で望み、ホンダから与えたれたテストスケジュールを100%出すことが大事なのでは?その後に評価とか今後と言うことが付いてくるのでは?ただでさえテスト制限が厳しいF1で、開幕前の大事なテストに時に呼ばれたのですから。
左足ブレーキに慣れたいのなら、Fポンのテストでペダル位置を変えてもらえばいいのにね。FポンとF1とでは違うか…

それと中本さんは興味深いことをコメントしていました。「これは2輪でも4輪でも共通することなんですが、日本人は自己ベストに到達するのに時間がかかりますね。すぐ、ポンといけない。あれはどうしてなんだろうね。自分の限界を探りながら走る。その探り方が優しすぎるのかな。あるいは見極めが悪いのか。自己ベストのレベル自体は世界と比べてもそれほど遜色はない。でも、そこまでいくのに時間がかかる。多くの(日本人の)場合、周回数は(外国人の)倍以上かかります。だったらチームとしては外国人ドライバーを使います。その中では、佐藤琢磨は非常に非常に速く到達できる方ですね。それからBAR時代にテストした松浦孝亮もそうでした。でも彼らは例外に属するでしょうね」
そーなんですね~。現場でデータを見ている人しか分からない事ですね。
でも何故なのでしょう?日本人の性格に何かがあるのでしょうか?
と言うことは日本人はレーサー向きでは無いと言うことか…きっと日本人にも良い所があるはず!
オイラは…最初からガンガン派ですよ!

どーなるの?スーパーアグリ!クラッシュテスト合格!!

2008-02-09 23:56:29 | Formula One
スーパーアグリの新車「SA08」(仮称)が、FIAのクラッシュテストに合格したそうです。合格したと言うことは、今シーズンのF1GPに参加する許可が与えられたことになります。とりあえず一安心です。
超財政難に苦しむこのチームにとっては、小さいものの明るいニュースとなったでしょうね。
スーパーアグリは今シーズンのドライバーラインアップを発表していませんが、佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンを引き続き起用したいと考えているそうですが、まだ契約は結ばれていません。

スーパーアグリの買収の噂がまた出てきました。インドのスパイスグループやスペイン人投資家の他に、ロシアの合弁企業がスーパーアグリの買収に向けて契約の合意に迫っているとの噂です。
このロシア人投資家にフォースインディアの元オーナーであるミッドランドグループは含まれていないそうです。以前にもロシア人関係者がF1チームの買収を目論んだことがありますが、この時と同様に複数の実業家が資金を出し合ってコンソーシアム体制で買収するとみられています。

スーパーアグリは新車発表を2月19日から始まるバルセロナ合同テストでおこなうようで、そこで何らかの体制発表が行なわれると考えられます。


ホンダはロンドンで行われた人材能力開発研究所の会議で人材部門ディレクターのジョン・マースデンが、今シーズン中にルーベンス・バリチェロとジェンソン・バトンが勝利をもたらすごとに、スタッフ全員に対しボーナスを渡す計画があるとコメントしたようですよ!
スタッフ全員と言うことはファクトリーの警備員や食堂で働いている人達にいたる所までと言うことですかね?テストでホンダの役にたっていると思われるスーパーアグリのスタッフにもボーナスが出るのでしょうか??

ホンダ関連でもう一つ、テストドライバー候補としてただ一人選ばれなかったアンドレアス・ツバールは、「もし僕がこの決定に失望していないと言ったら、それはプロとして失格だろう。僕にF1テストの機会を与えてくれたことには感謝しているけれど、テストドライバーに指名されなかったことには正直ガッカリしているよ。願わくは、今後GP2での僕の活躍をみてもらい、もう一度僕の能力を評価してもらいたいと思っている」とコメントしています。
いらない話題でしたね~。ただ、オイラが個人的に気になっていたので…