ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

マトリックスと私と紅茶

2011年10月10日 | お茶のある風景(読み物)
7年前の10月15日
紅茶をリーフで入れてみようと思い立った日。

私は、自宅の戸棚の前にいた。

そこには数年来の「謎の紅茶を入れる道具(後でメリオールと知った)」があった。
そして思った。

これ(メリオール)を使いこなしてみよう。
そしたらもっとおいしい紅茶が飲めるかもしれない。
クラシック音楽を鑑賞し、自分で入れたおいしい紅茶を飲む。
ランクアップした私。
素敵すぎる。
妄想がふくらむ。
(2004年10月15日の日記より)


そして、戸棚からメリオールの箱を取り出した。
箱のふたを開け、複雑な作りのメリオールを見た時「やっぱりやめようかな」とためらった。

あれから7年。
最近、この時の事を思い出す。
映画「マトリックス」の台詞と共に。

(↓マトリックスとは何か知りたがる主人公に対し、言われる言葉)
「やめるなら、これが最後のチャンスだ。後ではもう遅い。この青(※注:錠剤のこと)を飲めば、ここで終わる。ベッドで目が覚めて、後は好きに。 この赤を飲めば、このまま不思議の国の正体をのぞかせてやろう」


メリオールを前にためらった瞬間が、私にとっての「最後のチャンス」だった。
そこで引き返したら、紅茶に興味を持たず、ティーバッグをお湯にくぐらせたものが紅茶と信じたままだった。
夏は「紅茶のポーション」で作ったアイスティーで十分と思っていた。
喫茶店のミルクを入れないとまずくて飲めない紅茶や、香料の強すぎる紅茶を普通の紅茶と信じていた。

しかし、私はメリオールを持ったまま、使い方を調べるべくPCの前に座った。
あのときが「赤い錠剤を飲んだ瞬間」だったんだと思う。
そしてメリオールの使い方を知り、紅茶のおいしさと奥深さに魅せられ、7年が経った。
ちなみに「マトリックス」で赤い錠剤を飲み、真実を知った主人公が言われた台詞はこうだ。

「現実の世界へようこそ」



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2 コメント

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Unknown (なみすけ)
2011-10-10 00:39:50
紅茶沼にはまった瞬間ですねw
積み茶地獄へようこそ、とも言うw
返信する
Unknown (ぎんぐ)
2011-10-10 09:24:49
なみすけさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。

積み茶地獄…なぜそれをご存じなのですかっ
ええ、7年前のこの日から積み茶(罪茶)地獄も始まりました…。
消費しても消費しても、積み上がる茶葉の山。
賽の河原のようです。
消費より買うペースが早いのは何故~。
返信する