紅茶に興味を持った7年前、紅茶に関する情報なら何でも欲しくて、ネットや本をあさっていた。
買って読んだら、手持ちの本と内容が丸かぶりなこともあった。
中身を見ないでネットで買って、失敗(?)した本もあった。
図書館でたくさん借りてしまい、手がちぎれそうな思いで持ち帰ったのに、それほど面白くなかったものもあった。
7年前の私に言いたい。
今でも役に立って使い続けているのは、ほんの数冊だよ!
そんなに紅茶本を買って借りても、生かしきれないんだからやめてくれー!
以下は、紅茶本についての(血と汗と涙の)まとめ。
----------------------------------------
経験上、紅茶本は、大体以下の4つに分類できる。
同分類の本は、内容は大体似たり寄ったり。
なので、この分類にあてはまる本を1冊ずつ買えば(エッセイ除く)、紅茶の基礎(?)は大体網羅できると思う。
・紅茶総合本
(紅茶の歴史とか、紅茶メーカーの種類、紅茶の基本的な入れ方やレシピ等広く浅く書かれている)
・紅茶レシピ本
(アレンジティーや紅茶に合わせるお菓子の作り方を主に取り上げている)
・紅茶雰囲気本
(季節の行事やお客様が来たとき等、シーンに合わせた紅茶やお菓子の作り方の紹介。綺麗な絵や写真がたくさんなことが多い)
・紅茶エッセイ本
(文字通り、紅茶のあれこれについて語るエッセイ本)
だけど、中でも飛びぬけて役に立ったり、特徴的な紅茶本がある。
それが(私にとっては)以下の本。
磯淵猛「紅茶 おいしさのコツ」柴田書店 1992年
7年前から現在まで、分からないことがあった時の辞書的な本。
上の分類で言えば「紅茶総合本」だけど、一般的な紅茶総合本と違って、各種紅茶の入れ方について突っ込んで書かれている。
私は、この本でいろいろな疑問を解決してきた。
アイスティーがどうしても濁る!→二度取りの方法があることをこの本で知る。
ミルクティーのミルクが物足りない!→紅茶用のミルクの各種配合をこの本で知る。
等々。
高野健次「紅茶 おいしいたて方」新星出版 2002年
紅茶総合本。
フルカラーで写真やイラスト付き。見やすい。
なお、紅茶の歴史が載っていないので、それを知りたい人は別の本がおすすめ。
キャンブリックティーのレシピは、著者が経営する「ティーハウスタカノ」で出される物と同じだと思う。
おいしい。
あと、最近読んで「これは7年前に出会いたかった!」と思った本はこれ。
山田詩子「紅茶の時間Ⅰ~Ⅲ」メディアファクトリー 1998年
かわいいイラスト付きの紅茶総合本。
特徴は、紅茶を入れるにあたり「絶対おさえておくべきこと」が、きっぱりと書かれていること!
例えば、ティーパーティーを開くにあたり、必要なものは次の3つと断言されている。
「1…お茶はたっぷり正しく入れて2種類は用意する。
2…お茶菓子もできれば2種類以上用意する。
3…花を飾る。
この3点をおさえれば、小さいけれどすてきなティーパーティーがひらけます。」
このきっぱり感が、すごく安心できる。
7年前~今まで、「これでいいのかな」と不安に思いながらやってきたことへの不安が、この本でかなり払拭された。
結局、この7年間で使った紅茶本は「紅茶 おいしさのコツ」「紅茶 おいしいたて方」のみ。
「紅茶の時間」も7年前に出会っていたら、きっと使い続けていた。
なので、この3冊(3種類)で十分紅茶を楽しめると思うけど、他に特徴的な本は?といえばこれ。
磯淵猛「新版 紅茶ブレンド」毎日コミュニケーションズ 2010年
茶葉のブレンドレシピ(例:ルフナ:ニルギリ:アッサム=50:30:20)だけでなく、ハーブティーのブレンドレシピやティーバッグのブレンドレシピ(例:ダージリン+キーマン)もある。
他の本には掲載されていない内容もあり、すごく面白い。
基本の入れ方やアレンジティーのレシピ、紅茶と食べ物のペアリング表なんてものも載っていて、お得な気分にさせられる本。
紅茶エッセイ本で異色なのはこれ。
高橋智子「インターネットで書いた紅茶ノート」住宅新報社 1996年
語り口が「お片づけだーい」「ふみー」「でもぉ」という感じで、私にはちょっとなじみにくい。
だけど、当時(1996年)の茶葉のレポートやインターネット事情、紅茶屋さんの様子が分かってとても面白い。
何より、自分の言葉のみで紅茶について語っているのがいい!
定期的に読み返したくなる本。
2011/11/05追記
以下の2冊も入門本としてお勧め。
特に「はずむ時間を、紅茶から 」の方は、ティーバッグの入れ方で統一されているという潔さ。
読んでいても楽しいし、「簡単そうだしちょっと入れてみようかな」という気分にさせてくれる本。
・「はずむ時間を、紅茶から」(リプトンおいしい楽しい紅茶推進チーム編/旭屋出版)
・「紅茶のすべてがわかる事典 」(Cha Tea紅茶教室監修/ナツメ社)
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買って読んだら、手持ちの本と内容が丸かぶりなこともあった。
中身を見ないでネットで買って、失敗(?)した本もあった。
図書館でたくさん借りてしまい、手がちぎれそうな思いで持ち帰ったのに、それほど面白くなかったものもあった。
7年前の私に言いたい。
今でも役に立って使い続けているのは、ほんの数冊だよ!
そんなに紅茶本を買って借りても、生かしきれないんだからやめてくれー!
以下は、紅茶本についての(血と汗と涙の)まとめ。
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経験上、紅茶本は、大体以下の4つに分類できる。
同分類の本は、内容は大体似たり寄ったり。
なので、この分類にあてはまる本を1冊ずつ買えば(エッセイ除く)、紅茶の基礎(?)は大体網羅できると思う。
・紅茶総合本
(紅茶の歴史とか、紅茶メーカーの種類、紅茶の基本的な入れ方やレシピ等広く浅く書かれている)
・紅茶レシピ本
(アレンジティーや紅茶に合わせるお菓子の作り方を主に取り上げている)
・紅茶雰囲気本
(季節の行事やお客様が来たとき等、シーンに合わせた紅茶やお菓子の作り方の紹介。綺麗な絵や写真がたくさんなことが多い)
・紅茶エッセイ本
(文字通り、紅茶のあれこれについて語るエッセイ本)
だけど、中でも飛びぬけて役に立ったり、特徴的な紅茶本がある。
それが(私にとっては)以下の本。
磯淵猛「紅茶 おいしさのコツ」柴田書店 1992年
7年前から現在まで、分からないことがあった時の辞書的な本。
上の分類で言えば「紅茶総合本」だけど、一般的な紅茶総合本と違って、各種紅茶の入れ方について突っ込んで書かれている。
私は、この本でいろいろな疑問を解決してきた。
アイスティーがどうしても濁る!→二度取りの方法があることをこの本で知る。
ミルクティーのミルクが物足りない!→紅茶用のミルクの各種配合をこの本で知る。
等々。
高野健次「紅茶 おいしいたて方」新星出版 2002年
紅茶総合本。
フルカラーで写真やイラスト付き。見やすい。
なお、紅茶の歴史が載っていないので、それを知りたい人は別の本がおすすめ。
キャンブリックティーのレシピは、著者が経営する「ティーハウスタカノ」で出される物と同じだと思う。
おいしい。
あと、最近読んで「これは7年前に出会いたかった!」と思った本はこれ。
山田詩子「紅茶の時間Ⅰ~Ⅲ」メディアファクトリー 1998年
かわいいイラスト付きの紅茶総合本。
特徴は、紅茶を入れるにあたり「絶対おさえておくべきこと」が、きっぱりと書かれていること!
例えば、ティーパーティーを開くにあたり、必要なものは次の3つと断言されている。
「1…お茶はたっぷり正しく入れて2種類は用意する。
2…お茶菓子もできれば2種類以上用意する。
3…花を飾る。
この3点をおさえれば、小さいけれどすてきなティーパーティーがひらけます。」
このきっぱり感が、すごく安心できる。
7年前~今まで、「これでいいのかな」と不安に思いながらやってきたことへの不安が、この本でかなり払拭された。
結局、この7年間で使った紅茶本は「紅茶 おいしさのコツ」「紅茶 おいしいたて方」のみ。
「紅茶の時間」も7年前に出会っていたら、きっと使い続けていた。
なので、この3冊(3種類)で十分紅茶を楽しめると思うけど、他に特徴的な本は?といえばこれ。
磯淵猛「新版 紅茶ブレンド」毎日コミュニケーションズ 2010年
茶葉のブレンドレシピ(例:ルフナ:ニルギリ:アッサム=50:30:20)だけでなく、ハーブティーのブレンドレシピやティーバッグのブレンドレシピ(例:ダージリン+キーマン)もある。
他の本には掲載されていない内容もあり、すごく面白い。
基本の入れ方やアレンジティーのレシピ、紅茶と食べ物のペアリング表なんてものも載っていて、お得な気分にさせられる本。
紅茶エッセイ本で異色なのはこれ。
高橋智子「インターネットで書いた紅茶ノート」住宅新報社 1996年
語り口が「お片づけだーい」「ふみー」「でもぉ」という感じで、私にはちょっとなじみにくい。
だけど、当時(1996年)の茶葉のレポートやインターネット事情、紅茶屋さんの様子が分かってとても面白い。
何より、自分の言葉のみで紅茶について語っているのがいい!
定期的に読み返したくなる本。
2011/11/05追記
以下の2冊も入門本としてお勧め。
特に「はずむ時間を、紅茶から 」の方は、ティーバッグの入れ方で統一されているという潔さ。
読んでいても楽しいし、「簡単そうだしちょっと入れてみようかな」という気分にさせてくれる本。
・「はずむ時間を、紅茶から」(リプトンおいしい楽しい紅茶推進チーム編/旭屋出版)
・「紅茶のすべてがわかる事典 」(Cha Tea紅茶教室監修/ナツメ社)
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コメントをありがとうございます。
ルピシアの紅茶の本、セブンネットでも扱っているのですね。
ルピシアのお茶の中でも、割と定番が多めのラインナップのように見受けました。
紅茶の本はお試しにはいいですよね。