ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

おいしい紅茶を飲むために必要な、たった一つのこと

2012年02月20日 | お茶のある風景(読み物)
既にこちらでは、「紅茶は保温ポットのお湯を使わずにやかんで沸かしたてのお湯を使いましょう」という結論を出している。
だけど、私の回答はこれ。

茶葉をきっちり開かせる。

茶こし付きポット(ポットの中に半円の茶こしがセットされているやつ)なんて言語道断。
リーフなら、急須でもコーヒーサーバーでもポットでも(鉄瓶以外なら)何でもいい。
とにかく、ポットにセットされた茶こしは使わない。
ティーバッグなら、お湯をくぐらせただけで引き上げず、メーカーの推奨時間は入れておく。
できれば、入れる前にティーバッグを上下逆さにし、底の部分を指ではじいてふくらませ、茶葉が広がる空間を作ってやる(これは、某プロが推奨されていた方法)。

どんなにおいしい水を使っても、いい茶葉を使っても、茶葉が広がらないと絶対においしくならない。
だって、私は経験したんだもの。

一人暮らしを始めた頃、私はお茶の入れ方すら知らなかった。
なので、茶こしに緑茶をいっぱいにつめてお湯を注いでみたけど、これが本当においしくない。
味がめちゃくちゃ薄いのだ。
茶葉の量を増やしても、ちょっと高めの茶葉を使っても同じ。

その数年後、紅茶にはまり、紅茶の入れ方を知ってふと思った。
「緑茶も紅茶と同じようにポットで入れたらどうなんだろう?」

入れてみたら、信じられないほどおいしく入った。
一袋(200gくらい)で250円の安い緑茶なのに。
茶こしにつめたのとそうでないのとで、ここまで違うかというくらい味が違った。
紅茶でも、間違いなく同じ事が言えると思う。
(当時、紅茶も茶こしに詰めて入れていたけど、紅茶の味がさっぱりわからなかったため、まずいかどうかすら判断がつかなかった)

紅茶が好きになって、水を変えたり抽出温度蒸らし時間を変えたりしてきたけど、何をやってもここまで劇的に味が変わったことはない。

なお、茶葉をきっちり開かせるには、空間もさることながら、蒸らし時間もそれなりに必要になる。
なので、お湯にティーバッグをくぐらせて引き上げるのはNG。
早く飲みたい気持ちを押さえて、メーカー推奨の蒸らし時間だけ待つこと。

ちなみにティーバッグの場合は、これに加えて蒸らしている間、カップの口をソーサーなどでフタをすると、劇的に味と香りが濃くなる。
(やったことがなければ)お試しあれ~。


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※追記
安い茶葉でも、多少おいしくないお湯(水)でも、茶葉がちゃんと開いていたらそれなりに味はカバーできる。

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