ナスカの遊覧飛行は無事に終わり僕達は一旦バスでリマに戻る。
道路沿いの斜面には建設中の建物がたくさんある。
ここでは国有地に勝手に家を建て占拠するといつか自分のものになる。
その地域に家が増えてくると国がインフラを整備する。
建物が完成すると税金が掛かるので殆どの家は建設中のままだ。
ここにもいつか迷路のような街が出来上がるのだろうか・・・
翌朝僕たちは空路クスコに向かった。
飛行機から降りるとそこは標高3,400mだ。
体内に酸素があるうちに大きく深く息を吸う。
ここからは、空気の薄さを感じる前に定期的に深呼吸を繰り返えすことになる。
それでも脈拍はいつもより早く、浮遊感がある。
色彩が妙にハッキリしていて現実感も空気のように稀薄だ。
人は「違う世界」を感じるために高さに求める。
ナスカを見る前に立ち寄ったお土産物屋さんで、
「お!くーちゃん、地上絵を描いた石だ!これ全部買おう」
「重いから無理〜、可愛いのだけにする」
帰国後、
くーちゃんが河原で平たい石を拾っています。
「くーちゃん、何してるの?」
「あのね、地上絵の石、実際に見たらもっと欲しくなったの。もう二度と手に入らないから・・・」
『だからあの時・・・』と思いながら、いつのまにかナスカの思い出の石のなかにくーちゃんの作品が混入している可能性に戦々恐々としているたんたんです。
たぶん見ればわかると思うけど・・
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