神戸～その１～

「よし！くーちゃん、今日の打ち合わせしよう。予定は？」
「まず～道頓堀でたこ焼き食べるの～。それから、神戸の異人館を回ってパン食べて、ハーバーランドで晩御飯食べるの～」
「そうか・・・、道頓堀パスして神戸に直行しよう！」
「たんたんにグリコ見せたかったな・・・」
「見たことあるよ～」
「じゃぁいいか！」

という訳で三宮に到着！
「くーちゃん、パン屋さんあるよ！」
「おっ？たんたんがいつも買ってくるパン屋さんだ」
さて荷物をロッカーに預けていよいよ異人館巡りです。
「たんたん！傘出すの忘れた～」
「大丈夫、晴れてるし」
しかしわずか5分後雨が降り出しました。
雨脚はだんだん強くなりくーちゃんは傘を買いに行きます。
「傘ください～」
「サンビャクエ～ン」
「はい、３００円。え～と、じゃぁこれ」
「ダメネ～、オオキノハ、ゴヒャクエ～ン！」
異人さんに怒られるくーちゃんでした。
雨はさらに勢いを増し、雨粒は傘を突き抜けます。
坂道は激流と化し、ずぶ濡れとなった二人は水の流れに足を取られそうになるほどです。（ちょっとオーバーかな）

つづく

遥かなる空港

「くーちゃん、もう大丈夫だ！間に合うよ～」
「よかったね～、がんばったね～、駐車場は次の信号を左に曲がるんだよ！」
「OK~」
「ログハウスのあるパーキング。1500円だよ、安いでしょ！」
「おっ！ここか？ん・・・なんか名前違うよ？」
「だって～、・・・電話してみる」

「たんたん、空港の向こうだって！空港から5分て言ってた！分かる？」
「よし！いくぞ！」

走ること15分。
「くーちゃん、もう隣の街だよ～、こんなに遠いのかな？」
「たんたん、あそこ！」
「お～、あった！」
「たんたん、ログハウスというよりなんか古い木造の家みたい・・・」

「お客さん、電話くれた方？すぐバス出ますよ！」

来るときはあんなに遠く感じたのに、バスは確かに5分後に空港に着きました。
チェックインを済ませ、荷物を預けてゲートを通って出発ラウンジに無事到着。
朝食は缶コーヒーとパンになりました。

財布はどこだ！？

「くーちゃん、時間あるから空港で朝ごはんね！」
「たのしみ～！」

「くーちゃん、おれ財布無いみたい・・・」
「え～！たんたんに渡したよ～！」
「バックの中見て！」
「たんたん、無いよぉ・・・」
「くーちゃん、何処に置いたの？」
「渡したと思う・・・、テーブルの上かソファーの上・・・」（シュン・・・）
「どうしよう・・・」
「たんたん、戻ろう！」
Uターンすると事故で通行止め、迂回路へ。

「おれ見てくる！」
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「くーちゃん、家の中にも財布がない！」（オロオロ）
「くーちゃんが行く！」
そして車の中でもう一度バックの中を見てみると財布がありました。
「くーちゃん、財布あった！おれ入れたんだね・・・」

「くーちゃん、お腹空いた・・・」
「だめ！空港に着いてから！」
「なんか食べるか飲むかしないと・・・」
「死なない！」
「はい・・・」

自分で入れたのを忘れて、くーちゃんのせいにしてしまった、たんたんでした。

関西古都巡り～目次～

１、出発・・・・たんたん財布を忘れる。
２、新千歳空港・・・・くーちゃん駐車場を間違える。
３、土砂降りの神戸・・・・傘を突き抜ける雨。
４、感動の京都・・・古寺を駆け巡る二人。
５、飛鳥の遺跡・・・疾走する自転車。
６、奈良は間に合うか・・・大仏殿から近鉄奈良駅まで走る。

タイトルを変更します。

「関西古都トライアスロン」

出発！

今日から関西旅行です。
え～、旅行というより、修行です。
では、行ってきます！

プランニング

くーちゃんは迫ってきた京都・奈良・神戸・大阪旅行のプランを必死で練っています。
「たんたん～、もう訳わかんない！」
「なんとかなるよ」
「いつ打合せするの？」
「飛行機の中」

「たんたん～、奈良は朝四時に起きないと回りきれないよぉ・・・」
「じゃぁ、二手に分かれる？」
「ウェ～ン、ナラシカチームとアスカチームに分かれるの～、くーちゃん、鹿に一人で煎餅あげるのぉ？ウェ～ンさびしいよぉ～」
「そうだね、寂しいね。二人でがんばろう！」

画像はエゾシマリスに向日葵の種を上げるくーちゃんです。

花畑牧場

今日は十勝方面にドライブです。
「くーちゃん、そういえば朝ごはん食べてないよ～、ハムサンド食べたかったな・・・」
「食べたつもり～、つもり貯金しよう！」
「じゃぁ、朝のチューしたつもり」
「だめ～、ハワイに行くんだから！たんたん、おいしい豚丼食べたつもり！」
「よし、くーちゃんに良く似合うピアスを買ったつもり～！」
「ほんとにお金入れるんだよ！・・・ピアス欲しい・・・」
「それじゃぁ、肩揉んだつもり～、肩揉み券入れておくね！」
「あ～ぁ、お金貯まらないなぁ、夢はなかなか叶わないね・・・」
「くーちゃん、自分の夢は叶わなくても誰かの夢は叶えてあげることが出来るんだよ」
「そうか～、じゃぁ、たんたんの夢を叶えてあげる！夢はなに？」
「ハムサンド」

さて、目的地の「花畑牧場」に到着です。
駐車場に入るのに３０分、売店に入るのに１時間並びました。
お目当ての生キャラメルは一人３箱まで、二人で６箱買いました。
「キャラメルに５千円も使っちゃったよ～、たんたん、キャラメル好きなんだね！」
「おれ、嫌い、歯にくっつくから」
「えー！それなのに６箱も買ったの？」
「だって、ここまで来て、こんなに待って、一人３箱までなんて言われたら・・・」

ハワイがまた遠のいた二人でした。
ちなみに生キャラメルは口に入れたとたんにスーっと溶けてしましました。

キャリーバック

たんたんは風邪と診断された咳が薬を飲んでいても改善せず、先週からのカビ騒動のこともあり、再度病院に相談に行きました。
今回の診断は喘息です。ここでしっかり治さないと慢性的な喘息になる可能性があるのとのことです。原因はやはりカビと埃、帰りに電気屋さんによって、空気清浄機が３台になりました。
そしてカビとの壮絶な戦いが始まったのです。

でも、まぁ、今日は３連休の中日、カビとの戦いも一休みしてくーちゃんと小樽にドライブです。
天狗山に登ってリスと遊んで、そして定番の運河散策です。帰りに寄ったショッピングセンターでやっと気に入った（値段）キャリーバックを見つけました。
「袋に入れますか？」と店員さん。
「くーちゃん、転がしていく？」
「袋に入れて下さい！」
「駐車場まで遠いね～」
「今度はくーちゃんが持つ！」
「大丈夫かな～？」
「大丈夫、京都旅行の練習！」
なんか静かなので振り向くと、下を向いて、キャリーバックの袋を引きずってトボトボ歩いてるくーちゃんでした。
「くーちゃん、キャリーバックを運ぶキャリーバックを買おうか？」

空気清浄機

空気清浄機の新商品が出たので（まだ売っていない）旧商品が緊急値下げで29800円で売っていました。
今すぐ空気清浄機が必要な僕たちはそれを買うことにして、車を取りに一旦外に出ました。
そして途中にある××電器も念の為覘いてみると、
「たんたん！19800円だ！」
「それは小さい方だろう～」
「ちがう！同じやつ！」
「おぉ～、同じだ。これ買おう！」

と言う訳で、昨日から空気清浄機のある生活です。
「くーちゃん、匂いセンサーの色が変わったよ」
「すごいね～、すっごく敏感なんだね！」
「そうだね～、これは気になるね～」
「・・・・たんたん、あのね・・・」
「なに？」
「これ音のしない・・・したら色変わるのかな？」
「そうだね。くーちゃん、すぐばれちゃうね！」

空気清浄機のそばに近寄ろうとしないくーちゃんです。

カビ

「おおおぉ～！」
「くーちゃん、どうした？」
「たんたん！カビが攻めてきた～！」
「（オーバーだなぁ）どれどれ、うおぉぉ～！こ、これは・・・」
普段使っていない部屋のクローゼットの中の革のジャケットなどがカビだらけになっていました。
さすがのたんたも唖然です。
気を取り直してカビの生えた衣類を取り出してとりあえずカビをふき取ります。
「どうしてかなぁ～？」
「最近湿度が高かったからかな？それにしても強制換気しているはずだが・・・」
「たんたん、換気孔から風でていないよ～」
「ん？・・・換気孔閉ってる・・・」
というわけで、みず取りぞうさんとカビ菌をやっつける空気清浄機を買ってきました。
たんたんの咳の原因もひょっとして・・・？