TANTAN日記

日々の出来事・・・、思い出・・・。

カッパドキアの奇岩

2012-11-22 20:59:21 | Weblog


鳩の谷

熱気球の後、ホテルに戻り朝食をとる。実はホテルには簡単には戻れなかった。

着陸地点から2台のバスに分乗した。僕達の乗ったバスは若いドライバーで、結構乱暴な運転をする。なんか方向が違うなと思っているうちに、見知らぬホテルに着いて、
「ナンタラカンタラ!」と言ってホテルの方を指をさす。
「バス チェンジ?」と、たまたまホテルの前に止まっていたバスを見て僕は聞いた。
「・・・・・・・?」全く通じない。
バスから降りて、別のバスの年配のドライバーに身振り手振りで説明していると、くーちゃんも隣に来て、
「ギョレメカヤホテル!」と一言。
「オー!」と言ってドライバー2人が相談を始めた。こういう時のくーちゃんは頼りになる。
すでに全員がバスから降りて立ちすくんでいたので、相談を終えた若いドライバーが全員に乗車を促す。
バスは再度走りだし、途中若いドライバーは、携帯電話で場所を聞きながら、無事ホテルに着いた。
さて、気球が離陸するときに写真を沢山撮られた。ホテルに戻ったら飾っておくから買って欲しいとのことだったが、ホテルに戻っても写真がない。
「くーちゃん、写真ないね~」
「あ~!、間違えて行ったホテルだ!」
ホテルで待っていた写真屋さんは、一枚も売れずに不思議がっていたことだろう。


ヒッタイトの地母神


ギョレメ野外博物館のトルコアイス


ギョレメ野外博物館

ホテルのレストランでは、もう1台のバスに乗った人達の朝食が終わりかけていた。
この後、カイマルクの地下都市、鳩の谷、昼食、ギョレメ野外博物館と観光が続く。


三姉妹の岩
ラクダ岩









ゼルべの谷

奇岩は思ったよりスケールが大きい。キノコ岩、妖精の煙突と呼ばれる奇岩たちは、自然に出来たとは思いにくく、人とは違う何者かに、意図的に造られたかのように見える。宇宙の概念がまだ無い時代、そこに人々は神を見たのかもしれない。


ウチヒサール

岩に掘られた無数の窓や戸口。人が住んでいた時を想像してみる。坂道を歩いている人、窓から叫んでいる人、色とりどりの洗濯物、立ち上る湯気や煙、そんな風景が確かに存在した。

この後、実際に人が住んでいる洞窟住居を見せてもらい、そこから二手に別れた。僕たちはギョレメのホテルに戻り、街を散策する。

ホテルの部屋に戻ると、
「お~!これは・・・・」
「あ~!ハートだ!」
「昨日はなかったのに・・・・」
「鶴のお返し?」
くーちゃんとたんたんは前々回の旅行から、チップと一緒に折り鶴を置いてきている。
今回は友禅千代紙を持ってきていて、今朝も鶴を数羽置いてきた。
「たんたん、嬉しいね~、気持ちは伝わるんだね~!」
「う~ん、2日目はみんなこうなのかも・・・」
「たんたん、考えすぎ!嬉しいから明日の朝もがんばるぞ!」
「明日は違う人が担当かも・・・」
「たんたん!」
と言う訳で、次の日の朝、必死に昨日の倍の数の折り鶴と、おまけにくす玉を作り、さらにくーちゃんはトルコ語でお礼の手紙を書いて、僕たちは感動のカッパドキアを後にし、空路イスタンブールに向かった。

 


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