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さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

さすらい、肋骨を折る

2023年01月14日 22時00分00秒 | 体調全般
1/14(土)

昨日、マンションの階段から落ちてしまった。
階段を下りている途中に下から人が現れ、一瞬気を取られたら、もう落ちてた。
「大丈夫ですか?」と声をかけられたけれど、恥ずかしすぎて「スイマセン」と言って足早に立ち去った。
下から階段を上ってきた人も、いきなりババアが落ちてきてビビっただろうな~と思う。

私はそのまま何事もなかったかのようにスーパーで買い物をした。
落下直後にあった足の痛みは徐々に癒えてきたが、胸の辺りの痛みが消えない。
もしかして、肋骨にヒビでも入ったか?

病院に行った方がイイのかな?と思って、自力で行けそうな範囲にある整形外科を調べた。
だがしかし…口コミが悪すぎる!「医師が威圧的」「受付の態度も最悪」「もう行かない」というコメントばかりが目立つ。
「え~どうしよう。。。」と思いながら、その晩は薬を飲んで寝てしまった。

次の日の朝、思いのほか早めに目が覚めた。(土曜はだいたい昼頃まで寝ているw)
たぶん、薬のおかげで眠りが深かったのだろう。
これから支度をすれば、アノ整形外科の受付に間に合う。
だけど口コミのせいで、まだ迷いがあった。

それにしたって、体勢を変えるだけで叫びたいくらい痛い!
これは…いくら相手が凶悪クリニックだとしても、何もしないよりかはマシなんじゃないか
最終的にはそういう考えに至り、ウチから徒歩圏内の口コミ最悪クリニックに行くことにした。

少し緊張しながら院内に入り、受付で初診であることを告げた。
その時の対応は…優しかったw

それから症状を聞かれたりレントゲンを撮ったりしたけど、医療事務さんをはじめ技師さんも看護師さんもみんな優しかった。
そのうちドンドン混んできて、院長みずから物置に入って追加の椅子を出したりもしてた。
その途中で高齢女性に「あら元気~?」とか声かけてて、「あれ?イイ人じゃんw」とか思った。

最後に診察室に呼ばれて少し待った。この期に及んでもまだ少し「本当に威圧的なのか?」とドキドキしていた。
診察室のPCにはさっき撮影したレントゲン写真が表示されていたが、素人目にはどこに異常があるのかよくわからなかった。

そうしているうちに院長が登場!
私は特に威圧的とは感じなかった。イメージ的には「そっけない渡辺いっけい」って感じ?

院長:深呼吸して~。痛い?
私 :はい、痛いです。
院長:折れてるね。今度は手を挙げてみて。痛い?
私 :はい、痛いです。
院長:やっぱり折れてるね。

ええ打ち身か悪くてもヒビ程度だと思ったのに、折れてんのかよ
骨ってそんなに簡単に折れるのか思えば骨折なんて初めてかもしれない。
っていうか年齢によるものなのかな?…等々、いろいろ衝撃だった。

そしてこれから4週間、毎日通院して肋骨に超音波を当てなければならなくなってしまった。。。
やっと病院を卒業したと思っていたのに歳を取ると医療費ばかりがかかるのね~ん。
(ちょっと痛いけど、コルセット+薬で普通に生活できてます

それにしても口コミって、人によって合う合わないとか相性みたいなものがあるから仕方がないのかもしれないけど、私にとってはイイ意味でハズレだったw

無事、卒業!

2022年09月28日 20時52分23秒 | 
9月28日(水)

9/20(火)に採血と胃カメラ、9/24(土)に造影CTを行った。

9/24(土)の会計の時、領収書と一緒に採血結果の表も受け取った。
腫瘍マーカーの値がわずかに基準値を超えていて、最終行には「再検」と書いてあった。

詳しい説明は9/28(水)に主治医からなされる予定。
まぁ、胃カメラとCTの結果を聞かなければわからないのだけれど。。。

結果的に見て、いろんな不摂生が自分の人生を破壊したことは間違いない。
しかし、ギャンブル同様、楽しかった事しか覚えていない。
人生なんて、そんなモンだろう。それでイイのかもしれない、なんて思えてきた。

・・・等々、ウダウダ考えながらも、今日こそは診断結果発表の日
正直、最悪の事態も想定していたのだが、今考えるとバカ過ぎて泣けるwww

いつものように長いこと待たされて診察に入った。ものすごくドキドキしていた。
主治医曰く「腫瘍マーカー下がったよ基準値を超えてるけど、この程度なら問題ないと言えるから」とのこと。
私は、ホッとし過ぎて頭の血が引いていくのがわかった。

続いて胃カメラについての説明。
逆流性食道炎と炎症が見られるけど、「この程度なら大丈夫」と言われた。

その後で「今後どうする?」的な話が始まったので、「えっと・・・CTの結果は」と聞いたら、「あ忘れてた」だって。。。
いつもは前日に確認するんだけど、忘れちゃったんだってさ。。。

主治医はCT画像をシャーっと手早くスクロールして、「放射線技師が『大腸の吻合部に炎症があるから大腸カメラしたら』って書いてるけど、3か月前にやったから大丈夫」と言った。

「(最後なんだし、もっとちゃんと見てくれよ・・・もぅ~、最悪)」と思ってしまったけれど。
命に向き会い過ぎると人間はこうなってしまうのかいや、私の後にもまだ大勢の人の命が待っている・・・そう、先生は忙し過ぎるのだ。
「もうこれで最後なんだ」と思ったら、細かいことはどうでもよくなった。

結局、今後は「必要があれば受診」ということにした。

すべてが終わった・・・病院を出て外を歩いたら、見慣れた風景さえ新鮮に思えた。

5年以上もの間、「また『即入院』と言われたらどうしよう・・・」という恐怖に支配されていた。
そんな心の重しが今日、一気に吹っ飛んだのだ。
部屋に帰ったら、玄関の鏡に映った自分の顔が、恥ずかしくなるぐらいに青ざめていたのは何故だろうw

大きな悩みから解放されたことで、今までの疲れがドッと噴出したような脱力感というか、うまく言葉にできないけれど、呆然として何も考えられない・・・とにかく頭がボーっとしたまま、この日は過ごした。

まだ頭&心の整理が追い付いていない気もするんだけど、今後の事を考えなくちゃならないよなぁ~。。。

何か新しい世界にいるようで、フワフワした心地になってる。
しばらくは、お祭り気分で過ごしたいかもw
とにかくこの件(=入院から始まった一連の出来事)は、全部忘れてしまいたい。

あれから5年!

2022年06月15日 20時49分24秒 | 
6月15日(水)

今日は最後の通院日
あの悪夢のような入院生活(手術も含む)から5年間、異常なし

8日ほど前に「最後だし、念のため」ということで大腸カメラもやった。
検査をしてくれた医師は「異常は見つかりませんでした」って言ってたから、「寛解」であること間違いナシ
これでやっと通院生活から解放される

そう思ったら感慨深くて、待ち時間が長すぎてイラ立っている周りの人たちに対し、「何ならお先にどうぞ~私、今日がラストなんでw」みたいな気分になってた。

これまで幾度となくツライ検査を乗り切ってきた。
病院で働くすべての人々に謝意を表明したい気分だった。
頭の中では「蛍の光」が流れていた。

予約時間から2時間以上が経過して、診察室に呼ばれた。
いつもより少しウキウキしながら挨拶して、席に着いた。
やっと「寛解」のお墨付きがもらえる

いつもどおり血液検査の紙を渡され、説明を受ける。
医師:「さすらいさん、あのね・・・腫瘍マーカーの値が基準値以上だった。このまま終えることはできない・・・」
私 :「えっ?ええっ?!へっへっへっwww」

予想外の事に、変なリアクションをしてしまった。
私の場合は喜怒哀楽を超越した時、すべてが「笑い」に帰結してしまう。

主治医によれば「このマーカーでは大腸の他に、肺・膵臓・胆のう及び婦人科系の疾患」が疑われるという。
直前にやった大腸カメラで異常はなかったから、大腸はセーフ。
「再度、血液検査+造影CT、できれば胃カメラも」と提案された。

「胃カメラ?年に一度、会社の健診でバリウムやってますが・・・」と申し出たら、「バリウムは、癌が大きくなってからでないとわからない」との返答でビビった。

「もしもの場合、悪い部分が大きくなっちゃうと困るから、1か月後にする?」と言われたけれど、「誤差の範囲内」とも言っていたので、結局3か月後に再検査をすることにした。

今まで半年おきに造影CTをしていたから、呼吸器系や消化器系は大丈夫だと思う。
「胃カメラやCTで異常が無ければ婦人科に行ってもらう」と言われ、それがイヤで仕方がない。
若い頃、生理が止まらなくなって婦人科を受診したことがある。あの時の事がトラウマになっている。

思えばこの5年間で「甲状腺癌の疑い」「肝転移の疑い」「乳癌の疑い」との判定が出たことがあった。
そのたびに再検査をして、心身ともに苦痛な日々を送ったが、結局は何でもなかった。

今回もまた何でもないんだろうな~と思うから、全然悲観していない。
もうコロナ以降は海外逃亡できなそうだし、「もういいや」って思ってる。

オカンあるある1

2020年10月18日 15時44分24秒 | 生活(日本)
大木凡人さんと六角精児さんの見分けが付かない。
宮根誠司さんの名前をミヤネ屋誠司さんだと思っている。
テレビを見ていて「詳しくはHPで」と表示されるとキレる💢

チャラ医「様子見で!」

2020年10月10日 23時59分59秒 | 乳腺外科
10月10日(土)

……というわけで、組織診をすることはなくなった。
「このくらいの小ささだったら、経過観察だよね」とのこと。

ああ、良かった~
取りあえず次回は3ヶ月後の通院となったが、たぶん今後は半年後、そして年に1度と回数が減っていくことだろう。

今回気付いたのだが、この先生、思っていたよりもスゴク若かった。
(私の脳内では、勝手に「カッコつけてる“かまいたち”の山内」に変換されていた
それにしても、今時ポロシャツの襟を立ててる人、久しぶりに見たなぁ

組織診、しなくてイイかも♪

2020年10月03日 23時59分59秒 | 乳腺外科
10月3日(土)

今日は午前中に病院で消化器科の採血をし、午後は乳腺外科のクリニックに行った。
病院をハシゴしている自分が悲しくなった。
クリニックへ向かうバスの中で、「組織診コワイ」という気持ちと「早くハッキリさせたい」という気持ちの板挟みになっていた。

到着。とてもキレイなクリニックだ。
しばらくすると診察室に呼ばれた。
「○○病院の△△先生の紹介ですね。画像をもらってないので、今日はまずマンモとエコーをしてもらいます。」
と医師に言われた。

そして今日も私は駄パイをさらすのであった。

やたら元気のいいオバチャンがテンション高めにマンモを撮ってくれた。
今回はチクビームを発射することはなかった。

エコー室は患者に配慮してか薄暗かった。
医師が2~3質問した後、黙々とエコー検査をした。
今度の先生は画像を見せてくれなかった。

最後に「組織診をしようにも所見が小さすぎて、場所を特定できない。マンモの画像とも見比べた上で経過観察にしようか……来週決めましょう。」
と言われた。

(わからないほど小さい
病院の先生とはチョット言ってることが違うけど、とにかく組織診をするまでも無さそうな雰囲気だ。
正直、嬉しかった。

帰りのバスに揺られながら、ボンヤリと考えた。

病院の先生はエコーの画像を見せながら「乳腺とは本来非常に細いものですが、このようにエコーで見えるほどの太さになっています。その近くには触診ではわからなかったけど、シコリもあります。」
と言った。
そして、細胞診で結果が出なかった時は「血性の分泌物が出た以上、悪性でないとも限らない。ぜひ組織診を……」
とのことだった。
万が一のことを考えて、重めに話すタイプの先生なのだろうか
もう顔は覚えていないけれど、白髪交じりで黒ぶち眼鏡、痩せ型、真面目そうな印象の男性医師だった。

その一方で、クリニックの先生はエコー画像を見て「よくわからない。よく見えない。」という反応だった。
患者に余計な心配をかけないよう、軽めに話すタイプだろうか
こちらの先生もよく顔は覚えてないけれど、髪はちゃんと染めて毛先を遊ばせてる感じ、少し腹が出ている、ちょっとチャラめ?な印象の男性医師だった。

あまりに二人が対照的すぎて一瞬怪しんでしまった(金銭とかシガラミとか)が、さすがにそれはドラマの見過ぎだろう。
なるようにしかならない。しばらくは成り行きに身を任せてみよう。

何はともあれ、2ヶ月近く続いたモヤモヤした日々が、もうすぐスッキリする。
やれやれ。ホッとしたら急激に腹が減ってきたワ。

久しぶりに電車に乗った。

2020年09月21日 23時59分59秒 | 生活(日本)
9月21日(月)敬老の日 

久しぶりに電車に乗って新宿に行った。
会社の健診を受けに。

マスクが当たり前の世の中になってしまった。
街は何となく寂しい感じがした。

せっかく来たのだから、もっと歩きたかった。
だけどバリウムの後に下剤を飲んだので、急に催すのが怖くてサッサと帰ってきてしまった。
もったいなかった。

ただ、それだけ。

子どもの磨き方!

2020年09月20日 23時59分59秒 | 
9月20日(日)

先週に引き続き、今日も歯科医院に行った。

私は治療を受ける時、ライトがまぶしいのと怖いのとで目を閉じている。
今日の麻酔はチョット痛かった。
思わず「ハッ」と声が出て、ガッと目を見開いてしまった。

先生は「あ注射が怖かったのよね」って言った。
私はこんな歳にもなってビビリの自分が恥ずかしかった。

麻酔をされたので感覚的にはよくわからないが、水しぶきを出しながらグリグリする機械(?)を口に入れようとした時だった。
機械の先っちょ(?)が外れて腕に当たった。
先生は「あらあら」とか言ってたけど、私は(オイオイ)って思った。

今日は治療の後に歯磨き指導もあった。

先生「いつもどんなふうに歯磨きをしているのか、やってみて下さい。」

私「はい。(シャコシャコシャコ……)」

先生「円を描いて磨いているそれは子供の磨き方よ。」

私「えっ(磨き方に子供とか大人とかあるんだー)」

先生「何のために歯磨きをしているのですか?」

私「えっと、虫歯になりたくないからです。」

先生「子どもの時はそれでいいけど、大人になったら歯茎を磨いて歯周病を防ぐことも大事なんです。」

とおっしゃって、私の口を使って実際に歯茎磨きの指導をして下さった。
だけど、歯茎から血が出て歯ブラシが赤くなってる

先生「これは治療で血が出ているだけだから、気にしなくていいです。」
私「はい。(気にしなくていいのかよ)」

それと、私は歯を磨きすぎて歯の根元が楔形に削れているんだそうだ。
楔形って言葉、久しぶりに聞いたな。
楔形文字のアレか。メソポタミア文明、チグリス・ユーフラテス

家に帰って来てから治療した部分をよく見てみたら、かなり歯茎が削られていた。
扇風機の風が当たったら痛かった。
ちょっと心配になった。

またか!細胞診め!!

2020年09月15日 23時59分59秒 | 乳腺外科
9月15日(火)

今日は先週行った乳腺の細胞診の結果を聞きに行く日だ。

ああ、これで白黒ハッキリする。やっと心のモヤモヤが晴れる。
きっと良性だ。そんな気がしてならない。
帰りにこの道を通る時には心も軽く、気分がスッキリしてることだろう。
……朝、私はそんなことを考えながら、病院への道を歩いていた。

10:30過ぎ、乳腺外科の診察室へ。
机の上に検査結果の紙が置いてあった。

「判別不能・細胞量不足」

えっ
医師によれば「あまり細胞が取れなかったようで『良性か悪性かわからない』という結果が出ました。」とのこと。
ガーン
(あんな怖い思いをして、パイにアザまで作ったのに、何なんだよ)と心の中で叫んだ。

医師「悪性である可能性も0%ではないので、組織診をお勧めします。しかし、この病院には組織診をするための設備が整っていないので、他のクリニックで受けて下さい。紹介状を出します。」

私「組織診とは、どのような検査ですか

医師「この間のような細い注射で局所麻酔をしてから、太めの針を刺して組織をグイッと採取します。」

私「そ、そうですか。(怖すぎる)」

というわけで、紹介状を書いてもらって帰ってきた。

ああまだまだ続くモヤモヤ
午前中だけど、酒でも飲んで寝てしまいたい気分だった。

だがしかし、13時からテレワークがある。
ここは日本だ。昼休みに飲んではいけない。

グッとこらえて何とか仕事。
でもやっぱり気分はクサクサ。

こんなことが3年ぐらい前にもなかったっけ。
甲状腺の細胞診、あの時も鑑別不可だった。
総合病院ではダメで大学病院にも行かされたけど、やっぱり良性か悪性かは不明だった。
私は細胞診とは相性が悪いらしい。

甲状腺の時は「経過観察」ということにしてもらって何とか逃げ切れたけれど、乳がんってどうなんだろう
紹介してもらったクリニックには、自分で電話予約を入れることになっている。
早く行くべきなのはわかっているが、気が進まない。

そんなことを考えていたら、また歯が痛くなってきた
やはり私の歯痛はパイ・ショックと連動している。

ダメだ。。。怖い夢も見ちゃうし。。。
連休明けたら、勇気を出して組織診の予約入れるよ

自治体の乳がん検診。
無料だと思って軽い気持ちで受けたら、大変な目に遭っているでござる

アットホームな(?!)歯科医院

2020年09月13日 15時10分26秒 | 
9月13日(日)

先週の水曜日だったか木曜日だったか、こともあろうに歯が痛くなってしまった。
ストレスによるものなんじゃないのか
パイの恐怖は歯をも蝕む

今のところ、たまに不意打ちでスイ~ンとした痛みが走る程度だが、これ以上ヒドくなったら……と考えると、それも恐怖だ。
あの音が苦手で、ずっと避け続けてきた歯医者に、勇気を出して行くしかない。

近所の歯科医院をネットで調べた。
googleの口コミが一件だけあって、「電話対応が最悪」みたいなことが書かれていた。
だけど、一件だけだし……たまたま運が悪かっただけじゃないのとか、
受付がムカつくだけで先生は良い人かもしれない、などと考え、予約の電話をしてみることにした。
というより、面倒くさがりの私にとって「一番近い」ということが重要だった。

そして電話してみたのだが、
「○○歯科です。」とも言わずに、いきなり「はあー?何ですかー?」と言われた
(これか!しかし何だ、このBBAは)と思ったが、そのまま予約してしまった

時間どおりに歯科医院に行き、意を決して扉を開けた。
扉の向こうは……普通の家だった普通の家のリビングだ。
しかも無人

玄関脇にスリッパが置いてあって、その奥にちゃぶ台とソファー。
予想外の出来事にどうしたらいいのかわからず、一瞬立ち尽くしてしまった。
とにかくスリッパを履いて中に入ってみると、ちゃぶ台の上に問診票があり、
「初診の方はこれを記入して2階に持ってきて下さい」と書いてあったので、そのとおりにした。

階段も普通の木造住宅の階段だし、その先に少しだけ見える3階なんて生活感アリアリだ。
2階にはオバチャンが一人。「ああ、どうぞ。」と言われ、中に入った。

もしかして先生っていうか助手らしき人もいないし、全部一人でやってんの
普通の部屋に診療台?(リクライニングシートみたいなのにライトがついてるヤツ)が2台あるだけじゃん

取りあえず、言われるままに問診票と保険証を提出。
電話対応はアレだったが、実際に会ってみると優し気なオバチャンだ。

窓辺に動物の置物とか、天然石の飾りなどが置いてある。
昭和かよ……って雰囲気。もちろんPCも使ってない。
不安がよぎる……大丈夫、なのか……


受付が済んで、診療台へ。
症状を確かめたら、「注射して治療しますね」って
注射今時フツーの治療で注射なんかすんの歯茎の注射って超絶痛くね
……等々、頭の中が絶叫パニック思わず体をこわばらせてしまった。

「もしかして、怖がり?」って聞かれて、ちょっと恥ずかしかった
結果的に言うと、注射は全然痛くなかった。

マウスピースとか使わない主義?らしく、いろんな方向から口を思いきり引っ張られた。
顔に手が当たったり、ミストが降り注いだり、もう化粧なんて全くの無意味。
なかなかワイルドな治療だった。

治療が終わったら先生が電卓で計算してお会計。
木製机の引き出しから、お釣りを出してくれた。
領収書は……小さなレシートだった
よく小規模の個人商店なんかにある、値段と日付のみワープロで打ってあるみたいな、あの小さいヤツ

私は注射で半分麻痺した口で「あひがとうほざいました」と言って帰ってきた。

最初から最後まで、何だかとっても不思議な空間だった。

恐怖!針刺しパイ

2020年09月08日 23時59分59秒 | 乳腺外科
9月8日(火)

仕事を13時に早退し、乳腺外科へ。
前回の検診から今日まで約3週間、不安でイッパイだった。

「パイに針を刺されるんだろうか?」と思うと居ても立ってもいられず、
ついつい食べ過ぎた
多分、脳が安心させようと思って「食って幸せな気分になりなさい!」と指令を出してたんだと思う

病院で受付を済ませ、診察室へ。
医師から「念のためエコーなどの検査をしてみましょう。」と言われ、検査服に着替えた。

エコー検査の画像を見ながら、
「乳腺がやや太くなっている。触診ではわからなかったシコリのようなものも映っている。このシコリに血性分泌物がたまっているのでしょう。」
と言われた。

それから医師が「細胞診のセット用意して~」と看護師さんに言った。
普通に押しても分泌物が出なかったから、針刺しが決定。
「先っちょを刺されたらどうしよう」恐怖の絶頂だった。

細胞診の針は、ものすごく細い。
そして先っちょではなく、下パイを刺された。

一般の方々にとっては痛くない検査だと思う。
だけど私はビビリなので、体が小刻みに震えてしまった。
針を動かしている感覚や血を吸っている感覚がわかる。。。ちょっと痛い。

細胞診が終わり、医師から改めて乳がんについての説明を受けたが、恐怖から解放された私はボーッとしていた。
「本来、乳腺の細胞はみんなイイ子で、栄養分を平等に分けている。だけど、自分ばっかり栄養を欲しがるヤツが現れたりして、癌になっちゃう。」
っていうような、絵本の読み聞かせみたいなお話だったと思う。

結果は1週間後の15日(火)。
家に帰ってから自分でも乳がんについて調べていたら、そのまま眠ってしまった
パイには軽度の筋肉痛のような痛みが残っていた。

自分で調べた限りでは特に心配は無さそう。
良性の確率が圧倒的に高いし、万が一悪性だったとしても早期で治るレベルだろう。
もう、検査はイヤじゃ

チクビーム!!!

2020年08月19日 19時49分03秒 | 乳腺外科
8月19日(水)

自治体の無料の乳がん検診に行ってみた。
「40歳を過ぎたら、2年に一度は検診を」って通知が来てたけど、なかなか予約が取れなかったり、仕事があったりして、今まで受けたことがなかった。

経験者曰く、「マンモ痛かった」との事だったので、ちょっとドキドキしてた。
待合室では、60代かと思われるオバチャン達が一緒に待っていた。

時間になって、名前を間違えて呼ばれた。よくある事だ。

先ず更衣室で上半身だけ裸になり、検査衣を着て、それからマンモグラフィーの検査室に移動。

「乳がん検診は初めてです。」って言ったら、検査するお姉さんは非常に気を使って下さった。
丁寧な検査の流れの説明。
パイ丸出しで聞いてる自分に、内心ウケてた。

右パイ→左パイの順で機械に挟まれる
「痛~、早く終わんねーかな」って感じだった。

ここで予想外の事が起きる
右パイを挟んだ時、血みたいな液体を発射してしまったようだ。
検査技師さんは「こういう事、以前にもありましたか?」みたいなことを聞きながら、機器を拭いている。
私は「半年ぐらい前にブラが汚れていたことがありましたが、最近は何も無いので治ったと思っていました。」などとウロタエながら答えた。

次は触診。
先生は先ほどの検査内容を聞いていて、念入りにモミモミしてくれたようだ。
しかし、触ってみても、マンモの画像を見ても、特に異常は見られないらしい。

今日の検査はココマデ。
事務員さんに「少々お待ちください。」と言われ、検査室外の椅子に腰かけて待つ。

私以外の方々が、次々に検査を終えて帰って行く。
みんな最後に「検査結果は、1ヶ月後くらいに郵送になります。」って言われてた。

でも私は、その場で次の予約を取らされた。。。
「念のため、精密検査を受けてみましょうね」って。

次の予約は9/8(火)。
火曜日しか専門医が来ないって言うんだから仕方ない。(メンドクセー)

大腸→甲状腺→乳腺……勘弁してくれよ

テレワーク&外出自粛で通院ぐらいしか予定がないっていう……

こんなドキドキはもうイヤだ。

2019年05月22日 15時01分20秒 | 
5月22日(水)

ついにこの日がやってきた。今日は11日(土)の検査結果を聞きに行く日。
2年前に患った大腸癌は、果たして肝臓に転移してるのか 入院か 手術か 抗癌剤か

結果から言うと、「問題なし
「CTに移った影に著しい変化は見られず、転移とは認められない。」とのこと。

思えば、この3ヶ月間、生きた心地がしなかった。(2月6日の記事を参照)
今は、ただただホッとして、全身脱力状態。。。

やっぱもう完治したんだよ。そうだそうだそうに違いない
つーか、私がそんな簡単に死ぬわけねーし。
もう忘れたい。。。

デンセンマンを知らない世代

2019年05月18日 17時00分00秒 | 生活(日本)
これも同僚の若い子たちの話。
伊東四朗のことを「タフマンのおじいちゃん」って呼んでた。(名前は知らないらしい
ちょっとした衝撃だった。

ヨヨコー

2019年05月18日 15時00分00秒 | 生活(日本)
同僚の若い子たちが、代々木公園のことを「ヨヨコー」って言ってた
ちょっとビックリしたとともに、「私の中の新単語を増やしてくれてアリガトウ」って思った。