さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

お伊勢参り・二日目(最終)

2010年03月22日 00時57分22秒 | 旅行(日本)
2月15日(月)

伊勢二日目。
朝食をとりに行くと、北京語ばかりでなく広東語も聞こえてきた。
私は今、日本に帰って来てるんだよね?!

①そして今日の一番目は伊勢志摩真珠館。

まあ、よくある旅行会社と地元物産店との提携。真珠加工に関する展示とアクセサリーの直売だ。
みんなはトイレ休憩ぐらいにしか考えていない。

②次も同じ要領で海産物店へ。

この店はT羽一郎色が強く(笑)、店内大音量で『K弟船』、もちろんT羽一郎&Y川豊兄弟のポスターも張りまくってあった。
そんな雰囲気に飲まれてしまったか、母はワカメなどを購入していた。

③伊勢神宮・皇大神宮(内宮)

そしてやっと着きました、伊勢神宮・内宮。言うまでもなく御祭神は天照大御神。
今日の天気は禊の雨。宇治橋を渡り、こんもりと茂る森の中へ。
行き交う神官・・・何だか身の引き締まる思いだ。



内宮をひととおり参拝し終わると、おかげ横丁で昼食になった。
名物・伊勢うどんと手こね寿司が食べられて嬉しい。お土産に赤福も買った。

それから時間があったので、おかげ横丁を見て回ることに。
土産物店には、二見興玉神社が近所にあるからか、カエル・グッズがたくさん売っていた。
店いっぱいのカエル・・・カワイイのもたくさんあって、いっそ大人買いしたくなる。
しかし現実問題としては勿論、全部買うわけにいかず、結局は迷いすぎて一つも買えなかった。

午後、雨足は強まっていった。しかし、せっかくここまで来たのだから、じっとしているのももったいない気がして、時間ギリギリまで散策しようと思った。食べ歩きクーポン券ももらっていたし。
でも、視界も足元も悪くて、あまり見て回ることができなかったのは残念。

④午後2時頃、観光終了。今度は4時間かけて豊橋駅へ向かう。ああ、お伊勢さまとお別れ。
途中、おせんべい店での休憩を挟みながら、豊橋駅に到着。新幹線まで少し時間があったので、駅ビルで天むすと味噌串カツを購入。最後まで、ご当地メニューを食べる気満々だった。

豊橋18:32発 → 東京20:47着。ここで解散、だが、我が家への道のりはまだまだ続く!その晩、自宅に着いたのは夜中の12時近くだった。ふぅ~お疲れ!

久しぶりに日本古代神話などに思いをはせ、遠く過ぎにし学生時代を偲びつつ・・・私にとって15年ぶりの伊勢参りは、こうして幕を閉じた。

お伊勢参り ・ 一日目

2010年03月22日 00時52分06秒 | 旅行(日本)
2月14日(日)

(バレンタインデーだというのに)母に付き合い、1泊2日の伊勢ツアーに参加した。
自宅を朝早く出発。私の地元はこの時、一面の雪景色で寒かった!
そして集合場所の東京駅に行き、朝8:56発の新幹線に乗った。11:11に豊橋で下車。
そこからバスで、八丁味噌の郷へと向かった。

①八丁味噌の郷

愛知県といえば八丁味噌。味噌煮込みや味噌カツの濃厚な味わいは私も好きだ。
ここでは味噌倉を見学し、味噌汁の試飲もした。
母は味噌アイスクリームも食べていた。



見学者には無料で八丁味噌の試供品が配られた。味噌好きの私には嬉しい限り。



②伊勢神宮・豊受大神宮(外宮)

その後3時間バスに乗り続け、やっとこさ伊勢神宮・外宮に到着。
鎮座まします豊受大御神は御饌都神(食物の神様)で、広く衣食住や産業の守護神とされる。
正宮 ~ 別宮・風宮 ~ 別宮・多賀宮 ~ 別宮・土宮 ~ 神楽殿などを参拝した。
空は今にも雨が降りそうだったけど、神聖な場所に身をおいて心まで浄化されるような気分だ。



③二見興玉神社

お次は二見興玉神社へ。猿田彦大神、宇迦御魂大神をお祭りする神社で、磯辺に夫婦岩がある。
この神社、カエルの石像がいっぱい!猿田彦といえば天孫降臨の道案内だが、この神のお使いがカエルとされているため。
普段からカエル・グッズが好きな私にとっては、心和む場所だった。
なお、境内には綿津見大神をお祭りする色鮮やかな龍宮社もある。



④この日の日程終了、またバスに乗りホテルへ。
一日中ほとんど移動で座りっぱなしだったが、自宅を朝早くに出たので疲れがどっと出た。
夕食の時間までベッドでしばし休憩、食後は大浴場に行ってみた。人が多い!ってか、周りから中国語が!!そう、このホテルには中国からの団体さんも来ていたのだった。

温泉に入ると、体の芯まで温まる。そして私はいつも風呂上がり汗だく・・・体を拭くと汗が吹き出るんだよなぁ。せっかく風呂できれいに洗ったのに!

明朝もう一度浴場へ。。。と思いながら、吸い込まれるように就寝。

なら燈花会と徳島阿波踊りツアー(最終)

2009年09月12日 22時17分44秒 | 旅行(日本)
8/14(金)

途中でトイレ休憩を挟みながら、バスは朝、無事に新宿に到着した。

疲れたけど、行って良かった。やっぱり日本の祭りは最高だ!お囃子の音を耳にすりゃ、日本人の血が騒ぐ!しかも正直、阿波踊りがこんなに面白いものだとは思っていなかったので、予想以上の収穫だった。私の初・四国上陸は、こうして大変充実した内容で幕を閉じた。

しかし何とな~く自分が汗臭い気がしてならない。昨夜は徳島市内での自由時間が長かったので、その間スーパー銭湯に行った人もいるようだったが、私達は・・・・・・。

新宿に着いたら小腹が減ったので、駅構内にあるパン屋+喫茶店で軽く朝食にした。
友人は「狸の激しい踊りが忘れられない!」と言って、何度も思い出しては笑っていた。私も笑った。

そして食事を終え、私達は疲れのピークであったにもかかわらず笑顔で家路についたのであった。

なら燈花会と徳島阿波踊りツアー(2日目)

2009年09月12日 21時33分29秒 | 旅行(日本)
8/13(木)

朝7:30頃ホテルで朝食を摂り、9:00には出発。今日の日程は、

明石海峡大橋を渡って淡路島・花さじき → 鳴門公園 → 徳島市内で阿波踊り見学、というもの。

大阪を出てから、バスはすぐにお盆休みの渋滞に巻き込まれてしまった。
いつものように私はバスに乗り込むとウトウトしていたのだが、周りのオバサン達は元気にしゃべりまくっている。また、食いまくっている。

盗み聞きしようとしたわけではないが、声が大きいので話の内容がわかってしまう。どうやらこのオバサン達は、1人でツアーに申し込んだ人同士。バスで隣の席になって意気投合したらしい。
1人でツアーに参加する意義からご近所の話題まで、初対面の人とよくまぁそんなに話が弾むものだと感心してしまった。

そしてやっと今日一つ目の観光スポット=淡路島・花さじきに到着したのは、午後1時近くだった。
ここは、うねうねと山を登った先にあるお花畑。いろんな花が植わっていて、ちょっとした展望台もある。高いところから眺めると、花で絵や模様が作ってある所も見えた。



土産物店+直売所では 大振りでコロコロした、とてもいい玉葱が売られていた。それがネットにたくさん入っていて値段は比較的安い。近所のスーパーで見かけたら絶対買いたくなるだろうが、今は旅路だ。しかも淡路島から埼玉までこれを持って帰るのは・・・なんて思っている私をよそに、ガシガシ購入しているオバサンが!

見学時間が終わり、また うねうねとした山の道路を下って、次は鳴門公園に向かう。
が、さっきまでバスの中で元気に歓談しながら、弁当などをつついていたオバサンの様子がおかしい。どうやら、カーブの多い山の道路を登ったり下ったりしたせいで乗り物酔いをしてしまったようだ。いや、私も「いくらなんでも食いすぎだろ!」とは思っていたんだけど・・・。

かくして、オエッパーでグロッキーになってしまったオバサンは鳴門公園を見学することができず、休憩所へ。せっかくここまで来たのに、かわいそうだ。

その他のツアー客達は大鳴門橋付近から鳴門の渦潮を見学。私達は大鳴門橋に設けられた遊歩道=渦の道にも行ってみた。遊歩道は所々で下がガラス張りになっていて、足元に広がる鳴門海峡を見ることができる。私達が行った時は渦潮が発生する時間ではなかったが、それでも海流が少し巻いているのがわかった。実は若干高所恐怖症の私、ガラスの歩道の上で下半身の力が抜けるのを自覚しつつも、青くてきれいな海に見入っていた。



それから向かった先は今回のメイン・イベント=徳島市の阿波踊り!私個人のテンションは高かったが、件の淡路・花さじきで体力を消耗してしまった人も多く、バス車内には「疲労の限界・・・」みたいな微妙な雰囲気が漂っていた。まぁ、参加者の平均年齢は高めだし、バスでこんなに遠くに来たわけだから、仕方がないっちゃ仕方がないか。

隣に座っていた友人も少し乗り物酔いになっていたので心配だった。しかし彼女は阿波踊りを楽しみにしてここまで来たので、見る気マンマンだ。

徳島市内でバスを降り、街を歩くと、いろいろな地点に有料・無料の演舞場が設けられていた。大にぎわいの見物客、聞こえてくるお囃子、すれ違いざまに見る踊り連メンバー、立ち並ぶ出店・・・私はそれだけで、日本の祭り気分に酔いしれていた。
私達は近場に無料見学席を見つけ、そこに陣取ることに。

そして午後6時、ついに阿波踊りが始まった!



次から次へなだれ込んで来る踊り連の数々!「続いて踊り込んで参りましたのは○○連です!皆様どうぞ温かくお迎えください!!」みたいなアナウンスが聞こえる。・・・そうか!徳島の人々はただ単に「踊る」んじゃない、踊り“込む”んだ!「踊る」というラ行五段活用動詞(自動詞)にも「こむ」を接尾語的に用いる華麗な合体複合語ワザ!「躍り込む」じゃなくて「踊り込む」なんだよ!!徳島市民の粋に感涙の涙も沸点だ!!!



ふと向こう側の客席を見ると、踊り衆の演舞を前に、いても立ってもいられない地元民らしきオバチャンを発見。
オバチャン拍手 → オバチャン喝采 → お、立ち上がったぞ! → 客席でノリノリ♪ → ついに踊り出したー!
演舞者&観客一体の素晴らしいジャパニーズ・ライブじゃありませんか!

それにしてもモノスゴイ数の踊り連だ。ひっきりなしにやって来る。しかも各連によって衣装が異なるだけでなく、それぞれの踊り方や掛け声も違うのだ。老いも若きも男も女も、最高の笑顔で踊って踊って踊りまくる。いや、な~んて楽しいんだ!いつまで見ていても飽きない。ずっーーーと見てても全然飽きない!まさに、踊る阿呆に見る阿呆だぜ!!

隣の席では2~3歳の小さな子が大興奮!歓声を上げては踊りの列に飛び込み、若いパパとママは人ごみの中、子供を捕まえに奔走していた。

再び踊りに目を向けると、伝統文化を真面目に受け継いでいる連が多数ある一方で、個性的なオモシロ連も存在するという、柔軟な姿勢がまた良い。

特に印象に残っているのは、まず大名行列の連。腰元を従えて踊りまくる殿様が可笑しかった。

それとマスコット・キャラクターが狸の連。踊り衆の間から可愛らしい狸の着ぐるみが登場して、子供たちに手を振っていた。私は「こんなに暑いのに着ぐるみは辛かろう」と思って見ていたが、演舞場のゴール地点に差しかかった所で何と狸が豹変!今まで静かに手を振り続けていた狸が、ものすごい勢いで激しいラスト・ダンスを展開し始めた!その可愛い風貌と狂喜乱舞のギャップがスゴ過ぎて、思わず大爆笑!暑すぎてヤケになっちゃったのだろうか?!

ネーミングのインパクトは「レ○レの連」。みんなが漫画『天才バカ○ン』のレ○レのおじさんの着物を着て、合言葉も「お出掛けですか~?レ○レの連!」でキメ・ポーズ。もちろん、ほうきを持ったレ○レのおじさん(のコスプレ)も登場したが、私は列の最後でしなやかに踊るオネエMANの方が気になってしょーがなかった。

また、にわか連というのがあって、これは自由参加型の連。踊りに興味を持った観客が自由に踊りの列に加わることができる。私も試しに踊ってみたが、簡単そうに見えて実はなかなか難しかった。

それまで体調がイマイチだった友人も踊りを見ているうちに回復してきたと言う。良かったー!
私達は晩御飯を食べるのも忘れて夢中で踊りを見ていたが、気がついたら とっくに9時を過ぎていた。集合時間は10:50だから、そろそろ店を探して食事をしておかなければ。
このままもっと見ていたい・・・私達は後ろ髪を引かれながら演舞場を後にした。

演舞場近くの店はどこも満席だったので、少し歩いて駅近くの商店街の中にある店に入った。
興奮冷めやらぬ二人は、食事をしながら感想を述べ合ったりした。

そうこうしているうちに時間終了。終わらぬ宴はない・・・私達は帰りのバスに乗り込んだ。
これから新宿までバス車中泊。は~あ。。。

なら燈花会と徳島阿波踊りツアー(1日目)

2009年09月12日 21時14分51秒 | 旅行(日本)
8/12(水)

友人とともに、なら燈花会と徳島の阿波踊りを見に行くツアーに参加した。
途中で淡路島や明石&鳴門海峡も見学できるお得なツアー。料金も安い!が、バスでの強行軍だ。

まず、新宿を8:00に出発。集合場所の都庁大型バス駐車場は、他のいろいろなツアーに参加する人々でゴッタ返していた。ツアー名の書かれた紙がズラ~っと貼ってあって、大勢の添乗員さんたちがそこかしこで点呼を取っている。私達は最初、自分の参加するツアーがどこに貼ってあるのかがわからずオロオロしてしまったが、無事時間通りにバスに乗ることができた。

私達のツアー参加者は概ね30人。団塊世代の強そうなオバサンが多かった。
さて、これから奈良までの道中が長い。1~2時間おきにトイレ休憩があるが、その時に寄るサービス・エリアも旅の一つの楽しみと言えるだろう。私は乗り物に乗るとすぐ眠くなってしまうタイプだが、サービス・エリアでは嬉々としてご当地名物を見て回っていた。おいしそうな食べ物を見かけたら、すかさず買って食べた。ああ~、やっぱり日本の食べ物って最高―!

8時間もバスに乗り続け、お尻の限界が近づいてきた頃、やっと奈良公園に着いた。一体、何年ぶりだろう!前回は大学のサークル活動で来た気がするから、おっそろしく昔のことである。
やっぱり奈良はいいよな~、この「振り向けば文化財」っていう環境が。しかも奈良の文化財は、素朴な中に力強い美しさを秘めている、ように感じる。

燈花会が始まるまでにまだ時間があったので、私達は閉門間近の東大寺を見学した。その建築、そして中に安置されている仏像のたたずまいに、静かに静かに、圧倒されながら。



東大寺の閉門と同時に奈良公園をぶらついた。それにしたってモノスゴイ鹿の数じゃあないか!野生の鹿は警戒心が強いものだが、ここの鹿はまるで観光のプロだ。「大きなお目々が可愛いなー」と思っていたら、そばに行っても逃げずにナデナデさせてくれた。そればかりか、ちゃんとカメラ目線でツーショット撮影にも応じてくれた。



しかし、鹿せんべいを持った人に対する執着は計り知れない。よってたかって煎餅をねだり、Tシャツを引っ張られている人もいた。まだ小さな子供は、自分の目線より高い位置にある鹿の顔を見て「ギャー!怖いー!!」と泣き出していた。

それから奈良公園をいったん出、近鉄奈良駅近くの商店街で晩御飯を食べる事にした。私達が入ったのは、お好み焼き屋さん。サワー片手に明石焼きとお好み焼きを美味しゅういただきました。

そうしているうちに夜7時=燈花会が始まる時間。とても蒸し暑い夜だった。
人出が多く、私達は人々の流れに付き従うように猿沢池、興福寺などの会場を順に見て周った。たくさんの燈花が地面に並べられ、足元をホンワカと照らし出している。
そして無数の燈花の灯りより、もっと多くの御魂が今年もお盆に帰ってくるのだろう。



燈花に囲まれながら歩いては立ち止まり、立ち止まっては歩きながら夜8:30頃、集合場所の東大寺南大門駐車場へ。
これから宿泊地に向かう。バスに乗り込み、大阪のホテルへ。
ホテルに着いた時には、朝から早起き+長時間かけての旅だったために、友人も私も疲労でヘロヘロ。
軽い夢遊病状態でコンビニの飲み物を購入した後、部屋でシャワー → 爆睡したのであった。

次の日は、いよいよ阿波踊り!

伊豆稲取温泉なのだ。(2日目)

2008年09月10日 01時52分49秒 | 旅行(日本)

8/18(月)


  朝、目覚めて大浴場に向かうと、風呂に入りに来た人が34人いた。浴場は朝日が眩しかった。

  それから朝食の会場に向かい、また煮魚や刺身など、最後の最後まで海の幸を堪能した。

  9時過ぎにチェックアウトをして、この日は下田に向かうことにした。下田に着くと観光案内所で地図をもらい、散策コースを歩いた。途中、下田条約が締結された了仙寺でペリーや唐人お吉についての展示を見たり、ペリーロードという細い通りを通ってペリー艦隊上陸の碑などに行った。住宅街を流れる小さな川には雑魚や沢蟹が驚くほどたくさんいた。特に沢蟹なんかは近所の了仙寺宝物館内にまで入ってきてしまうほどだった。そのほかにも倉のような古い家を見たりしながらスタート&ゴール地点の下田駅へと戻ってきた。

  私達は駅近くの喫茶店で遅めの昼食を摂り、観光案内所でもらったクーポンをみせたら、デザートをサービスしてもらえた。下田もなかなか良い街だ。しかし、たった一つだけ残念なのは、まいまい通りにあるアンパン屋。私は無類のあんこ好きなので、店の前を通りかかると気になって入ってみた。この店はテレビでも紹介されたことがあるらしく、店頭には美○憲一と桜○やっくんが番組で来た時の写真が貼ってあった。なるほど、とても美味しそうなアンパンだ。が、店のオバチャンの態度が悪い。中国で店員の態度の悪さには慣れていたはずの私なのに、無類のあんこ好きの私なのに、買う気になれなかった。本当に残念なことだ。

  最後に駅でお土産などを見て、3時頃、帰りの電車に乗った。帰りの踊り子号に乗ると、二人とも死んだように寝てしまった。

  ああ、夏が終わる……あと10日で私はまた中国に渡らなければならない。
夏の終わりが名残惜しい私達は、東京に着くと有楽町のガード下へ。来年の再会を約束して乾杯したのであった。


伊豆稲取温泉なのだ。(1日目)

2008年09月10日 01時47分18秒 | 旅行(日本)

8/17(日)

  東京から踊り子に乗って、友人と伊豆稲取へ。朝早く家を出たがテンションは高い。10時半の電車に乗って午後1時頃に稲取に着いた。去年は二人で熱海に日帰り旅行に行ったが、ここ稲取は更に寂れた温泉町だ。今回、なぜこの地を選んだかというと寂れた温泉町の哀愁が好き、ということの他に、パンフレットを見たら宿の料理(刺身やアワビ料理)が美味しそうだったから!

  駅の近くに漁港があって白猫がゆったりとくつろいでいた。漁業組合の人にもかわいがられているようで、ちょっとしたマスコット組合員といった感じか。私達は海鮮料理屋で昼食を摂ると、街をブラブラ歩いた。

 
この時は台風が来ていて、午前中は雨が降った。その影響で風がやや強かったが、稲取に着いてからは幸い雨に降られることはなかった。

 
私達は海沿いを歩いた。風が心地よかった。小さな山道を入って行くと、毎年奇祭が行われているという「どんつく神社」に到着。こじんまりした社の中に御神体がニョッキリと鎮座ましましていた。その手前には鳥羽一郎の歌碑があり、なんとも不思議な空間であった。

 
それから散歩を続け、途中カキ氷屋を見つけたので休憩した。その店には変り種のシロップがたくさんあって興味をそそられた。定番のイチゴ・メロン・抹茶アズキなどの他にマンゴー・ピーチ・バナナ・ヨーグルト、ムーンライトという謎の味のものもあった。私達は迷いに迷った挙句バナナとヨーグルトを注文。どちらも美味であった。シロップたっぷり山盛りで200円というのもスバラシイ。八幡神社の入り口にあるので、ぜひ立ち寄られたし。カキ氷以外にソフトクリームも美味しそうだった。

 
晩御飯の時間が近づいたので宿に帰り、テレビで北京オリンピックなどを見ていると30分ぐらいウトウト眠ってしまった。「晩御飯の用意ができましたので、これからお運びいたします!」との電話で飛び起きると、部屋に次から次へたくさんの料理が運ばれて来た。海の幸いっぱい!私は肉より海産物が好きなので大興奮、片っ端から平らげた。毎度の事ながら、温泉宿に泊まると食べ過ぎてしまう。本当に苦しくなったけど、シ・ア・ワ・セ!

 
食事が済んでから屋上の露天風呂に行った。このツアーには40分間貸切風呂無料という特典がついていたのである。しかしながらこの日の露天風呂は非常に風が強かった。夜なので景色も何も見えない。でも他の客を気にせず寛げたのは良かったと思う。

 
結局露天風呂では風が寒くて体をよく洗えなかったため、もう一度大浴場に行った。ちょうどその時間は他の客がいなくて、ここでも貸切り状態。なんか得した気分。

 
そうして一日を終え、布団に入るとすぐに眠ってしまったのであった。


熱海~ヤバすぎるので写真不掲載(笑)

2007年08月06日 03時47分24秒 | 旅行(日本)

7/22(日)

友人と熱海に行った。品川で待ち合わせ、東海道線で1時間半。電車内にはこれから温泉旅行に出掛けるのであろう年配の方々も多かった。私達の向かいに座ったオバサン達の話を盗み聞きするつもりはなかったが、つい、もらい笑いしてしまった。オバサンは人生経験豊富だからなのか、話す内容が本当に面白い。私達の前に座っていたオバサマ方は3人で、真ん中の一番大きなオバサンがしきりに武勇伝(?)を披露していた。そして右側のオバサンがイイ感じに合いの手を入れ、左側のオバサンはひたすら笑い袋に徹している。その隣で左オバサンのご主人がボンヤリうわの空……まるでコントを見ているようだ!

そうしているうちに昼ごろ熱海に到着したので、先ず駅前の通りで昼食にした。ここには土産物店や食事処が集まっているが、その随所に昭和が感じられる。私達が入ったのも、いかにも昭和な寿司+そば店だった。

それから駅前でバスに乗り、ロープウェイに向かった。それにしてもここ熱海の時間は昭和50年代までで止まってしまったかのようだ。ロープウェイの車体もしかり、車内アナウンスもしかり。頂上にある秘宝館もそうだし、商店街もそう。その上、5年ほど前に訪れた時と比べ、かなりの勢いで寂れていっている。商店街は、日曜日しかも夏休み中だというのに、閉まっている店ばかりだった。なんとも景気が悪~い感じ。

その他、気付いた事ととして挙げられるのは、喫煙所の多さ!近年、各地で禁煙・分煙が当たり前となっているにもかかわらず、熱海には到る所に喫煙箇所があった。最近本当に街中の灰皿が減った感があるが、熱海ではベンチの横にバス停の横に……レストランや喫茶店も分煙ではない。(←注:私が見た範囲で。)喫煙パラダイス!!

ロープウェイ頂上からの眺めは確かに素晴しかった。しかし周りの雰囲気に影響されてか、何となく断崖から人が落ちてきそうな、片平なぎさが出てきそうな、そんなサスペンスな雰囲気が漂っていた。

ロープウェイの復路を下り、帰りは駅まで歩いた。浜辺ではハワイアン祭りのようなイベントが行われていたようで、それに参加したのであろうフラダンスの衣装を着た老婦人の集団を見かけた。

秘宝館でグッタリしてしまった私達は途中、懐かしい雰囲気の喫茶店で休憩。現在のヘルシー志向にそぐわない、どぎつい色のクリームソーダを飲んだ。相方は、これまた平成が微塵も感じられないプリンアラモードを注文。しかも器の中からドライアイスの煙がモクモク出ている!今ドキこんな演出考えらるー?!後ろから聖子が出てきて『青いサンゴ礁』を歌ってくれるのではないかと錯覚してしまったくらいだ。なんてステキなのだろう。店内を見回せば、インベーダーゲームのテーブル、メニューや食器、調度品の数々も私が幼稚園児の頃に見たような物ばかりではないか!?

街の風景を見ながらブラブラ歩いて、再び熱海の駅に到着。まだ5時頃だというのに、もうシャッターを閉めてしまった店も少なくなかった。私は、かわいいミカンの容器に入った飴を買おうと思っていたのだが、お目当ての店は既に閉店!仕方ないので、他の店で家族に「まぐろチャーシュー」と「ホタテの塩辛」を買った。

そして夕方6時過ぎの電車で熱海にバイバイ。今日は懐かしの昭和を満喫できて、本当に有意義だった。やっぱり熱海はイイ!いち熱海ファンとして、この気だるい昭和ノスタルズィーの衰退を惜しく思っているものである。がんばれ熱海!!


遥かな尾瀬~♪

2007年08月06日 03時14分08秒 | 旅行(日本)

7/19(木)

昨日まで雨ふりだったが、今日は晴れて良いハイキング日和になった。

若かりし頃、尾瀬に来たことのある父母の話に寄れば、この時期はニッコウキズゲの花が満開だそうである。あたり一面オレンジ色を敷き詰めたようなその景色を見て、二人はいたく感動したらしい。それを私にもどうしても見せたい!と言って今回、母になかば無理やり連れてこられたようなもんである。

しかし残念ながら、実際ニッコウキズゲは少ししか咲いていなくて、父母は予想外だと嘆いていた。地球温暖化やその他の環境破壊の影響だかなんだか、近年はあまり咲かなくなってしまったようだ。

その一方で私は、尾瀬に来たのが初めてだったこともあり、何の先入観も無くそれなりに楽しむことができた。湿原を歩くのは新鮮だったし、緑がきれい、空気がきれい、自然に囲まれて清々しい!と思った。

それにしても、周りを見ると皆、熟年~老年層の方たちばかり。途中、林間学校で来ていた中学生の集団に会ったが、若者はごくごく少なかった。

朝、5時半から、午後2時までずっと歩きっぱなしだったので疲れたけれど、悪くはなかった。たまにはこうやって気持ちの良い汗をかくのも、なかなかイイもんだ。