さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

めまぐるしい一週間

2011年02月19日 23時18分51秒 | 生活(日本)
2月19日(土)

今週は変化に富んだ一週間だった。
雪が降ったり、暖かくなったり、大風が吹いたり、ショックな事があったり、ちょっと嬉しい事……私の仕事が決まったり

急に忙しくなったぞー。とりあえず、実家から会社までは遠いので、部屋探しを始める。
3月の頭には引越しダーまったく、私の人生は引越しばかりだな。

患って悟った境地?

2011年02月19日 22時58分50秒 | 
28か29歳の時だったか、血液検査で偶然C型肝炎との指摘を受けた。
C型肝炎には、いくつかの感染経路がある。
しかし、物心ついてから当時までの自分の状況を振り返ってみても、いつどこで感染したのかイマイチわからない。
どこかに「1988年、厚生省が注射器と注射針の連続使用を禁止」と書いてあった気がするが、これだろうか???

母子感染の可能性は0%ではないが極めて低いとされている。
だから、母は決して自身を責めたりしないでほしい。

原因不明…何で?…こんなことのために私の生活が制限されるなんて!
悔しくて悔しくて、内心ふて腐れていた時期もあった。
しかし、今は違う。

同年代でもこの病気になった人とならなかった人がいるということは、単に私の運が悪かっただけ。
しかし私のように不運な人が、日本には推定200万人位いるとされている。
しかも以前の私のように、無自覚無症状のまま放置している人がほとんどだろう。

そういう人たちが近年ニュースになったり、訴訟を起こしたりして、社会に知られるようになり、国も動き出した。
そして、従来の高額な治療費は3医療助成制度により、負担額が軽減されるようになったのだ。

私がこんな病気になったのも、時代の流れの必然だったのだと、今はそう思える。
現在は治せない病気も、数年後には簡単に治せるようになっているかもしれない。
そういう医療発展の過渡期に私は生まれたのだ、という、ただそれだけのことだ。

人生、一寸先は闇。とにかく、今できることは可能な限りしておきたい。

……と思っていたら、この間、担当医から以下のように言われた。
「60歳くらいまでは普通の人と同程度の肝機能を保てるけど、だいたい60歳前後で肝硬変、70歳前後で肝癌になって死に至る人が多いですね~。」

なんだ、けっこう長生きできるんじゃん!それだけ生きられれば私は充分だ。

それと、「薬が全然効いてませんね。頑固なタイプだ。」とも。
「こんなに強い薬を投与しているのに効き目がないのでは、かえって体に悪いですから。来月の検査でまた数値が下がってなかったら、治療は一旦中止。新薬が出るのを待ちましょう。」って……

ふぇ~?!痛い注射と薬の副作用に耐えてきたのに、治らないのかよ!
この半年間、思いっきり振り回されちゃったなぁ。
あ~あ、じゃあ歳を取ってから先進医療を受けられるように、今から少しでもお金を貯えておくことにするか。
どこぞのお医者様が治療方法を見つけてくださるまで、私は働きながら待つことにしよう。

と、すべてのことを客観的に割り切って考えると、心が軽く、安らかになった。
今の私は自分の境遇を悲観していない。
中国で精神的にタフになったことの効用かな(笑)。
この世のいろんな事には、人が思うほど深い意味などない。ましてや私のような小市民は、日々ささやかに、善良に生きてさえいれば、それでいいのだと思う。

これは決してあきらめではなく、むしろ挑戦だ。
これからの毎日をどれだけ有意義に、かつ穏やかに過ごせるかは、自分自身にかかっているのだから。

山里に、雪は降る。

2011年02月12日 23時55分48秒 | 生活(日本)
2月12日(土)

昨日から雪。一番積もっている所で約10cmの雪があった。
飼い犬は雪に顔を突っ込んで遊んでいる。
面白いヤツだ。

最近、私の体調はとても良い。
こんな天気だけど、気分は晴れ晴れ。