今まで、あんたらが無駄ふやしてきたやんか！

事業仕分けは国会で＝行政監視の改革案提示―自民(時事通信) - goo ニュース

去年の総選挙まで自民党が行政の無駄を作りづづけてきたんやんか！

それを未だに何の反省もせず、『仕分け』は国会でなんてちゃんちゃらおかしい。

だいいち、事業仕分けは予算の付け替えのためであり、日本国憲法73条5項によって、予算は内閣が作成し、国会に提出することになっている。　正確には、『第７３条　内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行う。　＜中略＞五　予算を作成して国会に提出すること　＜後略＞』。

国会は予算案についての賛否は決議できるが、予算作成は内閣の専任事項である。　よって、内閣＋与党のみが仕分けができるのである。

国会に何が出来るかといえば、決算委員会で使途を徹底的に調べることであろう。　でも、決算委員会の審議がニュースになったことなど聞いたことが無い。

企業では良く、PDCAサイクルと言うことを言う。　Plan　Do　Check　Analysis（Actionと言う会社もある）のサイクルをまわすということである。　これが、行政でできていない。

Planは予算であり、Doとは行政そのものである、Checkは国会であろう。　でも行政事務実施後のCheckなのだから、予算委員会ではなく、決算委員会がCheckすべきなのだが、これが全く無い。　Checkが無いのだから、Analysisなんか出来るわけも無い。　だから、事業仕分けで、過去に遡ってCheckしているのである。　自民党の与党時代の垢をCheckしているのである。　それでも、まだCheckだけでAnalysisには至っていない。　工場の現場のQCサークル程度のことが国の最高機関で出来ていないのである。　できないのは、簡単で、やる気がなかっただけである。　QCサークルは無駄を見つけ出して『改善』していくものである。　ところが、国会と言うところは、予算を持ってくることだけに力を出して（Plan）、その結果はCheckしない。　場合によってはDoもしない。　まして、Analysisなんて出来るわけも無い。　データが無いんだから。

自民党はその責任を全く感じていないのだ。　憲法の定める内閣の専任事項でさえ、理解していないのである。　全くあきれた政党である。　

自民党ができることは、『昔、こんな無駄ことをしてました』と国民の前で懺悔することだろうが。

もしかしたら、自民党が政権を持ってたら、JR東海のリニアモーターカーは直線ルートではなくて、長野迂回ルートにさえなってたかもしれない。　宮脇俊三が良く書いていた、我田引水ならぬ我田印鉄である。

日本の税金って、QCサークル並みのこともできてないんだなぁ。　なんのための決算委員会なんだ？