TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

スペアナ付Tシャツ???に学ぶアヤシイ商品の作り方

2006-08-17 | チラシの裏
オーディオネタを書いたら、グラフィックイコライザ付きTシャツ「THE SHOW OFF T-SHIRT」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060816_sound_tshirt/
という記事を見つけました。

いけませんね。最近の若者はオーディオ趣味の基礎が無いから。一応オーディオ趣味の最終世代として言うと。

グラフィックイコライザー:通称グライコ IME 2002英語辞書がグライコで「graphic equalizer」と出して私がびっくりするくらい流行ったんです。イコライザーとは、英語スペルの通り等しくできる機能のこと。周波数のでこぼこをグラフィカルにいじって補正や強調できることからこの名がつきました。

スペクトラムアナライザー:通称スペアナ。こっちはマニア度がより高いもので、音のスペクトラム(スペクトル)を分析できる機会です。精密なものは、プロッターで書くようなものもありました。また往年のオーディオファンなら週刊FM fan人気連載長岡鉄男のダイナミックテストでスペアナ写真が毎回載っていたのでおなじみでしょう。

カーオーディオではスペアナ機能付グライコが流行ったから混同されるのも分からなくはないけど、キッパリ言って違います。

Tシャツの久米さんとかさぞやお喜びになりそうな....。でも、アニメーションGifだけあって実物写真が無いようなので、購入をちょっとでも考えられた方は、ペーパーウェアならぬ、仮想グッズ。超インチキ商品かもという覚悟をして商品説明とかを読まれるといいでしょうね。
よく考えてみるとそんな低価格デバイスがあったらTシャツになる前にもっと違う形で商品化されているでしょうから。
音に反応してテキトーに線が上下に動くだけのLED付Tシャツだったらジョークグッズとして元が取れると思うけど、アニメーションGifだけのイメージサンプルでは何とも言えません。

若者にしか聞こえない音 - 超高音再生とCRTとの意外な関係

2006-08-17 | チラシの裏
CNETのBlogも筆が鈍ってこっちはますます投稿が減ってしまいましたが久々に。子どもにしか聞こえない音という谷川さんがJ-Waveの番組を元にかかれたエントリーへの突っ込みで。

日本語の情報源はスラッシュドットのこの記事「大人には聞こえない着信音」とそのコメントに詳しいのです。ここにあるように、年齢の閾値が20代後半あたりです。この境より下を「こども」と言うにはちょっとどうかと。
また、キーンという高音より上のこの超高音。実は家庭ではありふれています。ブラウン管(CRT)のテレビの部品が同期周波数にあわせて発振して16kHZ付近の超高音を出していたとか書かれています。また、蛍光灯も高周波で発振していることもあります。

この超高音、PC付属のスピーカーだとまずまともに再生できない可能性が高いので、聞こえなくても、それだけで悲観することはありません。ヘッドフォンでも再生できないものもありそうです。

話の元に更に元になった記事「十代にだけ聞こえる音撃兵器」 の写真のような、ホーンツィーターを使った超高音対応スピーカーだと16kHzを高い音圧で再生できるはずですが、この「音」は聞きなれてないはずだから、音とは認識できないけどなんか気持ち悪いという感想になるのではないかと思います。

ところで、昭和と同じ年齢で74歳で亡くなられる直前までオーディオ評論活動をされた長岡鉄男氏。理論上あの年齢で超高音は聞こえないはずなんですが、「純粋な超高音は聞こえなくても、倍音の味付けとしてあるか無いかは訓練で歳をとっても分かる」という理論が長岡鉄男支持者にはあって暗黙のうちに問題ないことになってました。

なお、聞こえないのが悔しくて音のボリュームを上げすぎると簡単にスピーカーのツィーター(高音を担当する部品)を焼き切って壊せるといいます。自然音では16kHzのような超高音はごく低い比率しかないため、スピーカーの対応性もその分布に合わせて設計されているためです。また、ボリュームを上げすぎると耳にも悪影響を与える恐れがあります。子供よけのために超高音を流すというのはかなり人体の健康を無視した暴挙だと指摘しておきます。

偉大なる昭和を乗り越えて : ホーン好きなら奥村愛子

2006-07-04 | チラシの裏
たまたま深夜にMXテレビで見た、奥村愛子という歌手というか、ホーンセクションを加えたユニットに目が釘付けになった。山口百恵や荒井由美などが持っていたけれんみと色気が心地いいというか迫力に圧倒された。
自分の音楽愛好暦を振り返ると、RCサクセションとその前の生活向上委員会というドクトル梅津遍歴、ブルックナーにベルリオーズもいいよねという管弦楽好きとかからして、ホーンセクションが好きなのだなと改めて思わされた。ペンギンカフェオーケストラ、マイルスデイヴィス。ショスタコーヴィッチは木琴がいいのでちょっと違うが。


規制が招くW杯チケット問題 - 株式市場方式に切り替えを

2006-06-18 | チラシの裏
2002年のワールドカップチケット問題は心から腹立たしかった。FIFA Ticket.com がIISによる .aspで動いていて負荷に耐え切れずエラーコードを掃きまくりまともに動かない。いろいろ対策しても動いてくれず、結局、負荷が少なくまともにサイトが動いていたウルサンと光州のチケットを買って玄界灘を超えて試合を見に行ってしまった。FIFAが押さえた部屋を直前にリリースした煽りで急遽博多港発の高級ホテルを使う格安ツアーが組まれていたのだ。ウルサンでは、制服姿の学生らが集団でやってきていて空席を埋めるために動員されたのだと想像できた。

結局、ワールドカップのチケット問題は、希少性がある財を硬直的な価格で売ることにある。チケットゲッター、転売屋とかが問題になるのは、そういう価値の不均衡があるからなのだ。
こういう不均衡を是正するには価格の硬直性を外して市場にゆだねるのが一番だ。完全競争にしてしまうと、貧しい国がチケットを取れないとかいう事態も起き得るがそういう政策的な保護は別枠で取り起きしておけばいいだろう。

仕事のやりがいを”ゲーム化”するBillGの知恵 - SHIP IT

2006-05-20 | チラシの裏
日経ビジネスオンラインにはいい記事が多いとよく感心しますが、この「仕事のやりがいは自分で“見える化”する」には特に関心させられました。

見える化 というはやり言葉を使っていますが、むしろ、「ゲーム化」と言うほうが適切かもしれません。光栄(あえて漢字で)のゲーム三国志で、一つ一つ領地を広げていくとか、ふとわれに考えると作業をどうして嬉々としてやっているのか不思議になりますが、マップとか能力値とかでやったことの結果が現れるので楽しいわけです。

営業部門では成績が振るわないのに張り出されて何だかなぁなんていう経験もしたこともかつてありますが、いわゆる事務作業とかこそ、何かやり遂げたという感覚でうれしくなるようなしかけが欲しいですね。
デジタルなものより、シールを貼るとかはなまるスタンプを押すとか。

そう思うと、ひとつ持ってました記念碑的なものが。Bill Gatesのサインが刻まれたShip itという盾は、製品出荷の関係者にはやはり大切なものであり、プレートが増えるとうれしいもんでした。
自分の今の仕事も、ある種モノを作っているのだけど、こんなに作ったんだよとか、こんなに、読まれたんだよとか、逆に耳の痛い意見を頂戴したよとか、何か残るように机に張っていくとやりがいがでそうです。

追記
たまに、Bill Gatesの書名が入った"SHIP・IT"という盾を眺めます。「全てのデスクと家にコンピュータを」というスローガンは陳腐に聞こえると言わなくなりましたが、松下幸之助さんの水道哲学に匹敵する理念だと思います。

SDガンダム2もしくはSDガンダムGXがやりたい

2006-05-18 | チラシの裏
ZガンダムのDVDで息子と女房が喜ぶ様を見て....息子が遊んでくれるのもあと数年しかないし、ここはひとつ、SDガンダム2かSDガンダムGXの対人対戦をやって遊ばねばと、無性に昔のゲームがやりたくなりました。
容量が少なく原価が高いだのなんだのいわれますが、ROMにゲームが入って待ち時間が極小で遊べるのはプレーステーションに無いよさです。それにしても、サイコガンダムってゲームの中でサイコロみたいなものしか見たことが無かったからアニメで動くのはこのまえ初めてみました。


それにしても、ハードは捨てたのにソフトは捨てずに取っているというのは、愛着度の差によるものでしょう。どっかから買ってこなくちゃ。

ホンモノのおカネの作り方

2006-05-17 | チラシの裏
岩井克人著「ヴェニスの証人の資本論」は経済学の本質を考える上でいいヒントとなるようなアイディアが豊富に含まれるよい本だ。小沢自由党のように分派と縮小を繰り返して整理された私の書棚に辛うじて残っていた。

今読み返すと、非常に短くあっけないのだが、幕末に尊皇派の佐土原藩が行ったという贋金つくりの苦労とできばえの筆致が見事で、それゆえに実体として確かに思えていたお金の危うさと便利で本物以上に便利な手形という「ホンモノのおカネ」ができる様を生き生きと描けているといえるだろう。

EdyとかSUICAとかの電子マネーもより便利で確実な方法として浸透していく情勢であり、将来が楽しみだ。
逆に贋金つくりが進んで今の便利な「現金」が通用した2006年の時代が懐かしまれる日も来るかもしれない。

クレジットカードの裏の事情

2006-05-16 | チラシの裏
文字通りクレジットカードの裏面の謎について。なお、記述のいくつかは、筆者が業界に居た昔の知識に基づいているものもあり、事実誤認や今は違う話もありえるがご容赦願いたい。

まず、物理的なクレジットカードはかつて塩化ビニールであったが、環境問題の影響で今はPET-Gとか表記されるポリエステル系樹脂に換わっている。大体のカードの裏面にPET-Gとあるはずだ。
次に、製造会社。日本は凸版印刷と大日本印刷の二社寡占という状況は今もクレジットカードのうち、3540とかいうISOの識別を持つ16桁のカードについては変わっていないようだ。スーパーとかの流通系の自店専用ハウスカードはその限りではないだろうが、VISA、Master、JCBとかがついて広く使えるカードでは偽造防止にいろいろな仕掛けがあり、作れるところが日本では限られている。
大体、TPとあればまず凸版であり、Dが入っていると大日本印刷の可能性が高い。

トラックバックした Credit Card Mania☆では、カード発行業務もこの2大印刷会社がやっていると書かれているが少し誤解があるようだ。エンボス(刻印)・エンコード(磁気とかの情報の入力)がされていない生カードは2社がほぼ押さえているが、その生カードをクレジットカード会社が買ってきて、個人固有の情報の埋め込みはそれぞれの会社が多くの場合やっているはずなのだ。大手クレジットカード会社が中小の会社のカード発行も引き受けてやってあげていた。また共同印刷のサイトにカード発行者として受託業務をしているとかうたっているので、アウトソーサーとして受けるところは他にもあるようだ。

生カードの製造年月が入っているのは、ロットを特定するためで、いろいろ偽造防止とかで仕様が変わることがあるので、有効な製造年月のものか入れておく必要がある。これは記号化されたロット番号でも用を成すので年月と一見して分からないものもあるだろう。

ところで、裏面には二つ重要な点がある。
ひとつは、自著欄であり、店頭で買い物する場合はカード裏面のサインと伝票のサインを照合して本人確認をする約款になっており、ここにサインが無いと、盗まれて悪用されても文句が言えないことになっている。カードが届いたら直ぐにサインするべきだ。なお、筆者はサインの照合をまじめにやってくれた記憶があるのは北米のREIという店だけでしかも、漢字だから照合できないのでごめんと言われてしまった。
つまり、アルファベットのサインにして置かないと貴重な活躍の場が生かせないかもしれないということだ。

さて、もうひとつはCVVとか言われる偽造防止ようの自著欄脇にある3桁の数字だ。これは、カード番号とかから生成する暗号値であり、海外のサイトで購入する時とかに使うことがある。店頭購入時のエンボス情報には載らないよりレベルが高い情報なので特に隠すのがいいだろう。

塵が積もっても山とはならない

2006-05-14 | チラシの裏
「塵が積もっても山とはならない」というのはベストセラー「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」での最も印象的な言葉だ。人は節約とか金儲けとか聞くとコツコツとした小さな積み重ねを思い浮かべる。
しかし、人生とか会社経営とかの大きな視点では小さなことの積み重ねより、大きな支出をしっかり管理することがより大きな結果を生むというのだ。

人は大きな物事ほど把握するのが難しくなり、また気が大きくなって安易な決断をしたりすることもある。自分は自動車を保有していないので、20万円くらいする高級カーナビが日本市場で売れているというのはあまり理解できない。しかし、うん百万円の支出をする時にそのごく一部と見えて支出してしまうのだろう。もしくは逆で渋滞を快適に過ごせるかという部分が本質で自動車のグレードのうち走りとかに関わる部分はささいなことなのかもしれない。

さて、翻って自分を考えると、昼食代とかの支出より、また子供の習い事代よりも、自分の収入が保てるのか、保つために努力できているのかが一番大きな要因だと分かる。自分への投資としての勉強とか気力と体力を保つために何かやっているかとかいうのがまず大切であり、投資とか節約とかも本業に影響が出るようでは意味が無いということが分かる。

表現だけでも、ポイント(マイル)を掛けるで

2006-05-10 | チラシの裏
ポイントは貯めるな!と言いつつ、どうせお金を使うなら有利に、という声が悪魔のささやきのように聞こえます。
そこで、言葉だけでも変えて、
×:ポイント(マイル)が貯まる
○:ポイント(マイル)を掛ける
結局お金を使っているという本質を忘れずに、ポイントの魔力負けないような定義を作ってみました。マイルやポイントはお金を使って掛けているので、保険と似たようなものです。どうせなら有利に掛けようと工夫するのはいいのですが、本質的にはお金を使っているものだと考えるべきです。
その意識で探すと、ありましたかなり無茶なカード、請求金額が1%引きになってポイントも貯まる掛かるカード、P-Oneカード
ポイント交換が旅行系かJALマイルが中心なので、利用度が高まるとコストが下がるから出せる特典と言えますが、10倍という魔力に負けてしまいそうな不安も感じます。ポイント10倍については、2009年2月までと期限があって、ここまでは利用できそうだという安心も多少あります。
ところで、オンラインショップマスターズクラブの森本さんがクレジットカードマイルのサイトをなぜされているのか?と不思議に思いましたが、講演活動でよく出張されるから思いつかれたんでしょうね。納得しました。

ポイントは貯めるな

2006-05-06 | チラシの裏
日経ビジネスにポイントデフレとか書かれたりするくらい、各種ポイントプログラムが真っ盛りです。テレビCMでもなぜカード払いにしてポイントを貯めないのか?とか喚起しています。
しかし、ポイントに縛られることのデメリットが大きいので、ポイントを貯めることに執着してしまうと結局損をするというのが持論です。そもそも、貯めるという感覚が罠です。本当は貯めているのではなくて、お金を使ってそのうちちょっとだけ値引いてくれてしかもそれは後からしか戻らないということなんです。錯覚してはいけません。

とは言っても、公共料金とか新聞代とかはどうせ払うものだからせめて特典を受けたいわけで、そういう範囲で工夫して、しかもポイントは貯めるのではなくすぐに換金や割引に振り向けられるものを選びたいものです。
また、家族持ちの私的事情で、ヨドバシでポイントが貯まるとそれにかこつけて何か買いやすくなったりするのがうれしかったりするんですが、ポイントの魔力に負けないように自制心を働かせて「お金を有効に使い」たいものだと思います。

フランスの初回雇用契約(CPE)制度改革の是非

2006-05-02 | チラシの裏
年収300万円時代をテーマにした著書で有名な森永氏はフランスの初回雇用契約(CPE)制度改革への反対運動に共感をされている。
自分はフランスの情勢に明るいわけじゃないから軽々しく物事をいい難いけど、日本の場合は正社員と派遣・アルバイト・パートとの待遇格差が大きくて問題になっているので、正社員という地位の優遇を解きほぐしていけば...みんなで富と休みを分かち合える社会に近づくのではなかろうか?

労働者を守る施策があってもそれは正社員のための施策であって、正社員に成れない人々を守っおらずむしろ、痛めつけているという現状に矛盾を感じる。

外資系の会社だと、後ろ盾のボスが失脚したらいっせいに辞めてよそに行ったりするし、社員という地位が安泰じゃまったく無いわけだけど、その分、行き先があるとも言える訳で、こういう流動性が高い社会の方が、人材が行くべきところに落ち着いて健全ではなかろうか?

連休は外で肉を焼いて...。

2006-05-01 | チラシの裏
連休は外でバーベキューだ!と意気込んでます。

4月29日は雨模様で出足をくじかれ、後回しになり、賞味期限順に、牛すね肉の赤ワイン煮でビーフシチューとかから食ってますが...。

料理に使うワインをけちって飲みすぎて、軽い二日酔い気味になったりしたのはここだけの話です。

なぜサッカーが好きになったんだろう?

2006-04-26 | チラシの裏
大内さんのオオウチコムの記事「Jリーグがある。毎年それが不思議だ。」からトラックバックさせていただきました。昔からのサッカー好きには本当にそうだろうと思います。ほんの20年前まで、サッカー観戦人口はわずかで、ワールドカップは遠くの出来事でした。

でも、Jリーグブームの後、1999年に初めてサッカー観戦をしてそれから見始めた自分からすると、自分がサッカーを見て、子供がサッカーをやって、女房がママさんチームでたまにプレーしていたりすることの方が不思議です。

1999年11月13日にサッカーを見に行こうと思い立って、フットボールスタジアムに行くのは、1988年の雪の早明戦以来だったから、完全防備の厚着で汗かきながら最後はがっくりと膝をついてまさしく OTL という形で倒れこんだFC東京の選手たち、そして、顔を上げろと励ましたサポーター達を見て、今まで見たことのない新鮮なものを感じたからかも知れません。