タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

ニキビの総合治療

2017-10-27 21:15:37 | 美容医療
大阪市の隆介(りゅうすけ)くん、9月22日生まれ。
「明るくて元気な子に育ってください。
お産は痛かったので、2人目はまだ考えられません。
スタッフの方がとても優しくて癒されました。」

初めてのお産は、痛いだけでしたか?
それでも良い思い出になられたのではないでしょうか。

あっという間に秋になってしまって、お肌のお手入れはされていますか?
タマル産では、美容皮膚科もしているのですよ。
今日はとくに、ニキビのお手入れのお話をしてみましょう。
だって、ニキビは、90%の人が経験するとされているからです。

ニキビの治療と言えば、以前は抗菌薬くらいしか無かったのですが、
2008年にアバダレンという塗り薬が保険適応になっています。
商品名で言うと、ディフェリンゲルというものです。
ニキビの早期段階で、目に見えないようなものまで予防できるようになったのですよ。
この薬は、白いニキビや、治療後のニキビの後も、長めに使って予防薬という面も有ります。
タマル産でもけっこう使用されています。
綺麗になってからも長期的に使うと、さらに綺麗になりますからね。
ただし妊娠を希望している女性は使用できません。

ここに昨年から新しい薬が追加されたのですよ。
過酸化ベンゾイル、商品名ベピオゲルという薬なのですが、
消毒作用だけでなく、抗菌作用を併せ持つのが特徴です。
ディフェリンゲルの代わりとして、あるいは併用として使えます。
ついでに混ぜてしまったものも発売されていて、こちらの配合剤はエピデュオゲルと言います。
初めから配合剤の方が良いとも言われますが、その分、刺激感などの副作用も2倍になりますけれどね。

炎症の有る、赤くなったニキビには、それでも抗菌薬が必要です。
ダラシンTゲルや、ゼビアックスローションですが、
後者は1日、1回で済むようになったのですね。
ただし長期に使用してはいけません。
2〜3ヶ月が目安です。
通常は外用薬、ひどい場合は内服薬ですが、外用薬と内服薬は併用はしません。

アメリカではね、標準治療に女性ホルモン剤が有るのですよ。
いわゆる低容量ピルですね。
もちろん内服していると、避妊効果が有るので妊娠しませんよ。
ただし日本の皮膚科医会は敢えてすすめてはいません。
でも効果は有りますし、外国では標準ですよ。

さらにタマル産では、自由診療を併用することもできます。
ピーリング石鹸や、看護師さんによるピーリング治療、
ビタミンCのイオン導入、
さらにIPL光治療です。
フルコースだと、1ヶ月に1回、60分です。

高校生くらいから、とくにニキビは気になりますよね。
私の時代はいろんな薬が無かったので、すっかりアバタになってしまいましたよ。
これからお産が有りそうなので、出動してきますよ。



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