タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

不妊治療セミナーのご報告

2017-06-05 21:06:17 | 不妊症
この土日にマタニティーカーニバルに出かけられた妊婦さんは居られますか?
もし居られたら様子を聞かせてくださいね。
私は昨日の日曜日は、隣のお菓子の里丹波さんで、
扇町ARTレディースクリニックの朝倉先生と、看護師長さんと伴に、
不妊治療セミナー2017 in Tambaを開催しました。

その模様をお伝えしましょう。
次の動画は長くて30分も有りますから、お時間の有る方だけどうぞ。
正確には29分50秒、測ってもいないのですが、ちゃんと時間通りにいきました。
時間の無い方は跳ばして、次に進んでくださいね。

https://youtu.be/ut6ov0iuHfE

おおまかに話の流れを復習してみます。
昨年の第1回不妊治療セミナーでは、「ためらわない不妊治療」と題して、
結婚して1年経っても妊娠しなければ、早く不妊外来を受診してくださいよ、というものでした。
実際のところは不妊外来を受診される方は、1年以内という方が50%ほどを占めたのですよ。
おそらく月経不順や高年齢を自覚されていて、すぐに来られる方が意外に多いという結果でした。
2年以内という方も25%ほど、残りの方は2年以上で、中にはすごく長期の方も。

そして今年のテーマは、「あきらめない不妊治療」でしたよ。
せっかく来院していただいたのだから、みなさんに子を授かって欲しいという願いを込めてです。
実際、諦めなければ、ほとんどのカップルが妊娠されますよ、というお話をしたのですよ。

結論から言うと、来院されて25%の方は途中で脱落されます。
1回でおしまい、という方も多いです。
どうも1回受診すれば検査は終わり、と考えられている方も居られますね。
あるいは数ヶ月、月経が来てしまうだけで、思い詰められる方も居られますからね。

受診された方の50%強は、一般不妊治療だけで、1年以内に妊娠されます。
1年近く頑張るか、あるいは大きな原因が有る場合はすぐにでも、体外受精に回っていただくのですよ。
この割合は初めてタマル産の不妊外来を受診された方の中で、20%ほどだけなのです。
一部に、体外受精までは、という方も居られて、そういう方はステップダウンして、
再びタイミングを合わせる治療だけに戻られるという方も居られるのですが。

私にとって朝倉先生は1年、先輩なのですよ。
天理よろづ相談所病院に派遣された時に、同じ部長先生に指導を受けた兄弟弟子みたいな関係です。
ただし産婦人科歴は私の方が2年先輩なのですけれどね。
それがもう30年も前のことですよ。

今回の雰囲気だけでも写真に残しておきましょう。
それでも興味が有れば、YouTubeの動画も見てくださいね。