めぐる屋

~藤丞めぐるです。『日本の残酷風習』連載中~

コメントありがとう!

2022-04-09 09:35:29 | 日記

冬リンさんからコメントをいただきました。

「結局、冬尋が想っていたのは梓か中宮か」

以前にも誰かに同じことを質問された気がしますが、けっこうモヤモヤしている方が

いらっしゃるんですねえ・・・

連載当時は少女誌だったので、時迅の恋のライバル的な感じで描いていましたが、

正直、冬尋は梓に対して、恋愛感情抱いてなさそうだなあ・・・とは思っていました。

私が思うに、冬尋は

「梓と友達になりたかった」のではないかと。

同じ緋桜院で厳しい子供時代を過ごしている幼馴染で、

状況が違えば二人はいい相棒になり得ただろうし、その延長線上に恋も芽生えたかもしれない。

「友達以上恋人未満」未満・・・という感じなのかな。

で、梓と仲良くしたいのに、梓には時迅という「大親友」がいるので、友達取られちゃってムカッ。

・・・というと、なんだか冬尋がずいぶん子供っぽく感じてしまうけど

トラウマを抱えているので、精神的には子供のまま止まっている部分があるのかもしれない。

『冬緋桜(ふゆざくら)~宿命編~』(祥伝社)で

緋桜院育ちの「石動の太一」という少年が登場しますが、

冬尋は太一が自分を裏切っても、彼の気持ちに共感して、別に恨んだりはしていない。

むしろ望みをかなえてやるんですが、そのあたりを考えてみても、冬尋って実は仲間意識が強いのかもしれません。

それを恋愛感情だと錯覚してしまうこともあったかもしれないなあ・・・

誰が?・・・いや、描いてる私自身が。

梓は「仲間」で「戦友」なので

冬尋が「女」として見ていたのは、中宮・沙羅の方になりますね。

自分のことを愛して愛しすぎて訳わからなくなってる哀れな女。

「こんな俺でよければ、助けてやるよ」

という感じで・・・同情ともいえるけど、それでも「抱いてやれる」ということは

女性として見ているってことだし。

冬尋は梓にキスしたいとか思ってないよね。

そういうそぶりを見せたとしても、驚いたり嫌がったりする梓を見て楽しみたいだけで。

・・・やっぱりガキだったんですよ、あいつは。

享年21だしねえ・・・

あ~「新緋桜」も終わっちゃったけど、冬尋ネタあったんだよな~

描きたかったな~

私のPCには「緋桜咲き遅れ」という名前で、描けなかった話を未練がましく残しています・・・

 

なんかいろいろ書いちゃいましたが

モヤモヤは少しでも晴れたでしょうか。

他にも質問があれば、いつでもどうぞ!

 

コメント (1)
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