情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

2024年の匠技術研究所の取り組み-クラウド編

2024-01-05 21:43:45 | 中小企業のIT戦略
明けましておめでとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です
2024年新年にあたり、匠技術研究所の今年の取り組みをお話しします
今回は、クラウド編です


2.1.弊社のクラウドサーバーは24時間監視します
昨年より試行を重ねてきた、クラウドサーバーへの24時間稼働監視を、弊社がお預かりしているクラウドサーバーに展開します。サーバーとアプリの稼働監視です。障害を早期に検知し、対応していきます

2.2.より安定なサーバー運用を目指します
弊社が運用するクラウドサーバーのほとんどがLinuxです。Windows環境でアプリケーションを開発・実行しているWindows Serverが2台あります。これまでも、Windows Serverは無停止で運用しています。Linux環境も安定化が進んでいます。クラウド基盤を変更・移行する際も、最小時間で済むように工夫しています

2.3.適材適所でクラウド基盤・ローカル実装を選択します
弊社では、国内クラウドベンダの数社を選択して、提供してきました。昨年の後半から海外系のクラウドベンダを数社使い始めています。大容量のファイルサーバーの場合、データバックアップをローカルサーバーに置くこともします



2.4.クラウドとの接続方法を多様化します
通信事業者のSD-WAN VPNを活用し、AWSまたはAzureと会社LANを接続できるようになりました。今後展開を進めます。またヤマハルーターはもちろんのこと、Cisco、Linuxに加え弊社サービスEasyRASと、VPNも複数の方法から選択可能になり、適材適所で選択することができます

2.5.FaaSでのアプリ開発を始めます
FaaS(Function as a Service)はサーバーレスとも呼ばれ、コードのみをクラウドベンダに預け、トリガーに応じてコードを実行するサービスです。サーバー構築が不要で、コードが実行されることに課金となるので、アプリによっては、安価に運用することができます。ただ、コードをセットアップするには、クラウドベンダ毎に異なるノウハウが必要です。先ずはGCPから取り組みます

2.6.IoT等の情報交換の為のMQTT網の構築を始めます
IoT等多拠点小容量多数のデータ収集基盤がMQTTです。既にクラウドベンダはMQTTサーバをPaaSとして提供しています。ただ、MQTTの仕組みを理解し、全体を設計し、各機能単位を実装する必要があります。遠隔データ収集システムの長年の経験を活用した設計と実装に取り組みます

2.7.クラウドサービス機能上のアプリ開発を始めます
クラウドサービス機能上でのアプリ開発を始めます。Google Workspace等、クラウドサービスを活用することで、サーバーレスで業務アプリを構築することを目指しています。連動して、ローコード、ノーコードにも取り組みます


いつもアクセスありがとうございます。2024年のクラウド分野での取り組みを共有します。よろしくお願いします

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Altman氏がOpenAIからMicrosoftへ-科学とビジネス

2023-11-21 07:27:50 | AI,IoT,SensorNetworking
Altman氏がOpenAIのCEOを解任された。そしてMicrosoftの新しいAI研究部門を率いることになった

MicrosoftはOpenAIへの投資、Altman氏の参加で、Chat型AIを実社会に実装し、一気に企業態を変える

Altman氏は、Microsoftが積み重ねてきた資産と資源をビジネスのAPIとして活用することを選択したのだろう。Microsoftはこれまで以上に、Altman氏の活動を支えChat型AIのビジネスをリードすることになる。Chat型AIの基礎研究は、これまで同様OpenAIを活用すれば良い

Altman氏はOpenAIに在職中、Microsoftの巨額な投資を引き出した。MicrosoftはChatGPTを様々な自社プロダクトに融合させ、大きく変化させようとしている。検索のあり方を、いわばGoogle型=Google/list型から、Bing/chat型に変えたことだ。人の思考をなぞるchat型は、人になじみやすいと感じる

私も検索の入り口はChatGPTになりつつある。Bing検索がChatGPTの融合系であるBing/Chatに置き換わってからは、ChatGPT4またはBing/Chatで課題解決を始め、キーワードの確認と広がりを知るために、Google検索を活用している

Microsoftはオープンソース分野でも強力な支援者だ。Windowsの標準機能でLinuxが動く仕組みWSLで、シームレスで自然なマルチOS環境を提供している。そのLinuxのソースコードの中心部をホスティングしているGitHubもMicrosoftの一部門だ。Linux Foundationのプラチナメンバー13社の内の1社として、オープンソースの開発プロジェクトを支えている

これからのソフトウエア開発環境にChat型AIが統合され始めており、ソフトウエア開発者は、自身のアイデアをより高速に育てることができる時代に移った。厳格な論理性を持つソフトウエア開発は、もともとAIによる開発アシスタントが最も適している分野だ。この時代の変化でソフトウエア開発に求められるスキルは全く変わる

Chat型AIはオープンソース開発と融合し、ソフト開発のあり方を変革、加速する。そのスポンサーの代表にMicrosoftがなったのだ


いつもアクセスありがとうございます。Chat型AIを育ててきたAltman氏がMicrosoftへ移ることへの思いと背景への考察を共有します。
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Google AppSheetで試作した写真ソフトでスマホ撮影の写真をPCと共有

2023-06-19 09:56:04 | システム開発
Google AppSheetは素晴らしいアプリ開発ソフトだ。この開発環境を使うと、Webスマホアプリをとても簡単に作ることができる

スマホで撮った写真を、スマホ上の試作アプリで読み込み、PC上で同じアプリを開くと、もう、そこにある。写真をクリックし保存すれば転送完了

■スマホでの画面をWindows + Edgeの開発画面で模擬的に表示
スマホでどう見えるかも、確認しながら作ることができる

■テーブルと機能の紐付け
スプレッドシート上の項目を読み込んで、値の属性を決める
日付、撮影場所は自動的に記録する設定


これまで、USBケーブルを接続して、エクスプローラでスマホの写真フォルダを覗き、多くの写真の中から必要な写真を取り出していた。それからするとびっくりするほど簡単に目的を達することができる

Google AppSheetの練習プログラムで、自分用の便利なスマホアプリを作ることを知ると、Android StudioやFlutter等での開発はしない。もちろん、広く流通させるアプリ開発には、これらの多機能な開発ツールはこれからも必要だ

Web/スマホ連係型の業務アプリの開発は、簡単に試作できることが優先される。試作だからデーターの流れを定義できれば、全ての機能を網羅しなくても良いのだ

Google系では、ローコードはGoogle Apps Script、ノーコードはGoogle AppSheet。名前が良く似ているがアプローチは全く違う。Google上で両者でデータ共有と連係ができ、たいへん柔軟にアプリ開発ができる


いつもアクセスありがとうございます。Google AppSheetでのアプリ試作の様子を共有します
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GooブログではFirefoxのほうがサービス連携が簡単

2023-06-05 07:29:41 | Weblog
私が使うブラウザは、Microsoft Edge(Chromium派生)とMozilla Firefox。Google Chromeは何かの検証のために立ち上げる程度で常用はしない

このgooブログには、投稿結果を簡単にFacebookとTwitterに引用投稿できる機能がある

その機能がMicrosoft Edgeでは連携ボタンが表示されない。何か設定が足りないのかもしれない

■Microsoft Edgeの投稿後表示


一方、Firefoxでは投稿後、FacebookとTwitterへの連携投稿ボタンが表示され、その機能を使うと、簡単に連携投稿ができる

■Firefoxの投稿後表示



この現象はLinuxでも同じ。私の場合はgooブログの投稿はFirefoxを使ったほうが簡単だと気づいた

連携ボタンが表示されたり、表示されなかったりすることは、てっきりgooブログのサーバーの投稿タイミングの都合だと思っていた。これからは、Firefoxを使って投稿したい

いつもアクセスありがとうございます。gooブログの投稿を例にFirefoxとEdgeの動作の違いを共有します。ブラウザの動きは各プロダクトで同じではなく、私の仕事環境では使い分けています
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Google AppSheetでノーコード-写真日記アプリを試作してみた-1時間で実用に

2023-03-06 08:15:45 | システム開発
ノーコードの理解を進めるために、簡単な写真日記アプリを作ってみた

試作アプリだが作った直後から日常の情報収集に役立っている
一時間ほどでAndroidスマホ・タブレットとPCで動作する、実用できる完成度でアプリができてしまった
手元にないのでテストしていないが、iOSにもAppSheetアプリがあるので、動作するだろう

どんなシステムもUIが最大のテーマだ
この試作アプリは、アプリを実行する手元のデバイスと連携し、
 写真撮影日時
 写真撮影場所

を自動記録し、撮影場所はGoogle map上に表示する

これまで、何度も簡単なWebUI(Web based User Interface)のアプリを作ろうとした
開発環境を構築する時点で、特にデバイス連携があまり簡単ではないことが判っては止めていた

今回の試作では、複雑なUIのコードの記述は全くない。Android、iOS、PCの違いを考える必要もない
何より、開発環境を考え、構築する必要もない。開発環境はブラウザを通して使うだけだ
それこそ、操作に慣れている人はスマホやタブレットでも開発できるだろう
ノーコードが普及することを、経験を通して実感した

■解決したこと
スマホで日常的なメモを作り、サーバーに集約して、PCやスマホでも見えるようにしたい

■試作画面


■試作環境
1.試作に使うgmailアカウント
2.2台のPC
3.テスト用のAndroidスマホ、Androidタブレット

PCの要件
Chromium系ブラウザが快適に動けばそれでよい
Microsot Edgeの最新版を使用(最新版はChromium系)

PCの用途
1台目:youtube等資料表示用(Edgeのみ)
2台目:アプリ開発用(Edgeのみ)

テスト用Android
AppSheetアプリをインストール
AppSheetアプリに試作gmailアカウントでログイン

■開発の手順:
1.ChatGPTと「ノーコード」について会話する
2.Youtubeで元ネタを探す
3.元ネタをそのまま実現してみる
4.元ネタを使ってみる
5.自分なりの改良を始める

人が決めたのは、スプレッドシートの項目名とデータ型だけ
スプレッドシートにデータ名を入力
UIはAppSheetで自動生成
AppSheetで項目名のデータのタイプ(テキスト、日付、写真、場所)を指定
指定したデータ型でUIを再生成で試作完了

改良の手順:
使ってみて、コメント欄が欲しくなった
スプレッドシートに項目名を追加してUIを再生成
追加した項目名のデータ型を指定
UIを再生成

さらに調整:
日付を日時に変更した
項目名のデータ型を日付のみから日時に変更
UIを再生成

確かにコードは一行も書いていない

あと少し、ノーコードで改良すれば正式版になる
形になれば、様々な使い方を具体的に発想でき、これを基に、事務所の業務に使うアプリも作ることができる目途もついた

いつもアクセスありがとうございます。ノーコード開発は時代を変えますね。引き続き、簡単アプリを楽しみ、共有します。
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ノーコードとローコードを試し始めました-GAS/Google App ScriptとAppSheet

2023-02-24 09:01:39 | システム開発
プログラムの考え方を大きく変えているのが、ノーコード、ローコードプログラムだ

ノーコードの代表として Google AppSheet
ローコードの代表として Google App Script
を試し始めている

ノーコードとローコードは異なる。ローコードを突き詰めると、ノーコードになるということではなく、独立した二種類の考え方だ

ノーコードもローコードも、本格的にプログラム開発の経験がある人が取り組むと、開発技術の面からも素晴らしさを実感できる。簡単に異なる機能間でデータ連係ができる。スマホで動作する、簡単なToDoアプリを、例題に沿って1時間程度で作ることができる

スプレッドシート(表計算ファイル)と連携する入出力画面を、スクラッチで作成し、公開することは簡単ではなく、初めての取り組みでは、必要な知識が多すぎて、いつできるかも判らないだろう。だからこそ、情シスが必要だし、外注先も必要なのだ

ノーコードやローコードでは、スマホでもPCでも動作するWebインターフェイスごと、アプリケーションを開発する。スプレッドシートに蓄積したデータ(一般にデータベース)をノーコードアプリとローコードアプリで共有することもできる。さらにシステム連携の知識があれば、基幹業務システムとの間で、データのやりとりもできる

開発の視点からは、データの保管形式が、人が判りやすい表計算データベースなので、デバッグは簡単だ。スプレッドシートを開けば今現在のデータが判る。SQL文等を経由してデータにアクセスするDBMS(Data Base Management System)では、考えられない簡単さだ

これは、圧倒的に便利だ

社内でノーコード・ローコード開発が進むのは、これまでのExcelデーター(CSV)を基として、素人でも使いやすいインターフェイスを作ることができるから。ほとんどの会社はExcelを使っており、ノーコード・ローコードの恩恵を受けることができる

先ずは、お試しでノーコード・ローコードの開発環境を触り、"Hello World!"的に、簡単な名簿アプリやToDoアプリを作って、体験することが大切だ

私の場合は、Youtubeで入門番組を数回見て、大まかに手順を理解してから作り始めた。何ものかが判ってきたら、書籍を購入して体系的な理解を深めている

最初の一歩は、ほんとうに簡単なもののほうが良い

いつもアクセスありがとうございます。ノーコードとローコード開発について、共有を始めます。情報処理分野の時代の様変わりを感じています。だんだんと投稿していきます
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NextCloud/WebDAVでWindows/Linux用のクラウドフォルダを使い始めました

2022-04-10 21:41:59 | 仕事環境改善
NextCloud/WebDAVでWindows/Linux用のクラウドフォルダを使い始めました。

GoogleやMicrosaoftなどのサービスアカウント、PCログインアカウントやOSに依存しない、自分専用のクラウドフォルダを使い始めました。とても便利です。

仕事では5台ほどのパソコンを使い、パソコンのOSはWindows10/11とLinuxです。どのパソコンからでも操作できるドキュメントを収めるフォルダがあると、とても便利です。

クラウドフォルダとして、Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo)のOneDriveを使ってきました。さらにもう一つ、会社のMicorosoft 365もあり、両方を上手く渡り歩くことができないでいます。

そこで、自分専用のクラウドフォルダを作り、マイクロソフトやGoogleアカウントに依存しない仕事環境にします。

接続するクラウドフォルダは、自社のグループウエアNextCloudです。
ユーザ名とパスワードは、他のクラウドサービスとは無関係。弊社が国内クラウドベンダからVPSを借用し、構築と運用を行っています。

NextCloudの利用は長く、ファイル収納・共有機能も良く知っています。ただ、フォルダは、ブラウザ経由での利用でした。フィル編集時は、該当ファイルのダウンロードとアップロードが必須で、活用が進みませんでした。

このNextCloudに「WebDAV接続」し、Windowsでも、Linuxでもローカルフォルダのように見える環境にしたのです。

この方法だと、複数のPCと複数のOSを渡り歩いても、必ず同じクラウドフォルダを使うので、これまでの混乱がなくなります。

ポイントとしては、以下の2点です
1. Windows 標準のWebDAV機能は使わず、WebDAVクライアントを購入して使う
2. LinuxはWebDAV接続機能追加し、マウントして使う

もちろんWindows + Microsoft 365 + OneDriveだと強力に「その世界で完結する」ように連携します。Windows PCが2台なら、これで良いと思います。

複数台のWindows PCに加え複数のLinux PCを使うことから、どんなPCアカウントだろうと、OSだろうと混乱なく使うことができるクラウドフォルダがあれば良いのです。

WebDAVクライアントソフトには様々なものがあります。
有償の高機能なWebDAVクライアントはローカルフォルダの延長でアクセスします。フォルダーがエクスプローラ同様に見えるので、操作に違和感もありません。

例えば、このブログ原稿もクラウドフォルダに接続したPCで作成しています。PC上のエディタソフトはクラウドフォルダをPCのフォルダとして認識しています。
[CTRL]+[S]で保存することも変わりません。
もちろん、ExcelやPowerPointファイルなどオフィスファイルも違和感なく作成・編集・保管ができます。

無料のWebDAVクライアントはファイル操作がダウンロード型です。
WebDAVフォルダから、一旦ローカルフォルダにコピーし編集、編集完了後はWebDAVフォルダにアップロードします。
この操作を忘れると、作りかけのドキュメントがあちこちのPC上に分散します。

久しぶりの投稿になりました。クラウドフォルダはお使いの方も多いと思います。Google、Micorosoft、DropBox等に頼ることなく「自営」化してみました。引き続きアクセスのほどよろしくお願いします。

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Microsoft Surface Duo/Android-Snapdragon二画面端末を米国で販売開始-キニナルデバイス

2021-02-13 12:39:53 | キニナルデバイス
Microsiftが新しい二画面モバイルデバイス「Surface Duo」を米国で販売開始しました。
二画面は便利です。Windowsに見えますが中身はAndriod10。CPUはARM系です。
Qualcomm® Snapdragon™ 855 Mobile Platform optimized for the dual-screen experience



当然SIMを内蔵でき、モバイル端末として使うことが前提です。
Microsoft Officeが組み込まれており、Microsoft 365も使うことができます。
一方、Android端末としてGoogleのアプリケーションも提供され、Google Playも標準提供。
対応言語はAndroid 10と同じで、様々な言語に標準対応です。
日本での発売情報は、まだわかりません。楽しみです。



いつもアクセスありがとうございます。「キニナルデバイス」として、気になるデバイスの情報を共有します。
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IPv6サーバを試行中です-ipv6使い方

2021-02-03 09:01:06 | Linux
IPv6を活用した仕組みが普及してきました。

代表的には

Google
YouTube
WindowsUpdate
Microsoft 365

などです。もちろん、今後、普及が進んでいきます。

匠技術研究所でも、弊社の複数の事務所をIPv6でVPN接続しています。
IPv6はもはや自然に使うことができるようになり始めています。

VPSホスティングでIPv6を提供しているSAKURA internet でIPv6を使ったサーバーを試し始めました。
今後、自社の外部向けサービスのIPv6化を試していきます。

自社で運営するIPv6対応のDNSで名前解決をしています。
まだ作りかけで非公開です(笑


■IPv6プロバイダで接続して疎通確認
DNS登録しているので、自動的にIPv6でPingしています。
takumi@taniubsd:~$ ping v6.example.com
PING v6.example.com(*.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*)) 56 データ長(byte)
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=1 ttl=52 時間=4.43ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=2 ttl=52 時間=4.56ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=3 ttl=52 時間=4.67ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=4 ttl=52 時間=4.71ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=5 ttl=52 時間=4.82ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=6 ttl=52 時間=4.72ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=7 ttl=52 時間=4.27ミリ秒
^C
--- v6.example.com ping 統計 ---
送信パケット数 7, 受信パケット数 7, パケット損失 0%, 時間 6008ミリ秒
rtt 最小/平均/最大/mdev = 4.274/4.596/4.822/0.176ミリ秒

■IPv4を指定してPing
takumi@taniubsd:~$ ping -4 v6.example.com
PING v6.example.com (*.*.*.*) 56(84) バイトのデータ
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=1 ttl=53 時間=4.87ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=2 ttl=53 時間=4.98ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=3 ttl=53 時間=4.18ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=4 ttl=53 時間=5.00ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=5 ttl=53 時間=4.87ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=6 ttl=53 時間=4.27ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=7 ttl=53 時間=4.36ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.vs.sakura.ne.jp (*.*.*.*): icmp_seq=8 ttl=53 時間=5.13ミリ秒
^C
--- v6.example.com ping 統計 ---
送信パケット数 8, 受信パケット数 8, パケット損失 0%, 時間 7007ミリ秒
rtt 最小/平均/最大/mdev = 4.182/4.706/5.134/0.349ミリ秒

■IPv6を指定してPing
takumi@taniubsd:~$ ping -6 v6.example.com
PING v6.example.com(*.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*)) 56 データ長(byte)
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=1 ttl=52 時間=4.53ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=2 ttl=52 時間=4.40ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=3 ttl=52 時間=4.19ミリ秒
64 バイト応答 送信元 *.v6.sakura.ne.jp (2001:*:*:*:*:*:*.*): icmp_seq=4 ttl=52 時間=5.18ミリ秒
^C
--- v6.example.com ping 統計 ---
送信パケット数 4, 受信パケット数 4, パケット損失 0%, 時間 3003ミリ秒
rtt 最小/平均/最大/mdev = 4.186/4.572/5.176/0.369ミリ秒
takumi@taniubsd:~$


いつもアクセスありがとうございます。IPv6はジワッと普及しています。
サーバー構築もIPv6についても、情報を共有していきます。
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日本語フォントNoto Sans / Serif CJK JPをLinuxのChromiumに設定し綺麗に表示

2020-09-22 08:32:53 | Linux日本語デスクトップ
今日は「日本語フォントNoto Sans / Serif CJK JPをLinuxのChromiumに設定し綺麗に表示」の話題です。
LinuxのデスクトップでChromeの原型であるChromiumuを使い始めました。Ubuntu Studio 20.04 LTSでChromiumuをインストールしたところ、日本語表示がギクシャクしています。

日本語フォントを修正しようと、デフォルトでインストールされ、綺麗に見えている「Firefox」を参考に以下のようにNotoフォントに設定しました。Firefox同様「綺麗に」表示。このブログも、その環境で作成し投稿しています。記事作成もとても快適になりました。

Noto Sans / SerifフォントはGoogleが開発し、公開しています。


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AndroidでのIoT開発を始めます

2020-09-14 17:55:05 | AI,IoT,SensorNetworking
今日は「AndroidでのIoT開発を始めます」の話題です。

■AndroidとIoT
Androidはスマートフォン用のOSとして広く普及しています。
ハードウエアはスマートホンやタブレットですから、画面がついていますし、携帯電話網、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなどがついています。
IoT分野でも、タッチ画面のついたスマホやタブレットの方が良い場合も多々あります。

周辺装置とはBluetooth、Wi-Fi、USB等で接続します。
機器単体でSIMを使ってモバイル通信ができるので、周辺装置からのデータ収集ができれば、IoTデータをインターネット経由でクラウドに集約できます。

■AndroidはLinuxが起源
AndroidはLinuxをスマートフォン用に作り込んだOSで、Googleが配布しています。そのため、Linuxと親和性が高く、bashが動き、Pythonを使うこともでき、sshサーバやHttpサーバを動かすこともできます。

■Andriodの開発言語と開発ツール
Androidの標準の開発言語はJavaかKotolinです。開発はAndroid Studioを使います。Android Studioの中で仮想のデバイスを立ち上げて動作を確認できます。もちろん、スマホやタブレットを直接USBに接続して、実機デバッグも可能です。

■センサーデバイスとの連携
センサーデバイスからのデータ収集を行うには、Rspaberry PiとArdiunoを経由します。Raspberry Pi 4から処理能力が良くなりました。Ardiunoを使ってデータを収集し、そのデータを正規化するなどの前処理も十分可能です。


■Raspberry Piとモバイル網通信
匠技術研究所ではPCにモバイル通信用のSIMをつけて通信できるようにしています。同じ方法で、Raspberry Piもモバイル網と通信ができるようにしています。弊社はSIMも提供しているので、画面表示が不要なシステムは簡明なモバイル網直結型Raspberry Piを実装しています。


いつもアクセスありがとうございます。この情報は不定期に投稿していきます。
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次世代Windows Edge/Chromiumエンジン版で最初に調整すること

2019-06-02 20:26:03 | Windowsの備忘録
次世代Windows Edge/Chromiumエンジン版で最初に調整すること

いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「次世代Windows Edge/Chromiumエンジン版で最初に調整すること」を紹介します。


■メニューの日本語化
まだできないようです。英語で表示されますが実用上問題ありません。

■ダウンロードURL
Microsoft社の特設ページからダウンロードします。
Microsoft Edge Insider

■日本語の追加
Edge SettingsページでLanguageを選びJapaneseを追加します。
edge://settings/languages 

■日本語フォントの設定
フォントを詳細設定することで、日本語をきれいに表示することができます。
edge://settings/fonts 

Stndard font:メイリオ
Serif font:メイリオ
Sans-serif font:メイリオ
Fixed-width font:MSゴシック

デフォルトフォントは英語圏のフォントなので、私は日本語にしていますが、将来はOSの言語環境に自動追従するようになるでしょう。

■検索エンジンの選択
検索エンジンを変更することができます。
edge://settings/searchEngines
デフォルトはbingですがGoogleを選ぶこともできます。
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次世代Windows Edge/Chromiumエンジン版を使い始めました

2019-05-11 11:50:43 | Firefoxとブラウザ
いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「次世代Windows Edge/Chromiumエンジン版を使い始めました」です。



■Windows Edgeとは
MicrosoftはWindows 10の標準ブラウザとしてEdgeをリリースしました。EdgeはIE(Internet Explorer)を置き換える形でインストールされていますが、EdgeのメニューからIEを機能することができます。

■EdgeとChromium/Chromeとの関係
Edgeには新開発の描画エンジンには「Microsoft EdgeHTML」が搭載されていますが、この描画エンジン部分をオープンソースでGoogle Cromeの基礎となっているChromiumの成果に置き換えるということです。
次期Edgeの開発版の配布が始まったので、それを試し始めました。初見の範囲では問題なく使えており、このブログもそのうえで作成し投稿したものです。

■ChromiumとChrome
Googleが提供するChromeブラウザは、オープンソースで開発されているChromiumから派生し、自社の機能を追加して配布しているものです。Chromiumの成果は、利用条件に従えば、だれでも使うことができます。一方Cromiumを基に作ったChromeは、Googleが変更を加えて配布しています。

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Shuttle X36VのCMOS battery errorはBattery配線コネクタ抜けでした

2015-10-17 12:43:04 | Linux
匠技術研究所
Shuttle X36VのCMOS battery errorはBattery配線コネクタ抜けでした


いつもアクセスありがとうござます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Shuttle X36Vで作った小型サーバーを起動する際にCMOS battery errorのメッセージが表示されていたことを解決した件です。

Shuttle X36Vを使った小型サーバーシステムを作っています。いつの頃からか、電源を投入し、BIOS画面で”CMOS battery error”が表示されていることに気がつきました。CMOSはBIOSの設定や、クロックを保存している重要なメモリーで、内部のバッテリーから電源を取得し、データーを保持しています。このバッテリーが使えない場合は、BIOS設定が工場出荷状態に戻ります。

X36Vを開けてみると、バッテリーはオレンジの絶縁フィルムでパッキングされ、サブ基板上の直ぐ判る位置にあります。間違いなく付いています。

Googleで検索しましたが、私の障害に当たる事例はありません。「何だろう?」とおもいつつ、Shuttleのサイトで交換用パーツがないか探してみたのですが、交換用パーツも見当たりません。

自力で交換しようと、バッテリーから伸びる赤黒のより線をたどっていると「ぽろっ」とより線の基盤側のコネクタが外れました。「あっ!抜けてた!」
挿し直して、電源を入れるとエラーが消えて正常に起動。
こんなこともあるんですね。やっぱり障害対応は物理層の確認からだと再確認しました。
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IPAが「パソコンを暗号化し、ゆすりをかけるランサムウエア」への注意を喚起

2015-06-22 16:04:58 | システム開発
匠技術研究所
IPAが「パソコンを暗号化し、ゆすりをかけるランサムウエア」への注意を喚起


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は重要なお知らせです。

IPAが「パソコンを暗号化し、ゆすりをかけるランサムウエア」への注意を呼びかけました。

この被害相談が2015年4月以降、IPAに寄せられるようになり、この6月に注意喚起が行われました。また、私がお世話になっている経営コンサルタント竹内幸次先生のコンサル先で実際に被害が起きたとのことです。身近に発生したので、皆様にお知らせし、注意を促すものです。

■ランサムウエアとは
ランサムウエア(Ransom(身代金)+Software(ソフトウエア)からの造語)に感染すると「データーを失う」ことになります。
ランサムウエアは、電子メールの添付ファイル、ダウンロード等でパソコンに入り込み、パソコン内のデーターを「勝手に暗号化」。「暗号を解除するにはお金が必要」と表示し、支払いを要求します。カードでお金を払うと、そのカードの情報が相手に渡るので、さらに別の被害にあう可能性があります。絶対に払ってはいけません。

Googleでransomwareを検索すると、様々なランサムウエアが表示する画像が出てきます。最近は日本語化もされているとのこと。事前の知識として見ておくことをおすすめします。

■被害と思われる場合
絶対にお金を払わない。申し込み画面でクレジットカード等の情報を入力しない。
もし、購入手続きを行った場合は、すぐにそのクレジットカードの会社に申し出て、必ず再発行して下さい。

不十分な知識でサイト検索して対策を講じようとすると、それを利用した詐欺サイトなどで被害を拡大しかねません。
PCは、電源を落とし使わないことです。

いくつかのランサムウエアは鍵の検出が進んでいるようです。無力化はできていないので、セキュリティソフトの会社や弊社のようにウイルス駆除を経験した会社に相談してください。

■対抗策
このウイルスに対抗するには一般的なウイルス対策と同じことを、より厳格に実施することと、もしデーターを暗号化されても大丈夫なように、バックアップをきちっととることです。もちろん、ウイルス対策ソフトは、正規版をインストールし、常に最新のウイルス検出データーを使います。

■電子メールの注意事項
1.知らない相手からの電子メールは開かない
もっとも注意すべきことです。標的型メールのように、上手に詐称する場合もあります。ウイルスを送りつけた相手は開封することを待っています。添付の有無に関係なく、黙って捨てる。それだけです。

2.電子メール中のURLは開かない
電子メール中のURLは詐欺サイト、ウイルスダウンロードサイトの可能性があります。送信者に心当たりがない場合は、100%このようなサイトです。絶対に開かないようにしてください。

3.電子メールの添付ファイルは開かない
添付ファイルは、基本的に開かない。明らかに必要なファイルのみ開きます。

4.HTMLメールを開かない、使わない
メールの送受信はテキストで行い、HTMLメール形式は使わないようにします。
HTMLメールの場合は画像ファイルとしてウイルスが入って来る場合があります。

近年のメールのセキュリティの都合で、会社間のやりとりでHTMLメールを使うことは事実上無くなっています。
HTMLメールで連絡をとろうとする方は、電子メールによるセキュリティの確保への関心が薄い方ですので、HTMLメールを開く必要はありません。

もちろん、自分が送信するメールもテキストメールになるよう、メーラーの設定を行います。

■Webサイト閲覧注意事項
1.不要なサイトにアクセスしない
URLをクリックすると同時にウイルスを送り込むサイトが存在します。また、不安を煽り、「改善ソフト」と称してソフトをダウンロードさせ、購入させます。

■PCのバックアップ
データーがロックされる可能性は完全に排除できないので、日々バックアップをとってください。ただ、これはランサムウエアに関わらず、仕事用のPCでは至極当然のことです。

弊社では、日常的にネットワーク、ファイヤーウオール、PC、ウイルス対策ソフト、ファイルサーバー、バックアップについて全体を考えた構築を行っています。
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