情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

CentOS8がEOLとなりvaultリポジトリに移行しました

2022-02-08 17:58:31 | Linux/Android
CentOS8が2021年12月31日でサポート終了となり、サポート終了バージョンのリポジトリ"vault"に移動しています。
vaultに置かれたものには、更新の提供はありません。

CentOS8を使い続ける主な方法は、
1.CentOSコミュニティ以外が提供するCentOS8の延長サービスを使う
この場合は、CentOS8の最終リリース版に、有償で更新パッチが提供されます。パッチ取得リポジトリの設定は必要ですが、当面CentOS8のまま使うことができます。なるだけ現状を維持したい場合は、この方法が適しています。

2.CentOS8からAlmaLinux8やRockyLinux8に移行する
CentOS8の上で、AlmaLinux8やRockyLinuxへの移行ツールを実行します。
そうするとCentOS8がAlmaLinux8やRockyLinuxに変わります。
移行後に、CentOS8に戻すことはできないので注意が必要です。

仮想サーバ(LXC)上で走るCentOS8を、無停止でAlmaLinux8へ移行しました。私の場合は、問題なく移行することができています。

匠技術研究所では、CentOS8の延長サポートの提供や、AlmaLinux8/RockyLinux8への移行サポート、または新規インストールサポートも行っています。

現行のCentOSの公式サポート版はCentOS7、CentOS8 streamです。次のリリースはCentOS9 streamになります。
CentOS8 stream版はRed Hat 8のマイナーアップデート直前の評価版です。

今後、RHEL関連のリリースの流れは、
Fedora > CentOS stream > RHEL > CentOS以外からのコミュニティリリース
Fedora:次期RHELメジャーリリースの評価版

CentOS stream:次期RHELマイナーリリースの評価版
RHEL:フルサポート有りの正式版

CentOS以外からのコミュニティリリース版:
代表が、先のAlmaLinux、RockyLinux、Oracle Linux8。
 
所謂、RHELのクローン版。
これまでのCentOSのように、RHELの正式版を基にリリースする。

確かに、RHELのマイナーリリースの評価版は欲しいところです。

いつもアクセスありがとうございます。RHEL/CentOSの関係が大きく変わりました。これからはAlmaLinuxのように、他のコミュニティが供給するRHELクローンOSを使う時代になります。

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WSLにAlmaLinuxとRockyLinuxをインストールしました

2021-07-24 10:47:40 | Linux
WSL(Windows Subsystem for Linux)でUbuntu(20.04 LTS/18.04)、AlmaLinux8(8.4)、RockyLinux8(8.4)をインストールしています。

CentOSが2021年12月末でCentOS Streamに完全移行します。私は、その代わりにAlmaLinuxを使う予定です。今は、都合でUbuntuを使うケースが多いのですが、今後はサポート期間が最長10年で計画されているAlmaLinuxに集約していきます。

既に、クラウドサービスでもAlmaLinuxやRockyLinuxを提供しているとこもあります。これからつくるシステムはCentOSに拘る必要はありません。

WSL版SuSE Linuxも配布されているので、代表的なLinuxを試す環境がWSLだけでできます。


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AlmaLinux8.4をUbuntuStudio 20.4 LTSのKVM上で動かしてみました

2021-05-30 21:49:37 | Linux
今日はAlmaLinux 8.4をサーバOSとして、UbuntuStudio 20.4 LTSのKVM上にインストールし、簡単な試験を行いました。UbuntuStudio 20.04 LTSは、私の日常的なデスクトップPC OSです。

1.無駄なCPU消費が皆無
OSも良くなっていますね。素晴らしい。

2.サーバOSとして起動時に400M弱のRAMが必要
これは、Linuxサーバの基本的なRAM消費量としては、大きな方でしょう。
デフォルトでの起動ですので、スリム化できる可能性もあります。

PCサーバのハードウエアは安くなる方向です。RAMは予算の許す限り沢山積みます。多くのシステムの性能向上にはまずRAMをなるべく大きく、ディスクはSSDに。その次にCPUを検討します。


いつもアクセスありがとうございます。今回はCentOS代替のAlmaLinuxの性能の一面を共有します。
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AlmaLinux release 8.4(CentOS8代替)がリリースされました

2021-05-27 06:44:59 | Linux
AlmaLinuxが順調にリリースされています。
AlmaLinux release 8.4(CentOS8代替)がリリースされたので、早速サーバー版をKVM上にインストール、起動してみました。
今回はインストールソースを以下のミラーにおせわになりました。


[root@localhost ~]# cat /etc/redhat-release
AlmaLinux release 8.4 (Electric Cheetah)
[root@localhost ~]#

いつもアクセスありがとうございます。AlmaLinuxの情報も共有していきます。引続きよろしくおねがいします。
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Linux運用:Ubuntuサーバーに無停止でswap領域を追加する

2021-05-23 17:30:21 | Linux
運用中にswap領域の追加が必要となる場合があります。
RAM+SWAPでは足りなくなってきたときに、まずはシステムを安定させる場合に使っています。RAMを増やさず、swapを大きくしてRAM領域を増やすと、常時swap状態になりサーバーは著しく遅くなります。

以下はUbuntu 16の上で、無停止で追加した手順です。
CentOSやSuSEなど、他のLinuxでも考え方は同じです。

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 16.04.7 LTS
Release: 16.04
Codename: xenial
$

■手順
- 残容量の確認
- fallocateでswapファイルの基を作成
- chmod 600でアクセス権を設定
- mkswapでswapファイル化
- swaponでswap領域に追加
- swapon --showで追加結果確認
- fstabをnanoで編集し再起動後の自動反映を設定
- 再起動後の自動反映の設定結果を確認

■現状確認
■■現在のRAM利用状況
swapがまだ、少し残っているが、あと少しで足りなくなる
$ free
total used free shared buff/cache available
Mem: 4046152 3110700 161964 20664 773488 371572
Swap: 8388596 7671644 716952

■■現在のswap関連情報を確認
自己ルールで、/var/lib/swap以下にswapファイルを置く
このサーバーには、既に三つのswapファイルがある

$ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/var/lib/swap/swap2g file 2G 2G -1
/var/lib/swap/swap2g2 file 2G 2G -2
/var/lib/swap/swap4g file 4G 3.3G -3

■■swapファイルを作る領域の残容量を確認
まだ数Gなら追加できる
$ df -h /
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/vda1 20G 9.8G 9.6G 51% /

■swap領域を2G追加
■■追加swap領域の基ファイルを作成
$ sudo fallocate -l 2G /var/lib/swap/swap2g3
$ sudo ls -l /var/lib/swap/
合計 10485776
-rw------- 1 root root 2147483648 9月 24 2020 swap2g
-rw------- 1 root root 2147483648 12月 8 00:07 swap2g2
-rw-r--r-- 1 root root 2147483648 5月 23 16:12 swap2g3
-rw------- 1 root root 4294967296 2月 17 13:19 swap4g

■■追加swap領域の基ファイルのアクセス権を調整
$ sudo chmod 600 /var/lib/swap/swap2g3
$ sudo ls -l /var/lib/swap/
合計 10485776
-rw------- 1 root root 2147483648 9月 24 2020 swap2g
-rw------- 1 root root 2147483648 12月 8 00:07 swap2g2
-rw------- 1 root root 2147483648 5月 23 16:12 swap2g3
-rw------- 1 root root 4294967296 2月 17 13:19 swap4g

■■追加swap領域の基ファイルををswap領域に変換
$ sudo mkswap /var/lib/swap/swap2g3
Setting up swapspace version 1, size = 2 GiB (2147479552 bytes)
ラベルはありません, UUID=c5d08908-7e00-4ce3-95d0-dcb63a747a55

■■追加swap領域を追加し拡張を確認
$ sudo swapon /var/lib/swap/swap2g3
$ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/var/lib/swap/swap2g file 2G 2G -1
/var/lib/swap/swap2g2 file 2G 2G -2
/var/lib/swap/swap4g file 4G 3.3G -3
/var/lib/swap/swap2g3 file 2G 0B -4
$

■サーバー起動時のswap領域の自動反映を設定
■■現状確認
$ cat /etc/fstab
LABEL=cloudimg-rootfs / ext4 defaults 0 0
/dev/mapper/lxc-lv0 /mnt/lxc xfs defaults 0 0
/var/lib/swap/swap2g swap swap defaults 0 0
/var/lib/swap/swap2g2 swap swap defaults 0 0
/var/lib/swap/swap4g swap swap defaults 0 0
$

■■fatabをコピーして保管(厳重に注意しながら)
$ sudo cp -a /etc/fstab{,.20210523}

■■fstabを編集(厳重に注意しながら)
$ sudo nano /etc/fstab

編集作業は省略

編集結果を確認
$ cat /etc/fstab
LABEL=cloudimg-rootfs / ext4 defaults 0 0
/dev/mapper/lxc-lv0 /mnt/lxc xfs defaults 0 0
/var/lib/swap/swap2g swap swap defaults 0 0
/var/lib/swap/swap2g2 swap swap defaults 0 0
/var/lib/swap/swap4g swap swap defaults 0 0
/var/lib/swap/swap2g3 swap swap defaults 0 0

編集結果が現状と一致することを確認
$ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/var/lib/swap/swap2g file 2G 2G -1
/var/lib/swap/swap2g2 file 2G 2G -2
/var/lib/swap/swap4g file 4G 3.3G -3
/var/lib/swap/swap2g3 file 2G 0B -4
$

いつもアクセスありがとうございます。
Linuxのswap領域は無停止で拡張することができます。
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AlmaLinux 8のRC版がリリースへ-CentOS8代替Linux

2021-02-23 16:07:01 | Linux
CentOS 8の代替Linux、AlmaLinux 8がRelease Candidate版になりました。isoイメージのダウンロードが可能になっています。

匠技術研究所では、2021年12月末にEOLとなるCentOS 8の代替としてAlmaLinux 8を考えています。今後、CentOS 8はCentOS 8-Streamのみが更新対象となり、RHEL 8の先行実装としての位置づけになることが発表されています。

企業やクラウドでのLinux基盤としてCentOSは広く普及しています。影響は小さくありません。AlmaLinuxプロジェクトは、RedHat Enterprise Linux互換のLinuxOSとしての完全なパッケージ開発に加え、既存のCentOS 8をAlmaLinux 8に移行するスクリプトもリリースしています。弊社内ではCetOS 8からAlmaLinux 8への移行スクリプトを使った移行のテストは問題なく終わっています。また、実際に動かしての確認は未了ですがOracle Linux 8からAlmaLinuxに移行することも可能とされています。

企業システムは、安定であれば急いでOSを変える必要はありません。サーバシステムとPCデスクトップでは運用の考え方が異なります。弊社ではCentOS6の延長サポートも行い、スムーズに移行することを第一にしています。

いつもアクセスありがとうございます。いよいよAlmaLinux 8がリリースされます。期待しています。

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Rocky Linuxは2021年3月31日にRlease Candidateをリリースへ-CentOS8代替

2021-02-02 18:49:13 | Linux
CentOS8を代替すると公式に表明しているディストリビューションの一つがRocky Linuxです。CentOS8の公式サポートは2021年12月31日で終わります。

Rockey Linuxは、CentOSを立ち上げた方がリードして、立ち上がったプロジェクトです。
公式ホームページによると、今は開発の準備が進んでいるようで、2021年1月20日付で発表されたスケジュールによると、

2021年3月31日 Release Candidate(RC)を公開予定

となっています。

Rocky Linuxは、評価できる段階ではありませんが、既に2月ですから、あっという間にリリースとなるでしょう。RCは多くの場合、微調整を重ねてそのままリリースです。Rocky Linux利用を前提としたシステム構築の評価はこのバージョンを使うことになります。

Rocky Linuxは基本的に今のRedHat Enterprize Linux(RHEL)8、そのクローンのCentOS8と同じです。

CentOS8の後継はこうして立ち上がりつつつあるので、サポート終了の予告のインパクトも大きく和らいだ感があります。

いつもアクセスありがとうございます。Rocky LinuxはCentOS代替を目指したコミュニティです。これからの活動が期待されます。引き続きCentOS代替プロジェクトの情報を共有していきます。
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AlmaLinux8-Betaがリリースされました-CentOS8代替

2021-02-02 06:42:04 | Linux
CentOS8は2021年12月31日でサポート終了です。AlmaLinuxプロジェクトが代替リリースに取り組んでおり、AlmaLinux 8.3 Betaをリリースしました。

早速、KVM上で起動してみました。

まだ、詳細な設定は未了ですが、当然インストール手順は同じです。


[takumi@localhost ~]$ cat /etc/redhat-release
AlmaLinux release 8.3 Beta (Purple Manul)
[takumi@localhost ~]$ uname -a
Linux localhost.localdomain 4.18.0-240.el8.x86_64 #1 SMP Fri Jan 15 11:48:38 MSK 2021 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
[takumi@localhost ~]$



いつもアクセスありがとうございます。AlmaLinuxの話題を共有します。引続き、CentOS代替の話題には注視していきます。
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CentOS8はどうなるのか-Streamという新しい方向性

2020-12-16 15:48:46 | Linux
こんにちは。

サーバー用Linuxとして普及しているCentOSがCentOS8からリリース方針を変更しました。CentOS7の方は、これまで同様EOLは2024年6月30日ですので慌てる必要はありません。CentOS8の方も以下を読めば、慌てる必要がありません。

CentOSはたいへん安定した、良いサーバーOSだと思います。主たるサーバOSとして使ってきました。システム構築にはUbuntu ServerかCentOSどちらかを適材適所で使います。

これまでのCentOSは、メジャーバージョン(CentOS5,6,7..)リリース後10年間のサポートが期待できました。これが、システム構築には良い条件なのです。さらに、CentOSの「基」は「RHEL(RedHat Enterprize Linux)」の公開部分から再パッケージ化したものです。すなわち、すでに利用実績があるものを基にしています。当然、安定性を期待できます。

このような背景から、CentOSはシステム構築のLinuxとしてサポートを求めなければ、極めて良い選択だと考えてきました。

CentOSは、RHELのリリースを後追いする形でメジャー、マイナーリリースを重ねます。この方針がCentOS8から変わり、2021年12月31日に、これまでのリリース方式が終了します。これまでに準じた10年サポートはなくなります。ありゃ〜。私も困ります。

すでにCentOS8はCentOS8-Streamという新しいリリース方式を提供しています。この方式では、7.1,7.2のようなポイントリリースの考えを無くし、手当が必要なソフトウエアを随時更新していきます。

こうすることで、構成するソフトウエアの、特にセキュリティパッチ等のリリースが時期に則したものになります。また、構成するソフトの更新も適宜行われることになり、これまでの「固定したポイントバージョン」という考えがなくなるのです。

システムを構築して提供する側は「どのバージョンを基準に提供するか」の基準を持つことが難しくなります。「2021年4月ごろに作ったんだよね」「その時のOSは再現できるの???」と5年後に会話するわけです。

「そういう作り方に慣れろ。それが今からのやり方だ」ということもよく理解できますが、CentOS8の発表で困ることがあります。それは「CentOS8-StreamはRHEL8と同等ではなく、RHEL8に将来的に追加、変更する機能を実装する」という発表です。すなわち「RHEL8のテスト実装」に位置づけられます。あらまぁ〜〜。Stream化より、こちらのほうが抵抗があります。

私は、CentOS8のポイントリリース版を使い続けます。2021年には、「CentOS」ではない、これまでのポイントリリース方針を踏襲するRHELクローンOSに移行します。

すでに、CentOS6はEOLになりましたが、当方のお客様のシステムは2024年までセキュリティパッチを提供し続けます。このパッチはCentOSコミュニティーの成果ではなく、たくさん使っている会社が作成したものを、分けてもらうのです。

RedHat Linuxは、今はIBMがスポンサーです。CentOSコミュニティーは発足当初と異なり、RedHat社の支援を受けています。その事自体はLinuxを巨大企業が支えるのですから、良い方向性だとおもいます。ただ、RedHat社は自社のサポートサービスを使って欲しいのです。CentOSの方向性を安定版提供から、発展版提供に変え、早期にテストして製品版RHELに反映させ、品質を向上させたほうが良いことも理解できます。ただ、それではシステム構築担当は使いにくい。なのでRHELのライセンスが売れるというシナリオなのでしょう。

CentOSでシステムを組んできた方は、システムのことはおわかりでしょうから、他のRHELクローンOSに移るだけでしょう。RHELを積極的に使っている方は、早期検証版としてCentOS Streamが役に立ちます。

すでに、これまでのCentOSの固定リリースの良さを引き継ぐ、新しいコミュニティの創設の発表が、いくつか行われています。元々がオープンですから、分派することで「これまでのリリース方針を維持する」というCentOSとは異なる、新しい流れが生まれます。オープンソースのプロジェクトならではの、柔軟性です。

長い間CentOSを利用してきた方は、一度CentOSプロジェクトが弱体化した時期を経験しており、代替案を考えたことでしょう。今は、しっかりした選択肢も複数あるので、あまり困らないというのが正直な気持ちです。


「CentOS8はどうなるのか-Streamという新しい方向性」
私は、RHELクローンOSを継続して使う方向です。
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CentOS 6は2020年11月30日に公式提供完了になり、リポジトリが変更になっています

2020-12-06 07:49:49 | Linux/Android
今日は「CentOS 6は2020年11月30日に公式提供完了になり、リポジトリが変更になっています」です。

まだまだ、利用者の多いCentOS 6がEOL(End of Life)になりました。EOLになると、CentOS公式のリポジトリが変更され、アップデートやソフトのインストールができなくなります。ただ、変更の設定をすることで、EOL後も使い続けることや、インストールすることはできます。

ただ、そのことをCentOSプロジェクトは積極的にサポートはしません。当然のことです。

本来は、新しいOSに移行するほうが良いのですが、システムとして作り上げたものは、そう理想的に移行できるものではありません。

CentOS 6を継続して利用するリスクは、セキュリティ対応です。当方も困ったので、有償ですが、セキュリティサポートを2014年まで延長する技術支援を始めました。


いつもアクセスありがとうございます。CentOSはサーバ用Linuxの代表で、とてもたくさん使われていると推定しています。
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Ubuntu 20.04 LTSにLXC/LXD仮想環境をインストールする

2020-10-10 16:06:46 | Linux/Ubuntu
今回は「Ubuntu 20.04 LTSにLXC/LXD仮想環境をインストールする」です。
弊社では、LXCコンテナ型仮想サーバをシステム構築に活用しています。

■Linuxの配布仕様とリリース情報
takumi@tubs01:~$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 20.04.1 LTS
Release: 20.04
Codename: focal

takumi@tubs01:~$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04.1 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 20.04.1 LTS"
VERSION_ID="20.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=focal
UBUNTU_CODENAME=focal
takumi@tubs01:~$


■LXCを試してみる
takumi@tubs01:~$ lxc

コマンド 'lxc' が見つかりません。次の方法でインストールできます:

sudo snap install lxd # version 4.6, or
sudo apt install lxd-installer # version 1
sudo apt install lxd # version 1:0.9

他のバージョンについては 'snap info lxd' を確認してください。
takumi@tubs01:~$


■snapを使ってLXDをインストールする
takumi@tubs01:~$ sudo snap install lxd
2020-10-10T06:44:32+09:00 INFO Waiting for automatic snapd restart...
lxd 4.6 from Canonical✓ installed
takumi@tubs01:~$


■LXDのインストールが成功したことを確認する
takumi@tubs01:~$ sudo lxc list
If this is your first time running LXD on this machine, you should also run: lxd init
To start your first instance, try: lxc launch ubuntu:18.04


+------+-------+------+------+------+-----------+
| NAME | STATE | IPV4 | IPV6 | TYPE | SNAPSHOTS |
+------+-------+------+------+------+-----------+
takumi@tubs01:~$


■LXDの初期化をする
(*)意識的に全てデフォルトでインストールしています。
takumi@tubs01:~$ lxd init
Would you like to use LXD clustering? (yes/no) [default=no]:
Do you want to configure a new storage pool? (yes/no) [default=yes]:
Name of the new storage pool [default=default]:
Name of the storage backend to use (lvm, ceph, btrfs, dir) [default=btrfs]:
Create a new BTRFS pool? (yes/no) [default=yes]:
Would you like to use an existing empty disk or partition? (yes/no) [default=no]:
Size in GB of the new loop device (1GB minimum) [default=5GB]:
Would you like to connect to a MAAS server? (yes/no) [default=no]:
Would you like to create a new local network bridge? (yes/no) [default=yes]:
What should the new bridge be called? [default=lxdbr0]:
What IPv4 address should be used? (CIDR subnet notation, “auto” or “none”) [default=auto]:
What IPv6 address should be used? (CIDR subnet notation, “auto” or “none”) [default=auto]:
Would you like LXD to be available over the network? (yes/no) [default=no]:
Would you like stale cached images to be updated automatically? (yes/no) [default=yes]
Would you like a YAML "lxd init" preseed to be printed? (yes/no) [default=no]:
takumi@tubs01:~$


■LXDコマンドヘルプ
(*)LXCコマンドはLXDコマンドに統合されています。

takumi@tubs01:~$ sudo lxc --help
Description:
Command line client for LXD

All of LXD's features can be driven through the various commands below.
For help with any of those, simply call them with --help.

Usage:
lxc [command]

Available Commands:
alias Manage command aliases
cluster Manage cluster members
config Manage instance and server configuration options
console Attach to instance consoles
copy Copy instances within or in between LXD servers
delete Delete instances and snapshots
exec Execute commands in instances
export Export instance backups
file Manage files in instances
help Help about any command
image Manage images
import Import instance backups
info Show instance or server information
launch Create and start instances from images
list List instances
move Move instances within or in between LXD servers
network Manage and attach instances to networks
operation List, show and delete background operations
profile Manage profiles
project Manage projects
publish Publish instances as images
remote Manage the list of remote servers
rename Rename instances and snapshots
restart Restart instances
restore Restore instances from snapshots
snapshot Create instance snapshots
start Start instances
stop Stop instances
storage Manage storage pools and volumes
version Show local and remote versions

Flags:
--all Show less common commands
--debug Show all debug messages
--force-local Force using the local unix socket
-h, --help Print help
--project string Override the source project
-q, --quiet Don't show progress information
-v, --verbose Show all information messages
--version Print version number

Use "lxc [command] --help" for more information about a command.
takumi@tubs01:~$

■LXCコマンドを実行してみる
takumi@tubs01:~$ lxc-ls

コマンド 'lxc-ls' が見つかりません。次の方法でインストールできます:

sudo apt install lxc-utils

■lxcのコマンドをインストールする
takumi@tubs01:~$ sudo apt install lxc-utils
[sudo] takumi のパスワード:
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
dns-root-data dnsmasq-base libidn11 liblxc-common liblxc1 libpam-cgfs lxcfs uidmap
提案パッケージ:
btrfs-tools lxc-templates lxctl
以下のパッケージが新たにインストールされます:
dns-root-data dnsmasq-base libidn11 liblxc-common liblxc1 libpam-cgfs lxc-utils lxcfs uidmap
アップグレード: 0 個、新規インストール: 9 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
1,607 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 5,460 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] y
.....省略.....
takumi@tubs01:~$

LXCコマンドでCentOS8をインストールする
takumi@tubs01:~$ sudo lxc-create -n DHCP01A -t download
Setting up the GPG keyring
Downloading the image index
---
DIST RELEASE ARCH VARIANT BUILD
---
alpine 3.10 amd64 default 20201009_13:00
alpine 3.10 arm64 default 20201009_13:00
alpine 3.10 armhf default 20201009_13:00
alpine 3.10 i386 default 20201009_13:00
alpine 3.10 ppc64el default 20201009_13:00
alpine 3.10 s390x default 20201009_13:00
alpine 3.11 amd64 default 20201009_13:00
alpine 3.11 arm64 default 20201009_13:00
alpine 3.11 armhf default 20201009_13:00
alpine 3.11 i386 default 20201009_13:00
alpine 3.11 ppc64el default 20201009_13:01
alpine 3.11 s390x default 20201009_13:00
alpine 3.12 amd64 default 20201009_13:00
alpine 3.12 arm64 default 20201009_13:00
alpine 3.12 armhf default 20201009_13:00
alpine 3.12 i386 default 20201009_13:00
alpine 3.12 ppc64el default 20201009_13:00
alpine 3.12 s390x default 20201009_13:00
alpine 3.9 amd64 default 20201009_13:00
alpine 3.9 arm64 default 20201009_13:00
alpine 3.9 armhf default 20201009_13:00
alpine 3.9 i386 default 20201009_13:00
alpine 3.9 ppc64el default 20201009_13:00
alpine 3.9 s390x default 20201009_13:00
alpine edge amd64 default 20201009_13:00
alpine edge arm64 default 20201009_13:00
alpine edge armhf default 20201009_13:00
alpine edge i386 default 20201009_13:00
alpine edge ppc64el default 20201009_13:00
alpine edge s390x default 20201009_13:00
alt Sisyphus amd64 default 20201010_01:17
alt Sisyphus arm64 default 20201010_01:36
alt Sisyphus i386 default 20201010_01:17
alt Sisyphus ppc64el default 20201010_01:17
alt p9 amd64 default 20201010_01:17
alt p9 arm64 default 20201010_01:17
alt p9 i386 default 20201010_01:17
apertis v2019.3 amd64 default 20201008_10:53
apertis v2019.3 arm64 default 20201008_10:53
apertis v2019.3 armhf default 20201008_10:53
apertis v2019.4 amd64 default 20201009_10:53
apertis v2019.4 arm64 default 20201009_10:53
apertis v2019.4 armhf default 20201009_10:53
apertis v2020.1 amd64 default 20201008_10:53
apertis v2020.1 arm64 default 20201008_10:53
apertis v2020.1 armhf default 20201008_10:53
apertis v2020.2 amd64 default 20201009_10:53
apertis v2020.2 arm64 default 20201009_10:53
apertis v2020.2 armhf default 20201009_10:53
archlinux current amd64 default 20201010_04:18
archlinux current arm64 default 20201010_04:18
archlinux current armhf default 20201010_04:18
centos 6 amd64 default 20201009_07:08
centos 6 i386 default 20201009_07:08
centos 7 amd64 default 20201009_07:08
centos 7 armhf default 20201009_07:08
centos 7 i386 default 20201009_07:08
centos 8-Stream amd64 default 20201009_07:08
centos 8-Stream arm64 default 20201009_07:08
centos 8-Stream ppc64el default 20201009_07:08
centos 8 amd64 default 20201009_07:08
centos 8 arm64 default 20201009_07:08
centos 8 ppc64el default 20201009_07:08
debian bullseye amd64 default 20201009_05:24
debian bullseye arm64 default 20201009_05:24
debian bullseye armel default 20201009_05:24
debian bullseye armhf default 20201009_05:40
debian bullseye i386 default 20201009_05:24
debian bullseye ppc64el default 20201009_05:34
debian bullseye s390x default 20201009_05:24
debian buster amd64 default 20201009_05:24
debian buster arm64 default 20201009_05:24
debian buster armel default 20201009_05:24
debian buster armhf default 20201009_05:24
debian buster i386 default 20201009_05:24
debian buster ppc64el default 20201009_05:24
debian buster s390x default 20201009_05:24
debian sid amd64 default 20201009_05:24
debian sid arm64 default 20201009_06:02
debian sid armel default 20201009_05:43
debian sid armhf default 20201009_05:43
debian sid i386 default 20201009_05:24
debian sid ppc64el default 20201009_05:24
debian sid s390x default 20201009_05:24
debian stretch amd64 default 20201009_05:24
debian stretch arm64 default 20201009_06:02
debian stretch armel default 20201009_05:42
debian stretch armhf default 20201009_05:40
debian stretch i386 default 20201009_05:24
debian stretch ppc64el default 20201009_05:24
debian stretch s390x default 20201009_05:24
devuan ascii amd64 default 20201009_11:50
devuan ascii arm64 default 20201009_11:50
devuan ascii armel default 20201009_11:50
devuan ascii armhf default 20201009_11:50
devuan ascii i386 default 20201009_11:50
devuan beowulf amd64 default 20201009_11:50
devuan beowulf arm64 default 20201009_11:50
devuan beowulf armel default 20201009_11:50
devuan beowulf armhf default 20201009_11:50
devuan beowulf i386 default 20201009_11:50
fedora 31 amd64 default 20201009_20:33
fedora 31 arm64 default 20201009_21:11
fedora 31 ppc64el default 20201009_20:33
fedora 31 s390x default 20201009_20:33
fedora 32 amd64 default 20201009_20:33
fedora 32 arm64 default 20201009_20:33
fedora 32 ppc64el default 20201009_20:33
fedora 32 s390x default 20201009_20:33
funtoo 1.4 amd64 default 20201009_17:15
funtoo 1.4 armhf default 20201009_17:16
funtoo 1.4 i386 default 20201009_17:15
gentoo current amd64 default 20201009_16:07
gentoo current armhf default 20201009_16:07
gentoo current i386 default 20201009_16:07
gentoo current ppc64el default 20201009_16:07
gentoo current s390x default 20201009_16:07
kali current amd64 default 20201009_17:15
kali current arm64 default 20201009_17:16
kali current armel default 20201009_17:16
kali current armhf default 20201009_17:16
kali current i386 default 20201009_17:15
mint sarah amd64 default 20201009_09:21
mint sarah i386 default 20201009_08:51
mint serena amd64 default 20201009_09:19
mint serena i386 default 20201009_09:21
mint sonya amd64 default 20201009_09:21
mint sonya i386 default 20201009_08:51
mint sylvia amd64 default 20201009_09:21
mint sylvia i386 default 20201009_09:21
mint tara amd64 default 20201009_09:21
mint tara i386 default 20201009_08:51
mint tessa amd64 default 20201009_08:51
mint tessa i386 default 20201009_08:51
mint tina amd64 default 20201009_08:51
mint tina i386 default 20201009_09:21
mint tricia amd64 default 20201009_09:21
mint tricia i386 default 20201009_08:51
mint ulyana amd64 default 20201009_09:21
opensuse 15.1 amd64 default 20201010_04:20
opensuse 15.1 arm64 default 20201010_04:20
opensuse 15.1 ppc64el default 20201010_04:20
opensuse 15.2 amd64 default 20201010_04:20
opensuse 15.2 arm64 default 20201010_04:20
opensuse 15.2 ppc64el default 20201010_04:20
opensuse tumbleweed amd64 default 20201010_04:20
opensuse tumbleweed arm64 default 20201010_04:43
opensuse tumbleweed i386 default 20201010_04:20
opensuse tumbleweed ppc64el default 20201010_04:27
openwrt 18.06 amd64 default 20201009_11:57
openwrt 19.07 amd64 default 20201009_11:57
openwrt snapshot amd64 default 20201009_11:57
oracle 6 amd64 default 20201009_07:46
oracle 6 i386 default 20201009_07:46
oracle 7 amd64 default 20201009_07:46
oracle 8 amd64 default 20201009_07:46
plamo 6.x amd64 default 20201010_01:33
plamo 6.x i386 default 20201010_01:33
plamo 7.x amd64 default 20201010_01:33
pld current amd64 default 20201009_20:46
pld current i386 default 20201009_20:46
sabayon current amd64 default 20201010_01:52
ubuntu bionic amd64 default 20201009_07:42
ubuntu bionic arm64 default 20201009_08:26
ubuntu bionic armhf default 20201009_07:42
ubuntu bionic i386 default 20201009_07:42
ubuntu bionic ppc64el default 20201009_07:42
ubuntu bionic s390x default 20201009_07:42
ubuntu focal amd64 default 20201009_07:42
ubuntu focal arm64 default 20201009_08:25
ubuntu focal armhf default 20201009_07:42
ubuntu focal ppc64el default 20201009_07:57
ubuntu focal s390x default 20201009_07:42
ubuntu groovy amd64 default 20201009_08:25
ubuntu groovy arm64 default 20201009_07:42
ubuntu groovy armhf default 20201009_08:25
ubuntu groovy ppc64el default 20201009_08:11
ubuntu groovy s390x default 20201009_07:42
ubuntu trusty amd64 default 20201009_07:42
ubuntu trusty arm64 default 20201009_07:42
ubuntu trusty armhf default 20201009_07:42
ubuntu trusty i386 default 20201009_07:42
ubuntu trusty ppc64el default 20201009_07:42
ubuntu xenial amd64 default 20201009_07:42
ubuntu xenial arm64 default 20201009_09:09
ubuntu xenial armhf default 20201009_07:42
ubuntu xenial i386 default 20201009_07:42
ubuntu xenial ppc64el default 20201009_07:42
ubuntu xenial s390x default 20201009_07:42
voidlinux current amd64 default 20201009_17:15
voidlinux current arm64 default 20201009_17:16
voidlinux current armhf default 20201009_17:16
voidlinux current i386 default 20201009_17:15
---
Distribution:
centos
Release:
8
Architecture:
amd64
Downloading the image index
Downloading the rootfs
Downloading the metadata
The image cache is now ready
Unpacking the rootfs
---
You just created a Centos 8 x86_64 (20201009_07:08) container.
takumi@tubs01:~$ sudo lxc-ls -f
NAME STATE AUTOSTART GROUPS IPV4 IPV6 UNPRIVILEGED
DHCP01A STOPPED 0 - - - false


■LXCコマンドでCentOS8を起動する
takumi@tubs01:~$ sudo lxc-attach -n DHCP01A
[root@DHCP01A /]# cat /etc/os-release
NAME="CentOS Linux"
VERSION="8 (Core)"
ID="centos"
ID_LIKE="rhel fedora"
VERSION_ID="8"
PLATFORM_ID="platform:el8"
PRETTY_NAME="CentOS Linux 8 (Core)"
ANSI_COLOR="0;31"
CPE_NAME="cpe:/o:centos:centos:8"
HOME_URL="https://www.centos.org/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.centos.org/"


CENTOS_MANTISBT_PROJECT="CentOS-8"
CENTOS_MANTISBT_PROJECT_VERSION="8"
REDHAT_SUPPORT_PRODUCT="centos"
REDHAT_SUPPORT_PRODUCT_VERSION="8"

■CentOS8コンテナのカーネル情報
(*)親サーバと同じですね。
[root@DHCP01A /]# uname -a
Linux DHCP01A 5.4.0-48-generic #52-Ubuntu SMP Thu Sep 10 10:58:49 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
[root@DHCP01A /]# ^C
[root@DHCP01A /]#


いつもアクセスありがとうございます。LXC/LXDについては引き続き投稿していきます。引き続きよろしくおねがいします。

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linux/snapはアプリインストールの標準化を目指しています

2020-09-17 21:19:22 | AI,IoT,SensorNetworking
今日は「linux/snapはアプリインストールの標準化を目指しています」です。
Linuxはアプリケーションを導入する仕組みがディストリビューション(配布仕様)毎に異なります。やりたいことは同じなのに違うのです。

私は、UbuntuとCentOSを使いますが、よく使うシステム管理のツールは共通化します。そうしないと、操作性が異なりより多くのことを知ることになります。

その中で、ソフトウエア・パッケージのインストール等管理方法は共通化できないのです。似てて非なるもので管理する必要があります。

一方、Pythonを使うとPythonで走るソフトウエア・パッケージはpipを使ってインストールするとどのディストリビューションでも同じです。これは便利です。

snapはUbuntuを開発するCANONICALが支援して開発されているLinuxのディストリビューションに関係なく同じ手順でソフトウエアを管理する仕組みです。

まだ、沢山のソフトがあるわけではありませんが、とても便利です。CentOSもsnapをyumでインストールすれば使うことができるようになります。

開発環境をインストールするときに便利に使っています。


(base) takumi@tanistd:~$ snap list
Name Version Rev Tracking Publisher Notes
android-studio 4.0.1.0 91 latest/stable snapcrafters classic
arduino-mhall119 1.8.12 7 latest/stable mhall119 -
core 16-2.46.1 9993 latest/stable canonical✓ core
core18 20200724 1885 latest/stable canonical✓ base
deployer 0.2.2 45 latest/stable keygenqt -
gnome-3-28-1804 3.28.0-17-gde3d74c.de3d74c 128 latest/stable canonical✓ -
gtk-common-themes 0.1-36-gc75f853 1506 latest/stable canonical✓ -
gtk2-common-themes 0.1 13 latest/stable canonical✓ -
nextcloud 19.0.3snap1 23171 19/stable nextcloud✓ -
powershell 7.0.3 139 lts/stable microsoft-powershell✓ classic
snap-store 3.31.1+git187.84b64e0b 415 latest/stable canonical✓ -
spotify 1.1.26.501.gbe11e53b-15 41 latest/stable spotify✓ -
vlc 3.0.11 1700 latest/stable videolan✓ -
(base) takumi@tanistd:~$ sudo snap install hello-world
[sudo] takumi のパスワード:
hello-world 6.4 from Canonical✓ installed
(base) takumi@tanistd:~$ hello-world
Hello World!
(base) takumi@tanistd:~$

いつもアクセスありがとうございます。続きは不定期に投稿していきます。引続きよろしくお願いします。
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Ubuntu 20.04(Focal Fossa)LTS RCのリリースは4月16日

2020-04-12 22:23:29 | Linux/Ubuntu



今年はUbuntu LTS(Long Term Support)版のリリース年です。LTSのリリースは偶数年に行われ、Ubuntu 20.04(Focal Fossa)LTS RCのリリースは4月16日です。

Ubuntu 18から公式メンテナンス期間が10年に変更となり、RedHat/CentOSと同じように、長期に亘って同じバージョンを使うことができます。
私の場合はもっぱら開発用デスクトップPCにはUbuntuの最新のLTS版を使っているので、RC版が出たら試し始めます。

今後のスケジュールは、以下の通りです。

2020年4月16日 RC版リリース(Release Candidate)
2020年4月23日 正式版リリース
2025年4月   ソフトウエアサポート終了
2030年4月   セキュリティメンテナンス終了


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Ubuntu/LXCで構築できるLinuxディストリビューションの一覧とコンテナ作成手順

2019-01-11 15:15:23 | Linux/Ubuntu

Ubuntu/LXCで構築できるLinuxディストリビューションの一覧とコンテナ作成手順

 

いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「Ubuntu/LXCで構築できるLinuxディストリビューションの一覧とコンテナ作成手順」です。
LXC環境では、とても沢山の種類のLinuxをインストールして使うことができます。
サーバ系のテストで重宝しています。LXCは便利です!

■実行環境

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:    Ubuntu
Description:    Ubuntu 16.04.5 LTS
Release:    16.04
Codename:    xenial
$

■LXCで構築できるLinuxの一覧とコンテナ作成手順

コマンド実行後、表示された一覧を基に、作成するLinuxの種類とCPUアーキテクチャを指定します。

$ sudo lxc-create -t download -n dlub00
Setting up the GPG keyring
Downloading the image index

---
DIST    RELEASE    ARCH    VARIANT    BUILD
---
alpine    3.4    amd64    default    20180627_17:50
alpine    3.4    armhf    default    20180627_17:50
alpine    3.4    i386    default    20180627_17:50
alpine    3.5    amd64    default    20190110_13:01
alpine    3.5    arm64    default    20190110_13:02
alpine    3.5    armhf    default    20190110_13:03
alpine    3.5    i386    default    20190110_13:00
alpine    3.6    amd64    default    20190110_13:00
alpine    3.6    arm64    default    20190110_13:02
alpine    3.6    armhf    default    20190110_13:02
alpine    3.6    i386    default    20190110_13:01
alpine    3.7    amd64    default    20190110_13:01
alpine    3.7    arm64    default    20190110_13:03
alpine    3.7    armhf    default    20190110_18:06
alpine    3.7    i386    default    20190110_13:01
alpine    3.8    amd64    default    20190110_13:00
alpine    3.8    arm64    default    20190110_13:02
alpine    3.8    armhf    default    20190110_18:06
alpine    3.8    i386    default    20190110_13:01
alpine    3.8    ppc64el    default    20190110_13:01
alpine    3.8    s390x    default    20190110_13:01
alpine    edge    amd64    default    20190110_13:01
alpine    edge    arm64    default    20190110_13:02
alpine    edge    armhf    default    20190110_13:04
alpine    edge    i386    default    20190110_13:01
alpine    edge    ppc64el    default    20190110_13:02
alpine    edge    s390x    default    20190110_13:01
archlinux    current    amd64    default    20190111_01:27
centos    6    amd64    default    20190111_02:16
centos    6    i386    default    20190111_02:16
centos    7    amd64    default    20190111_02:16
debian    buster    amd64    default    20190110_05:25
debian    buster    arm64    default    20190110_05:26
debian    buster    armel    default    20190110_05:27
debian    buster    armhf    default    20190110_05:26
debian    buster    i386    default    20190110_05:25
debian    buster    ppc64el    default    20190110_05:25
debian    buster    s390x    default    20190110_05:25
debian    jessie    amd64    default    20190110_05:25
debian    jessie    arm64    default    20180626_05:25
debian    jessie    armel    default    20190110_05:27
debian    jessie    armhf    default    20190110_05:27
debian    jessie    i386    default    20190110_05:25
debian    jessie    powerpc    default    20180626_05:25
debian    jessie    ppc64el    default    20180626_05:25
debian    jessie    s390x    default    20180626_05:25
debian    sid    amd64    default    20190110_05:24
debian    sid    arm64    default    20190110_05:26
debian    sid    armel    default    20190110_05:27
debian    sid    armhf    default    20190110_05:27
debian    sid    i386    default    20190110_05:25
debian    sid    powerpc    default    20180708_05:25
debian    sid    ppc64el    default    20190110_05:25
debian    sid    s390x    default    20190110_05:25
debian    stretch    amd64    default    20190110_05:25
debian    stretch    arm64    default    20190110_05:27
debian    stretch    armel    default    20190110_05:26
debian    stretch    armhf    default    20190110_05:27
debian    stretch    i386    default    20190110_05:25
debian    stretch    ppc64el    default    20190110_05:25
debian    stretch    s390x    default    20190110_05:25
debian    wheezy    amd64    default    20180627_05:24
debian    wheezy    armel    default    20180627_05:27
debian    wheezy    armhf    default    20180627_05:26
debian    wheezy    i386    default    20180627_05:25
debian    wheezy    powerpc    default    20180627_05:25
debian    wheezy    s390x    default    20180627_05:25
fedora    26    amd64    default    20181102_01:27
fedora    26    i386    default    20181102_01:27
fedora    27    amd64    default    20190111_01:27
fedora    27    i386    default    20190111_01:27
fedora    28    amd64    default    20190111_01:27
fedora    28    i386    default    20190111_01:27
fedora    29    amd64    default    20190111_01:49
fedora    29    i386    default    20190111_01:27
gentoo    current    amd64    default    20190110_14:12
gentoo    current    i386    default    20190110_14:12
opensuse    15.0    amd64    default    20190111_00:53
opensuse    42.3    amd64    default    20190111_00:53
oracle    6    amd64    default    20190110_11:40
oracle    6    i386    default    20190110_11:40
oracle    7    amd64    default    20190110_11:40
plamo    5.x    amd64    default    20180816_21:36
plamo    5.x    i386    default    20180816_21:36
plamo    6.x    amd64    default    20190110_21:36
plamo    6.x    i386    default    20190110_21:36
plamo    7.x    amd64    default    20190110_21:36
ubuntu    bionic    amd64    default    20190110_07:43
ubuntu    bionic    arm64    default    20190110_07:44
ubuntu    bionic    armhf    default    20190110_07:45
ubuntu    bionic    i386    default    20190110_07:43
ubuntu    bionic    ppc64el    default    20190110_07:43
ubuntu    bionic    s390x    default    20190110_07:43
ubuntu    cosmic    amd64    default    20190110_07:42
ubuntu    cosmic    arm64    default    20190110_07:44
ubuntu    cosmic    armhf    default    20190110_07:45
ubuntu    cosmic    i386    default    20190110_07:43
ubuntu    cosmic    ppc64el    default    20190110_07:44
ubuntu    cosmic    s390x    default    20190110_07:43
ubuntu    disco    amd64    default    20190110_07:42
ubuntu    disco    arm64    default    20190110_07:44
ubuntu    disco    armhf    default    20190110_07:45
ubuntu    disco    i386    default    20190110_07:43
ubuntu    disco    ppc64el    default    20190110_07:44
ubuntu    disco    s390x    default    20190110_07:43
ubuntu    trusty    amd64    default    20190110_07:42
ubuntu    trusty    arm64    default    20190110_07:44
ubuntu    trusty    armhf    default    20190110_07:45
ubuntu    trusty    i386    default    20190110_07:43
ubuntu    trusty    powerpc    default    20180824_07:43
ubuntu    trusty    ppc64el    default    20190110_07:44
ubuntu    xenial    amd64    default    20190110_07:43
ubuntu    xenial    arm64    default    20190110_07:44
ubuntu    xenial    armhf    default    20190110_07:45
ubuntu    xenial    i386    default    20190110_07:43
ubuntu    xenial    powerpc    default    20180824_07:44
ubuntu    xenial    ppc64el    default    20190110_07:44
ubuntu    xenial    s390x    default    20190110_07:43
---

Distribution: ubuntu
Release: bionic
Architecture: amd64

The cached copy has expired, re-downloading...
Downloading the image index
Downloading the rootfs
Downloading the metadata
The image cache is now ready
Unpacking the rootfs

---
You just created an Ubuntu bionic amd64 (20190110_07:43) container.

To enable SSH, run: apt install openssh-server
No default root or user password are set by LXC.
$

■作成したLXC/Ubuntuのバージョンを確認

$ sudo lxc-attach -n dlub00
root@dlub00:/# lsb_relaease -a         
bash: lsb_relaease: command not found
root@dlub00:/# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:    Ubuntu
Description:    Ubuntu 18.04.1 LTS
Release:    18.04
Codename:    bionic
root@dlub00:/#




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Linuxのダウンロード速度をwgetで向上

2017-10-12 22:48:40 | Linux/Ubuntu
匠技術研究所

Linuxのダウンロード速度をwgetで向上


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Linuxのデスクトップ上でOSのイメージファイルをダウンロードすることがしばしばあります。

通常はFirefoxでリンクをクリックしてダウンロードしますが、思ったよりダウンロード時間が長いので、同じURLをwgetで実行してみました。

なんと10倍程度速くダウンロードできましました。ブラウザで20分、wgetで1.5分。

これから、大きなファイルはwgetでダウンロードすることにします。

■一般的な使い方
$wget
http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/7/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-Minimal-1708.iso

■実際にダウンロードした例
$ wget
http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/7/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-Minimal-1708.iso
http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/7/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-Minimal-1708.iso
ftp.iij.ad.jp (ftp.iij.ad.jp) をDNSに問いあわせています... 202.232.140.70 ftp.iij.ad.jp (ftp.iij.ad.jp)|202.232.140.70|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 830472192 (792M) [application/octet-stream] `CentOS-7-x86_64-Minimal-1708.iso' に保存中

100%[===================>] 792.00M 11.4MB/s in 95s

2017-10-11 10:56:43 (8.31 MB/s) - `CentOS-7-x86_64-Minimal-1708.iso'
へ保存完了 [830472192/830472192]

$
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