ヤマハルーターのダイナミックDNSを設定する
こんにちは。匠技術研究所の谷山亮治です。
ヤマハルーターはヤマハが提供するNetVolanteDNSと呼ぶダイナミックDNSを使うことができます。事務所のヤマハルーターにダイナミックDNSを設定することで事務所にVPN接続ができて便利です。この投稿も事務所のPCに出張先からVPN接続し、その上で作成、投稿したものです。
□ヤマハNetVolanteDNSの利用にあたって
ヤマハNetVolanteDNSの利用規約はヤマハルーターのWebページにあります。必ずご一読の上ご利用ください。
YAMAHA RTシリーズのFAQ / ネットボランチDNSサービス
□ヤマハNetVolanteDNS(ヤマハ提供ダイナミックDNS)の特徴
このダイナミックDNSサービスは「ヤマハのルーター」のみ利用できます。最近の機種ではGUI登録できるものもありますが、コマンドラインであれば近年の機種であれば全機種利用できます。
NetVolanteDNSを使うと登録したヤマハルーターの現在のIPアドレスをtakumi-rtx1200.aa0.netvolante.jpの形で知ることができます。一般的なインターネット接続である不定アドレス回線でもIPアドレスを知ることができます。
実際にVPNで利用する際は、VPNの仕様に基づくアクセス制限の設定、VPNサーバーの設定が必須になります。NetVolanteDNSの設定後、VPNの仕様に従ってアクセス制限の設定とVPNサーバーの設定を行ってください。
■現時点で登録があるか否かの問い合わせ
# netvolante-dns get hostname list all
(Netvolante DNS server 1)
何もないので表示されない。
ヤマハのヘルプ
# netvolante-dns get hostname list ?
入力形式: netvolante-dns get hostname list インタフェース [server=サーバ番号]
インタフェース = 'lanN', 'wan1', 'vlanN', 'pp 1 - 100' or 'all', サーバ番号 = '1' - '2'
説明: ネットボランチDNSサーバに登録されているホスト名の一覧を取得します
■PPPoE接続しているPP 1番のIPを登録
# pp select 1
pp1# netvolante-dns hostname host pp takumi-rtx1200
pp1# netvolante-dns go pp 1
(Netvolante DNS server 1)
[takumi-rtx1200.aa0.netvolante.jp] を登録しました
新しい設定を保存しますか? (Y/N)Yセーブ中... CONFIG0 終了
▲よくやる間違い
# netvolante-dns hostname host pp 1 takumi-rtx1200
エラー: このコマンドは相手を選択してから実行してください
pp1#
この後、冒頭の登録確認んコマンドを打つと
# netvolante-dns get hostname list all
(Netvolante DNS server 1)
PP01 takumi-rtx1200.aa0.netvolante.jp
と登録されていることが判ります。
■登録を消去する
PPの場合は以下のコマンドで消去できます。インターフェイスを指定することで消去できます。
# netvolante-dns delete go pp 1
ヤマハのヘルプ
# netvolante-dns delete go pp ?
入力形式: netvolante-dns delete go pp PP番号 [server=サーバ番号] [ホスト名]
PP番号 = '1 - 100', サーバ番号 = '1' - '2'
説明: ネットボランチDNSサーバから設定を削除します
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