蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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頭の中を見る。

2006年10月29日 | つぶやき
昨日、目の前がクルンクルンと回ってしまった。
「めまい」というやつだが、絶世の美女を見てしまった訳ではない。
久々のでっかい「めまい」、まともに立って歩けなかった。
こ一時間で収まったのだが・・・・

そんな訳で、病院へ行き、まずは耳鼻科で検診。
魚眼レンズのようなレンズの付いた水中眼鏡みたいなのをかけて、あちこち向いたり、周りの音が聞こえない部屋で、ヘッドフォンをかけてボタンを押したり・・・
静かな部屋(部屋というよりも箱)の中で気がついたのは、キーンとかサーとか、以外とノイズがあるなということ。これが、シーンって音かな?
でも、検査の結果は、耳鼻科的には問題無しとの事。

なんだかんだで午前中いっぱいかかってしまったが、ついでというか、また来るのも面倒なので、午後からは内科検診に突入。

まずは、お決まりの採血。そして、「頭も見ておきましょうね。」との一言で、「核磁気共鳴画像法」MRIでの検査をする事に。
以前、頭を輪切りにしたときは、X線CTだったので、これがはじめて。
私が学生の頃NMR(核磁気共鳴)分析器を学友が使っていたのを見たが、それと比べると随分大掛かり。まぁ、試験管の中身ではなく、人間が入るのだからあたりまえか。
ベットというか台の上に寝かされて、筒の中に。
なんだか、試験管中に入った気分。
ビッビーと大きな音がしてる。デッカイ電磁石の中に入っているのだからそんなもんなのかな?
磁気で、肩こりが治るかと思ったが、そう言う訳にはいかないらしい。
検査時間は、X線CTに比べると長かった。
診察室に戻ったら、なにやらもう一つ検査をするとの事で、別の検査室に行き寝かされて、両手両足に血圧測定用のバンドを巻いた。ちょっと痛いかもしれませんと言われたが・・・
結構痛いよコレ(血圧脈波検査)。

診察室に戻って久々に見る、自分の頭の中。
「奇麗ですね。腫瘍とか、新しい血栓の痕もないし。」と、お医者さんの一言。
自分で言うのもなんだが、脳みそいっぱい詰まってるし、へんな影もないし、我ながらうっとり。
というわけで、血圧が高いみたいなので、そのへんの薬を貰って帰宅。

帰宅して落ち着くと、いつも後で気がつくのだが・・・
「「頭の中の写真」欲しかったなぁ・・・・」ということ。
今度行ったら、一カ所でいいからコピーしてもらえませんか?と頼んでみようか・・・

ちひろの絵のひみつ

2006年10月09日 | 芸術、技法
7月に出版されていた本なのですが、遅ればせながら購入して読んでみました。
逞しさを持った母親の包容力を子供の視線の向こうに感じる絵。
それが、絵本を見る子供達だけではなく、大人にも好まれる絵なのかなと思う。

技法的なものを見ると、洋画の材料である鉛筆や水彩絵の具を使いながら、水墨画にあるような暈かしとか、たらし込み、洋画にはあまり見られない「間」というものがある。

巻末の、ちひろの経歴に藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中田泰、丸木俊に師事とある。

丸木俊と言えば、夫の丸木位里と共に「原爆の図」を描き続けた画家である。
丸木位里は、広島に生まれ水墨画に抽象的表現を持ち込み独自の画風を打ち立てた日本画家。
ちひろも丸木位里の影響をかなり受けたのではないだろうか。
それは、晩年「戦火のなかの子供たち」を描いている事からも想像出来そうな気がする。

そういえば、私は小さい頃「この子はひょうひょうとして落ち着きがないから」と、書道教室に通わさせられた。
それが、考えてみると、自分の絵に影響しているような気がする。
ちひろも書を学んだ事で、水彩画に抵抗なく水墨画の要素を受け入れられたのではないだろうか。
ちひろは、下書きも早々に一気に描き上げたという。
これは、書の感覚に近い物ではないだろうか。

以前、銀座の画廊でお話を伺った水墨画家の方も、下絵を敷かずに頭の中の像を一気に書き上げると言われていた。

私には、当分そこまで到達出来そうにもないが、これは今後の課題だ。

ちひろの絵のひみつ
ちひろ美術館・編 /講談社 ISBN4-06-269250-3 定価 ¥1600円(税別)
2006年7月20日 第一刷発行

Pentax +

2006年10月07日 | 写真
現在使用しているデジカメメーカーのペンタックスからメールで「Pentax +」というページがある事を知りました。
(今更みたいですが・・・)

こういうのを見ていると、デジタル一眼レフのカメラが欲しくなりますね・・・