蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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Photoshop Elements 3.0でのカラーマネージメント

2005年09月24日 | Mac
Elements 3.0で若干変更されたカラー設定。
画像のカラーマネージメント方法を選択のウインドウでは・・・
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○カラーマネージメントなし

○限定されたカラーマネージメント
 限定されたカラーマネージメントはWebに最適です。作業スペースとしてsRGBを使用します。

○完全なカラーマネージメント
 完全なカラーマネージメントはプリントに最適です。作業スペースとしてAdobe RGB が使用され、既存のプロファイルは保護されます。プロファイルのない画像を開くときは sRGBとAdobe RGBのいずれかを選択できます。
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となっている。
では、実際どういう仕様なのか確認してみた。

○カラーマネージメントなし
保存時の埋め込みプロファイルとしては、使用しているシステム(ディスプレイ)のカラープロファイルを指定できる。
カラーマネージメントに対応していないソフトで作成した画像は、一度このモードで読み込み、ディスプレイのプロファイルを埋め込んで保存し、完全なカラーマネージメントに設定を切り替えて再度読み込んで編集すると、作成時に見ていた色で表示されるので良いだろう。
(このへんの仕様は2.0と同じ)

○限定されたカラーマネージメント
sRGBが作業スペースなのだが、プロファイルが無かったり、sRGB以外の場合は、タグのないRGBとして扱われる。
つまり、他のプロファイルの画像でもプロファイルを破棄してしまう最もヤバイ仕様だ。
Windowsのシステムの、なにがなんでもsRGBとしてしまう悪い仕様を受け継いだ感じ。
Web用画像の編集用なら、いっそのこと、プロファイルが違ったらsRGBに変換してくれた方がなんぼかましと思ってしまう。
使い道としては、一からsRGB画像を作る時。
そして、保存時にsRGB のプロファイルを埋め込めるので、他のプロファイルからsRGBに変換するときの、sRGBの白紙を作るくらいか・・・

○完全なカラーマネージメント
プロファイルが埋め込まれている画像を開くときは、埋め込みプロファイルが保護されるので、通常はこれに設定しておくのが正しい?使い方だろう。
プロファイルが埋め込まれていないときは、「そのままにする」、Adobe RGBを指定、sRGBを指定の3つから選んで開ける。
この時、「そのままにする」を選んだ場合、タグのないRGBだが、作業スペースはAdobe RGBになっているので注意が必要だ。
タグのないRGBと表示されている場合は、Adobe RGBを埋め込む事ができるが・・・それをしちゃっていいのか疑問だ。
Elementsで編集した画像を他のカラマネに対応していないソフトに再度持っていく場合は、「カラーマネージメントなし」の設定で作業する方がいいだろう。

ここで、Elementsの賢いところは、異なったプロファイルの画像間でのコピー&ペーストではペースト先のプロファイルに変換してくれるというところだ。
ただし、この変換には、少なからず画像の劣化があることに注意すべきだろう。
でも・・・・
後で、色調整するにしても、8ビット編集しかできないElementsなので気にしてもしょうがないか(^^;)

保存時のプロファイルの埋め込みは、ウインドウの左下に表示できる「ドキュメントのプロファイル」で確認できるものが使用される。

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Web用画像の作成)
カラーマネージメントがちゃんとされているMacユーザーが相手なら何も気にせず、「完全なカラーマネージメント」で作ってプロファイルを埋め込んでおけば問題ないのだが・・・・
ここは、そういう感覚のないWindows機でもちゃんとした色に近いものを見れるように、sRGBカラースペースの画像を作りたいところ。
で、以前にも書いたが、再度まとめておく事にする。

1)カラー設定を「限定されたカラーマネージメント」にして、白紙を作り、sRGBプロファイルを埋め込んで保存する。
2)カラー設定を「完全なカラーマネージメント」にし、変換したい画像と、sRGBの白紙を読み込む。
3)変換したい画像をコピーし、sRGBの白紙にペーストし、Web用に保存で「iCCプロファイル」にチェックし、名前を付けて保存する。

ちょっと手間だがしょうがない。
前回のコメントで2.0から3.0でカラマネ退化って書いてしまったが、素人はプロファイル変換しちゃダメっ!
そういうことが判っている人はフルバージョンを買いなさいってって事なんだろうな・・・・

ここは、次のバージョンアップで、プリントアウトの感覚で、Web用画像の作成時にsRGBに変換するオプションが増えていることを期待しよう。
もっとも、そのころには、Windows機のカラースペースが広がっているかな?(^^;)

Photoshop Elements 2.0復活

2005年09月21日 | Mac
OSをMac OSX Tiger にしたことで、Photoshop Elements 3.0を購入したんだけど・・・
カラーマネージメント機能がWindows版2.0なみに退化している。

通常は、カラー設定を「完全なカラーマネージメント」(作業スペース:Adobe RGB )にしていれば問題は無いのだけれど。
(とはいえ、プロファイルが埋め込まれていれば、有無を言わさず、埋め込みプロファイルで開いてしまう。)
限定されたカラーマネージメント(作業スペース:sRGB)で使うと、sRGB以外は、カラープロファイルが埋め込まれていても、「タグのないRGB」になってしまう。保存時、sRGBを埋め込む事はできるのだが。
これってまずくない?

Windws版の悪いところに汚染されてしまっている。

2.0だったら、プロファイルが違えば、作業プロファイルに変換しますか?それとも、埋め込みプロファイルで作業しますか?と丁寧に聞いてくるのだが。
つまり、2.0で使えた、プロファイル変換(Adobe RGBからsRGBへの変換 あるいはその逆)ができなくなっちゃっているのだ!
これは明らかに退化。

というわけで、2.0を復活させてしまいました。(^^;)

一応、Tigerでも動いているので、フルバージョンのPhotoshopを購入する元気のない人でも、色にこだわるなら、2.0をショップで見かけたら買いだと思います。
ただ、3.0ではタブレットのオプションが設定できるようになったり、カラーがパレットを使えたり、何種類か選べるようになって、手描きには都合が良くなっている。
3.0は、写真の初心者(よけいな事を考えずにPhotoshopまかせでそれなりにできる)とMacで絵を直接描く人には良いかもしれない。
2.0はフルバージョンまではいらないけどそれなりにこだわりたい人向けといった気がします。

P.S.
以前紹介したWindows版2.0でのプロファイル変換の裏技を使えば、プロファイル変換は、一応できるようです。

SHINOBI ラジオサイドストーリー

2005年09月16日 | その他
9月17日から全国ロードショーされる映画「SHINOBI」
伊賀と甲賀を描いた忍者ものということだ。
主演:仲間由紀恵、オダギリジョー
予告編をアップルのページでクイックタイムで放送しているのはいつもの通り。
しかし、今回はちょっと違う。
iPod nanoの発売記念ということもあるのかもしれないが、この映画のサイドストーリーをアップルのページでポッドキャストしている。

「SHINOBI」

映画を見に行く前に、ちょっと聴いておくのもいいかもしれない。

iTunesで聴くと、スライドショーも楽しめる。
iPod や iPod nanoだと聴きながら見れるのかな?
残念ながら私のは、shuffleなので判らない(^^;)

ラジオドラマって、映画やTVドラマと違って、小説を読んでいるような想像力をかきたたさせるところが好きだ。
よくNHKなどでSFものとかを夕方やっている事があるのだが、仕事で聴きそこねる事が多い。
こういうのってポッドキャストしてもらえると嬉しいな。

ガンボージ・ジェニュインが消えた。

2005年09月10日 | 芸術、技法
今日、画材屋さんへ行ったら・・・・
W&Nの廃色のケースに透明水彩(ハーフパン)No,265 ガンボージ・ジェニュインが入ってた。
そして、チューブのケースには、新色として No,491 パーマネントモーブが加わっていた。(パンには従来からあった色)
両方とも私の常用色だったのだが。
ガンボージ・ジェニュインは若干耐光性が劣るためNo,267のニューガンボージに置き換えられたらしい。
他にも何色か廃止になった色があった。そして新しい色が加わった。
ちょっと寂しいかも。

詳細は・・・
W&Nホームページ

P.S.
あれれぇ~っ!!
W&Nの新しいカラーチャートを眺めていたら・・・
No.708 ウインザー・エメラルドがないぞっ!
これは大事だっ! No.721のウインザー・グリーン・イエローシェードで似たような色にならなくもないけど・・・
あの、鮮やかさは、ウインザーグリーンでは出ないぞっ!と思ってパレットから外せないでいた色なのに・・・
コットマンのNo,235 エメラルドを試してみるか・・・・

iTunes + QuickTime アップデート

2005年09月08日 | Mac
今朝、iPod nanoが発表されたけど、かっこいいねぇ!
でも、先日シャッフル買ったばかりだし・・・
しかし、これだと写真や絵をカラーで持ち運べるぞ!
なんて考えていたら・・・・

ほよぉ!
先日4.9になってポッドキャストが!って喜んでいた iTunesが5.0になってるし、QuickTime も7.02になってるぞ!

アップデートは、ファインダーのアップルマークの下にあるソフトウエア・アップデートを押すだけなので簡単だ。

で、何かが変わったか?
インターフェースが一新して、検索バーが付いたのが目玉みたい。
ランダムシャッフルも対象を調節して、聴きたい曲を聴けるようなってる。
あと、お子様向けのプロテクト。
詳細は、アップルのページで(^^;)

Safari2.0ってColorSync対応してる!?

2005年09月05日 | Mac
さっき、本館(画像展覧閣 蛸林堂)のギャラリーに【娘20 日溜まり】を大きいサイズでUPして、ブラウザで確認していたら・・・

あれ!? FireFOX 1.06 で見るとなんか色が薄い。

でもって、Safariで見たら、ちゃんと見える。(PhotoShopやOSXのプレビューで見たのと同じ色)
本館で公開している絵は、カラープロファイルを埋め込んでいるのだが、どうやらSafari 2.0でColorSync対応したらしい。
環境設定やAppleのホームページにはそれらしい事は書いてなかったのだが。
Appleさん、やるじゃん!

w052【娘20 日溜まり】

2005年09月05日 | 
【娘20 日溜まり】水彩 SM (SENNELIER)
女性を描こうと思ったので、全体を水で湿らせて描く事は殆ど無いから、思い切ってセヌリエを使ってみた。
乾いたまま描くなら、そんなに悪くないかも。と思った。
ただ、やっぱっり滑らかなグラデーションを思った通りに筆跡を残さず作ろうと思うと、普段使っているWATER FORDやワットマンより扱い辛いかな。


tdw051【モノトーンの風景】

2005年09月02日 | 
tdw051【モノトーンの風景】墨、水彩、はがき(ワットマン)

先日、新幹線で大阪に行ってきた。
東京では晴れていた空が、名古屋に着く頃には雨になった。
厚木から三島までを除いて、それまで、車窓には、灰色の家並みと人工的な田畠が続き、いささか嫌気がさしていたのだが・・・・岐阜に入ってから、低い山が迫り、ほっとした。
帰りの車窓では、陽が落ち、山並みにガスがかかったモノトーンの風景だった。
灰色の家並みや手入れが行き届いた田畠も、蟻の巣のように生き物が作った自然の一部と言えなくもないのだが、この辺りの風景は、人が自然の中に生かされていると感じる風景だった。
それは、まるで水墨画のなかに居るようだった。