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竹富島を訪問した日は、日射しはありましたが雲が多く、天気の良かった一昨年の写真を掲載します。(建物は上勢頭館長のご自宅でしょうか)
上勢頭(うえせど)館長から「藁算(わらざん)」の本を紹介されました。
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(著者:栗田文子、出版社:慶友社(2005年11月)
上勢頭館長のお話では栗田文子さんは、「喜宝院蒐集館」の資料をヒントに沖縄中を歩いて研究されたそうで、「喜宝院蒐集館」横のお土産店でも売っていますよと紹介されたものです。
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又、上勢頭館長から「実は、南米にも藁算があった」とおっしゃられ、沖縄と南米のつながりはまだ分かっていないとのことです。
「藁算」を調べてみると、計算と言うより情報の記録や、伝達の機能が中心だったように思えます。
人類が文字を考え出す前の初期段階に使われていたものと考えられ、それが近代まで使われ続けていたと思われます。
■在ペルーの旅行会社「カントゥータトラベル」のサイトで、ペルーのカラル遺跡で「藁算」と似た「キープ」(結縄)とよばれるものが発見されていると記述があり、紹介させて頂きます。
http://www.cantutatravel.com/peruruins.html
<カラル遺跡>
「 キープ(結縄)と呼ばれる紐を組み合わせて、情報伝達に使用した文字の代わりの道具も出土している。キープは4500年以上後のインカ帝国時代まで、貴重な情報伝達手段として南米大陸全土で活用されていた。」
「カラル遺跡」は、南米ペルー共和国の首都リマから北約200Kmにあり、約5000年前(紀元前3000年頃)の遺跡とされ、解明が進むと南米大陸最古の文明となる可能性があるようです。
■国立民俗博物館のサイトでインカ帝国の時代のキープ(結縄)の写真が掲載されています。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/language/02.html
「藁算」が、5,000年以上の昔から続いていた文化だったとは驚きです。
ペルー以外でも南米全体にキープ(結縄)が使われていたようです。
同じ古モンゴロイドの南米インディオと、アイヌの人のDNAが似いてるそうで、沖縄もかっては同じ文明を持つ兄弟だったのかも知れません。
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島には気の遠くなるような古代の文化が残っていますよ。