当別の開拓記念樹を探すとき、柄にもなく焦っていたのには、訳がありました。
その日のうちにもう一本、樹を訪ねたいと思っていたのです。
同じ当別町の当別川を遡ること20数㎞、青山地区にあるという「見晴らしの松」に会うためです。
既に午後の陽は傾きつつあります。私は車(まだバイクに乗れないのです)を走らせました。
この樹は樹種はイチイで(北海道では「松」と呼ばれることも多いのです。)、樹齢は1300年 . . . 本文を読む
(昨日の続き)
まずは記念樹の説明を読んでみます。
なるほど、大きさや樹齢よりも、この当別という地の歴史との関連で記念樹となったのですね。
樹形をよく見ると、何度も枝が折れ、主幹も先のほうが折れて今の形になったようです。
明治の頃は今よりずっと高く、樹冠の広がりも大きかったに違いありません。
また、説明板の中に当別開拓の第一団が入植した折の開拓道の終点だったとあります。(その開拓道について . . . 本文を読む
巨樹を巡る旅。
聖地巡礼の一つとして北海道の記念保護樹木を巡ろうと思ったとき、私の頭にあったのは、圧倒されるような巨大な樹木たちとの出会いでした。
今回訪ねるのは、石狩平野の北の端、当別町にある「開拓記念樹」です。
事前に入手した情報によると、当別町中心街の当別神社にその樹はあるらしい。
どんな出会いになるか、胸を膨らませて当別町に向かいました。
当別市街に入り、当別神社を探していると、街並みの . . . 本文を読む
アルバムを見ていたら、今から20年前、
1987年の北海道ツーリングの写真が何枚か出てきました。
ピンボケに加え、色も褪せていますが、ご容赦を。
春。
喜茂別町から見る羊蹄山です。
この道は今もこのまま、ライダーを迎えてくれています。
原付バイクのライダーがとても多くて、そしてとっても元気だった時代です。
このバイクの少年も今はおそらく40才手前。この時の感動を覚えているでしょうか。
こちらは . . . 本文を読む
さて、SRVと過ごした日々をお読みの皆さんは、樹生は風景になじむとか、花と一緒とか、静かで地味でパワーのないテイスティバイクが好きなんだろう、SRV250って、結局そういうバイクだろう、と思われるかもしれませんね。
実はそうでもありません。
私の考えるバイクツーリングは、「体験型観光ツアー」のようなものではありません。
剥き身でバイクに跨り、未知の土地へ入っていくバイクツーリングでは、突然の . . . 本文を読む
(昨日の続きです。)
SRV250は、ツーリングにとても使いやすいバイクでした。昨日は花とバイクでしたが、今日は、風景の中のSRVを。
よく言われることですが、
「車から見る景色は映画を見ているようだが、バイクは景色そのものの中を走っている実感がある。」
そんな感じは、確かにします。
風に吹かれ、雨に打たれるバイク乗りは、風景との「やり取り」が車とは少し違うように思います。
例えば、山の稜線 . . . 本文を読む
東京の桜はもう開花。ここ、北海道でも、雪解けは進みつつあります。陽射しは春。
でも、北海道の桜は早くても5月初旬から。私の家の回りも雪が多く、まだまだバイクには乗れません。
GPZ1100に乗る前、ヤマハのSRV250に乗っていました。
当時広島県に住んでいましたが、中国、四国、九州方面にツーリングに行きました。
SRV250はとても味わいのあるバイクで、人を威圧するような迫力はありませんが、 . . . 本文を読む
今日は春分の日です。私の住んでいる町は雪が降っています。
雪の中、近所のお寺にお彼岸のお墓参りの人たちがやって来ています。
北海道のバイクシーズンの到来はもう少し先ですね。
昔のアルバムの中から、92年から95年まで乗っていたヤマハSRV250と道端のお地蔵さんを撮ったものを拾い上げました。
昔の街道沿いには、村や集落のはずれに、よくお地蔵さんが立っていました。
北海道では、あまり頻繁には . . . 本文を読む
GPZ1100の快走能力について。デビュー当時、ツキギレーシングのレース連戦連勝からも、GPZ1100はツーリングモデルとはいえ、その走りの潜在能力(ポテンシャル)は相当のもの。へっぽこライダーの私も、95年、ワインディングでNR750と遭遇したときには、走りのセッションを十分楽しめました。
当時広島県に住んでいた僕は、よく広島県西北部の三段峡、吉和、廿日市、大竹と巡るツーリングコースに行っ . . . 本文を読む
旅の終わりに、利尻に沈む夕日が見たい。天塩川河口からオロロンラインを北上。
幌別の風力発電の風車群を過ぎると、道以外には人工物の何も見えない道が続く。
電柱も、ガードレールもない。秋の夕暮れ、冷え込んでくる空気を感じながら、薄雲の晴れることを祈りつつ、ひたすらバイクを北に走らせる。
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美深、音威子府、中川と、川は遠い町々をつなぎながら流れて行く。サロベツ原野。いよいよ天塩川の旅も終わりが近い。幌延手前から蛇行を繰り返し、多くの三日月湖を作り出した流れは、日本海に向けて西に向かい、海の近くで南に向きを変える。天塩川を下る 第3回。天塩町で川は日本海へと解き放たれて行く。
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士別で剣淵川と合流した天塩川は名寄盆地を北に流れる。川幅は徐々に広がり、水量のたっぷりとした流れは滔々(とうとう)と下っていく。名寄付近は、広々とした明るい風景が広がっている。名寄市を過ぎると、北見山地と天塩山地に挟まれ、山あいを縫うように流れる。天塩川を下る第2回、中流で小さな無人駅と出会った。
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天塩川は北海道の中央から北に向かって流れる川で、源流は北見山地天塩岳(1557,6m)、河口は日本海、天塩町。長さ256km、流域面積5,590k㎡で、信濃川、利根川、石狩川に次ぐ、日本でも有数の大きな川である。2005年9月、僕とGPZ1100は天塩川の全貌を体感すべく、まずは源流域、天塩岳の懐へと向かった。
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石狩市の「赤ダモの一本木」を訪ねた日、石狩川河口付近をぶらぶらしました。
すると、堤防沿いの道を馬でぽくぽく散歩中の人を発見。その近く、石狩川の三日月湖の一つでは、氷の上にテントを張り、氷に穴を開けて釣るワカサギ釣りで賑わっていました。……石狩市、札幌市の早春の風物を写真でどうぞ。
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北海道一大きな川、石狩川は、石狩平野をゆっくりと流れ、河口付近になると大きく蛇行して、いくつもの三日月湖を残しています。河口から10㎞、石狩市 生振(おやふる)。そこに、「赤ダモの一本木」があります。その樹は、生振農協の大きな倉庫の脇に倉庫群に囲まれて立っていました。やさしく、力強く、大きな樹を訪ねました。 . . . 本文を読む