光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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5月1日なのでC51のはなし

2024-05-21 05:37:26 | 車両・蒸気機関車
 今回の元記事は5月1日にメインブログに上げたものです。

 わたしにとってはGW恒例のネタになりつつある「日付の語呂合わせネタ」から、今年もいくつかやらせて頂きます(汗)

 今日が5月1日という事で今回はC51を取り上げようかと思います。
 それまでD51、C62、C11といったKATO製品しかない状態だったNゲージの蒸気機関車ジャンルに突然彗星のようにリリースされたのが中村精密のC51でした。

 ボイラ周りはホワイトメタル、キャブや炭水車はブラスという素材はNゲージの蒸機モデルとしては初めて。しかも当初は完成品とは別に「カスタムキット」まで設定されていたりと、それまでのNゲージモデルしか知らないユーザーにはまさにサプライズの塊のようなモデルでした。
 当時はまだ学生だったわたしもこれに驚いた口でしたが、それ以上に驚きだったのは「KATOの蒸機なら2、3両は買えそうなお値段」

 また写真を見てもわかるのがボイラー周りの梯子やパイピングが全てモールドだったので細密感の点でKATOに劣るのも惜しまれる点でした。

 まあ、C51自体にそれほど思い入れがあった訳でもなかったので、当時はTMSの製品紹介を見ている程度のレベルでした(笑) 
 ただ、中村精密の蒸気機関車シリーズはこれをきっかけに席を切った様な怒涛のラインナップで一時期Nゲージを席巻したものです。
 (その過程でC53流線形とかC56、C12などの模型としての名機がリリースされたのも記憶に残ります)

 さらに時代が下りD51からスタートし中村以上の怒涛のリリースを果たしていたマイクロエースからもプラ成型のC51がリリースされました。こちらはバリエーションの多さも特徴のひとつで超特急燕の牽引機とかお召し仕様、給水温め機の違いによるバリエーションまで揃えていましたがマイクロ特有の背高、腰高、キャブ高の「3高プロポーション」もきっちり再現されていて評判の面では微妙なモデルでした。
 (この前後の時期からワールド工芸やキングスホビーなどの精密キットが次々にリリースされています)

 そのC51ですが当鉄道では中村精密の初代モデルの中古(これがなんと仏具屋上がりの骨董品店で売られていた代物でした)とマイクロの中古モデル(ロッドの欠落を同じマイクロのC53のパーツでリペアした思い出がw)などが在籍しています。
 わたしとしても中村精密のモデルの初体験となったC51ですが走りっぷりは重厚感のある物で(その一方、ゴムタイヤの欠落による空転もありましたが)意外と好印象だった記憶があります。
DSCN6463.jpg
 ただ、走りのスムーズさではマイクロでしょう。