くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

「福」務既定路線

2007年09月26日 | くない観
私は、正直言って「アンチ巨人」ならぬ「アンチ自民党」です。
だからといって、民主党他野党を信任するほどお人よしでもありませんが...
ゆえに、“安倍”鳥が濁して去った後の自民党総裁選など、無関心を決め込みたかった・・・のですが、議決権のある衆院で第一党の自民党総裁は、必然的に(首班指名を受けて)内閣総理大臣となる以上は、そうも言って居られず...。
少なからず関心を持って見ていました。

今回は,突然の事とはいえ、コイズミの呪縛が解けたのか,雨後竹の子の如き勢いで立候補者が乱立するかと思ったのですが、結果は,麻生氏と福田氏の一騎打ち。
どうやら、そこに至るまでには様々な力学が働いたようで、この時点で,当初(一応は)目指したであろう、オープンで活発な議論の下での総裁選も形骸化してしまった感があります。

私的な印象としては、キャラが立ちすぎているとはいえフランクで会社経営(社長)の経験もある麻生氏が、地味な福田氏よりも次の総理総裁に相応しいと思ったのですが、自民党の,特に国会議員の内輪では、既に反麻生=福田氏へ長いモノが巻かれていったようで。。。

予てから本命視されていた福田氏が、何かと風当たりの強くなっていた麻生氏の対抗馬として出馬したことで、一気にそちらへ風向きが変わり、組織ばっての支援の前には、もう,デキレースの感は拭えませんでしたね。
そして、結果は“予定通り”に福田氏が新たな総理総裁に選出されてしまいました。
ただ、得票差は1.5倍,党員投票の結果は「麻生氏」に分があったことが、若干の予想外であり、何とか一矢報いることが出来たのでは...。

しかし、決まったことは仕方なし<fotn size=1>では、片付けられないのですが...。
これからは、総裁選時にも感じられなかった覇気(やる気)をどこまで出して国政にあたってくれるのか,見守っていくしか・・・ないですね。
唯でさえ、覇気も感じられなかった福田氏なので期待感も無いのですが、その後の執行部人事や小幅ながらも改造して発足した福田内閣(閣僚)の顔ぶれを見ると、驚く程に解り易い“論功行賞”に、“昭和”の頃の自民党が蘇ったかと思いました。
尤も,とある識者は

尤も,コイズミや安倍氏の時分に比べれば、幾分重厚で堅実な感はありますが...。

ちなみに,とある識者は執行部四役や官房長官に就いた人々をして...
「マスコミでは、とかく派閥の領袖と言っているけれど、この人々はその器ではなく,派閥の“火元責任者”程度」と言っていました。
それだけ国会議員が小粒になった・・・と、いうことでしょうか。

独断専行で、民意に耳を傾けない政治家は困りますが、かと言って,阿諛迎合する政治家にも辟易としますからね...。

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